見出し画像

色々な種類の抱っこ紐を憑りつかれたようにたくさん試していた私へ

生後二か月ごろから私はたくさんの種類の抱っこ紐を試した。
一番定番のエルゴ、最近人気のコニーの抱っこ紐、スリングタイプ、ヒップシート、簡易の抱っこ紐。
一歳になるまでに7種類の抱っこ紐をもらったり、新品で買ったり、メルカリで買ったり…して試行錯誤した。

その数は多分ちょっと人より多い気がする。

具体的にこれが良かった!使えたという話はまたいつかどこかで書こうと思うけど、今回はそういう気持ちをつづりたいわけじゃない。

あんなにいろんな抱っこ紐を試した私はちょっと精神的にまいっていたのだと思う。

「赤ちゃんとの暮らしをなんとか快適にしたい」

自分にぴったりの魔法の抱っこ紐が手に入れば私は楽になれる。
抱っこしないと泣き続ける赤ちゃんがいながらも自分の時間を手に入れることが出来る。

そんな気持ちでいっぱいだったように思う。

生後一ヶ月は眠る時間も長かったし(代わりに授乳やおむつ交換などでてんやわんや)身体もとんでもなく小さかったから、抱っこが大変だとは思わなかった。
二か月ごろからずっと抱っこしていないと泣くようになって、腱鞘炎もできてきた。
重すぎて耐えられないというわけではなかったけど、これからどんどん体重は増えていきずっと抱っこし続けていく未来が恐かった。

だからこそそんな風に憑りつかれたように抱っこ紐を探していたのだ。

そんな私に今伝えたいこと。

子育てのどんな大変なこともすぐ終わる。終わってしまう。

来週1歳になる娘は抱っこしないと泣き続けるなんてことはない。
ベビーカーに長く乗っていて飽きた時、転んで痛い時、なんとなくママが恋しくなった時、そんな時に抱っこ~と両手を大きく伸ばしてくる。
とてもかわいい。

そしてあんなにずっと抱っこ抱っこだったわが子を思うとやっぱり寂しいのだ。

だから今「ご飯を食べる時毎回毎回ぐっちゃぐっちゃ状態」に困っているけど、前のようにまいったりしない。
手で掴む、服の袖をぐちゃぐちゃにする、床にぽろぽろ落とす、食べ物を壁に擦り付ける。

きっと後数か月にそんな日々が懐かしくなることが分かっているから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?