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留学生の恋愛事情

最近小難しいことばっかり書いて疲れたので今回は課題の合間にゆるっと。

トピックも今回はかなり世俗的です。
みんな大好き!!恋バナ!!はーと!!笑

私の寮の地下にはランドリーがある。
洗濯をしている姿を人に見られるのが恥ずかしいので、大体人気のない夜中に行く。しかしあの日、地下に行くと珍しく人の話す声が聞こえた。

ついてないな、と思いつつ部屋に入ると、あの例のパイロット男と私をリトルベイビーと呼んできた女友達が二人きりで何やら楽しそうに話しているではありませんか。(何を話しているのかわからない方は過去のブログを見てみてください。A LITTLE BABYっていうタイトルのやつです。)

パイロット男は前に座っている彼女の髪の毛を結んであげていて、彼女は足をぶらぶらしながらなんとも幸せそうな笑顔。
映画のワンシーンか。

いや普通におったまげだよね。
え、え?ドウナッテルノカナ??

Yup. Frozen状態AGAINです。

状況が全くわからず洗濯物を持ったまま呆然と立ちつくしていると、二人が私の存在に気付く。いや、鬼気まずい。
うん、もちろんパイロット男は私のことはつゆ覚えておりませんでした。まぁあんだけ酔ってれば、そりゃあね。記憶にございませんよね。ハイ。

後日、彼女と寮のキッチンで一緒に料理をして昼ごはんを食べることに。

彼女、美味しい韓国料理を振る舞ってくれました。キムチパンケーキ(キムチちぢみみたいなやつ)、とラーメン。美味しすぎました。さてはこのリトルベイビーを肥えさせようとしているに違いないな、グラニー。

話が盛り上がってきた頃にそろそろいいかなと思って私はとうとう恋バナの口火を切った。

単刀直入に聞くけどさ、君ら付き合ってるん?笑

答えは。。。



女友達:Yes.


私:……..I knew it, girl.



ランドリーにいたときはまだ付き合ってなかったらしいが、
今はそうらしい?
付き合ってくれと言われてないので断言はできないそう。
というのもここでの恋愛のステップというのは本当にややこしく白黒はっきりしずらいのだ。告白という文化がないというのは有名な話だ。

彼女は私に外国によって恋愛スタイルって違うと思うんだけど日本ってどうなの?と聞いてきた。

Don't ask me. FOR REAL.
って感じなんやけど、

日本はここに比べたら付き合う付き合わないの境界線がはっきりしていて
お互い三回目くらのご飯で好意をお互いに察するというくだらない暗黙の了解まである笑、

とだけ答えておきました。

彼女は韓国人なので同じアジア人だからか日本に似た感覚を持っている。
韓国ではすぐに付き合って短い期間で別れるというのも普通らしい。だから簡単に付き合わないカナダの文化に戸惑うことも多いそう。

しかも
①すぐ韓国に戻る。遠距離恋愛の可能性。
②相手は26歳の社会人。ぱいろっと。彼女はちなみに23歳。
③初めての国際恋愛
とハードル高め。

でも大切にしてくれているという感覚があるそうでこんなにちゃんと人を好きになれたの初めてだと本人が言っていたので、それを聞いて安心したし、とても嬉しかった。どうか幸せになってくれ。


え?私はどうかって?

ぶっちゃけると、前より出かけることが増えたように思う。
しかしモテ期到来か?!とは全く思ってない。
(最初ちょっと思ったけど笑)

なぜなら留学生は慣れない土地で話せない言葉とともにサバイブしなければならない圧倒的弱者であり、それがいいと思う人がある一定数いるからだ。まあわからなくもない。日本語という便利な表現の手段を失った私はある意味丸腰で、本来より強い人に見えないため、人が寄ってくるのかもしれない。弱いところというのは別の言い方をすれば愛嬌だ。


加えて、英語という、表現に制限がかかる言語を使わなければならない以上、周りから見えている私は本当の私ではないことは確かだ。偽りの姿でないにせよ、彼らの目に写っている私はほんの一部に過ぎない。

例えばグループでおしゃべりするとき表出するユーモアの種類は自分の内面を体現する。
変化し続ける会話についていき、その場の空気と文脈を瞬時に読み取る。
この時、波を自分のものにする一流のサーファーでなくてはならない。
そして然るべき間の取り方、タイミングで秀逸な言葉を投げかける。
美しい弧を描きながら次の人へ会話のボールをパスするのだ。
このプロセスを通して人はクリエイティブになり、ユーモアセンスをもって自分がどんな人なのかを表現できる。

正直、今の私の英語力では無理だ。
まず会話の流れについて行くのに精一杯。
波を自分のものにできない。
濁流に呑まれぬようボードにしがみつくしかない。
文化の違いもある。
そのジョークのどこがおもろいねん、と思うこともしばしば。
ただ周りの子が言うジョークを聞いて笑ってるだけ。
ジョークに対してそれを上回るジョークを返すことができない悔しさがえげつない。
受け身の状態から抜け出せない。

そんな私らしからぬ大人しさが影響してか私のキャラは日本とカナダでは乖離している。

私はよく日本の友達にK.Mは元気で(うるさい)色々強いよね(癖を含む)と言われるのだが、そんな私がカナダではどうやらcozy, chill and smartなキャラになるらしい。

………どう考えても違くないか、諸君。(真顔


そう、誰も本当の私を知る由なんてない。
寂しいことを言うようだが事実だ。

それに一年でいなくなると分かっているのになんで?って思ってしまうひねくれた女がここにいます。
我ながら可愛くない。

いろんな人に出会い、いろんな景色をみることこそ留学の醍醐味であることは変わりないので、友達の誰かが誘ってくれたら受け入れるし全力で楽しもうとは思う。

ただ誰もまだ知らない本当の自分をこの私が大切にしてあげたいし、忘れたくない。
そして英語を本当の自分を反映させられる次元まで昇華させなければならないASAP。

Pick anyone you like and just enjoyとパイロットと付き合ってる女友達に軽く言われたが
I would rather pick what I should do for now and enjoy loneliness
って感じかなあ。

つまらない女、とは言わせないからな!!





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