Donuts-Report | 一般社団法人e-donuts

"10代の「やってみたい」を育てる、叶える。"をミッションに掲げ、…

Donuts-Report | 一般社団法人e-donuts

"10代の「やってみたい」を育てる、叶える。"をミッションに掲げ、公教育の探究学習を支援する団体です。 このアカウントでは、中高の探究学習の様子や、当社の支援活動などについて発信していきます。(23年6月開設) https://www.e-donuts.com

最近の記事

「やってみたら?」で高校生がコーヒー×燻製チップの商品開発をやってみた

京都の府立高校の生徒たちが、探究学習の一環で「コーヒーかす再利用し燻製チップにする」というアイデアをもって実際に商品企画・開発から販売までやってみました。 以下では、その様子についてレポートします。 「やってみる」までの経緯 今年の1月、京都の府立高校の子たちが、職員室や地域からコーヒーかすを集めて燻製チップにするというアイデアをプレゼンしてくれました。 非常に面白いアイデアだったので「実際にやってみたら?そのための機会は用意するので」と声をかけたところ、生徒たちからも

    • 「教員たちはどう向き合うか」探究学習指導研修会を実施しました

      私たちの団体は、普段は生徒たちの支援を通じて探究学習の後押しをしています。 しかしながら、子どもたちの主体性を保持する探究学習の実現には、現場で日々奮闘されている先生方の指導と協力が不可欠です。 そこで今回はリクエストのあった2校(大阪府立夕陽丘高等学校約60名・滋賀県立大津商業高等学校約30名)にて、「探究において教員に求められる指導のあり方」についての研修会を実施しました。 内容としては主に以下のようなことをお話しました。 ・探究において先生方に意識していただきたいこ

      • 中学生が作ったRPGゲームを京都のゲーム企業の方に見てもらいました

        先日は、泉大津市立小津中学校で「SDGsを学べるRPGゲーム作り」に取り組む生徒たちに、京都のゲーム開発・クリエイティブ企業であるSkelton Crew Studioの石川 武志さんからアドバイスをいただきました! プロジェクトの詳細はこちら↓ 半年以上かけて生徒たちは、「SDGsを楽しく学べるRPGゲーム」を作ってきました。しっかり達成したい目的・ゴールを意識したゲーム設計になっています。 石川さんからは、中学生に合わせた優しい言葉を使用していただきつつも、中身は非

        • 「探究にちょっと興味出てきました」-高校1年240名に講演を行いました

          先日、大阪府立今宮高等学校で約240名の高1生に講演を実施しました。 きっかけは、先生方から「『大阪の課題について』や『探究学習とは何か』について話すことで、これから本格的に探究に取り組む生徒たちへモチベーションの醸成をしてほしい」と相談いただいたことからです。 確かに、多くの学校で「生徒の探究へのモチベーションの低さ」についての悩みの声をいただきます。 しかし、現場の先生方の普段からの尽力のおかげもあり、大人が真っすぐ世の中で起きていることやそこから紐づく探究の価値と面

        「やってみたら?」で高校生がコーヒー×燻製チップの商品開発をやってみた

          ソーシャルビジネスに取り組む高校生と起業家たちが対峙!

          先日、京都でソーシャルビジネス探究に取り組む高校生のアイデアに、ソーシャル領域に取り組む大人が本気でフィードバックする機会を設けました。 担当の先生から「生徒たちが1年間考えてきたアイデアを色々な立場の大人から本気でたたいてあげてほしい」と相談を受けたことがきっかけです。 当日は、以下2名の方にフィードバッカ―としてご協力いただきました。 今回は、意図的に、比較的高校生の皆さんと年の近い方でご活躍されている方をお繋ぎしました。生徒の感想を見ていると、「自分もこれくらい話

          ソーシャルビジネスに取り組む高校生と起業家たちが対峙!

          プロから作詞作曲を学び、高校生による高校生のための応援ソングを作る!

          先日、大阪の府立高校で、高校生向けの応援ソングを自作しようとしている生徒たちから相談を受け、プロのアーティストから助言を受ける機会をセッティングしました。 (ご協力:アソビネクスト-りみみらいらさん) 生徒たちなりに自分たちの考えてきたことをぶつけつつ、今回は特に作詞について、プロからの視点で詳しく学びました。 今回のテーマは作詞作曲ではありましたが、歌というのは「限られた制約の中で誰かにメッセージを伝えること」と考えると、あらゆる創作活動に通じる大切な考え方を子どもた

          プロから作詞作曲を学び、高校生による高校生のための応援ソングを作る!

          高校生が「最後まで使いきれる調味料入れ」の試作に挑戦しました

          大阪府立校の高校生たちが、探究学習の中で生活用品の自作設計と試作にチャレンジしました。 生徒たちが自ら考えたアイデアは、「最後まで使いきれて、環境にも優しい」調味料入れ。 容器の中身を使いきれる構造になっている上に、素材もライスレジンというお米由来のバイオプラスチックを使用する想定しているようです。 生徒たちは柔軟な発想でアイデアを企画したものの、当初はこれを机上から具現化する術がありませんでした。 そこで、先生から「生徒たちにCADソフトと3Dプリンターの使い方を教えてあ

          高校生が「最後まで使いきれる調味料入れ」の試作に挑戦しました

          高校生が「タバコのポイ捨てを減らす方法」をJTにプレゼンしてみた。

          e-donuts代表の藤原です。 現在、京都府立高校の生徒たちが「路上喫煙をなくす」ための課題解決探究に取り組んでいます。 喫煙者と非喫煙者の「共存」をゴールに据えた彼らは、「喫煙を減らす」のではなく、「喫煙者が喫煙所に行きたくなる」ための施策を考えました。 本記事では、施策のブラッシュアップと実行のために生徒がJTの社員さんにプレゼンをする機会をセッティングした際の様子をレポートします。 ※この記事は学校・企業の許可を得て作成しています。 ※この記事は、未成年の喫煙を

          高校生が「タバコのポイ捨てを減らす方法」をJTにプレゼンしてみた。

          社会の中でリサーチを必要としている方へ価値提供したい。| 協賛企業-HMM社代表取締役にお話を聞きました。

          私たち一般社団法人e-donutsは、「10代の『やってみたい』を育てる、叶える。」をミッションに掲げ、公教育の探究学習(*1)を支援しています。 今回は、スポンサーであるH.M.マーケティングリサーチ社(*2)の代表取締役社長 恒藤優様にお話を伺いました。 ※インタビュアー:e-donuts 代表理事 藤原彪人(以下、藤原) ※インタビュイー:HMM 代表取締役社長 恒藤優(以下、恒藤社長) Q1. なぜ協賛してくださったのか? 藤原:そもそもなぜ中高生の探究学習を

          社会の中でリサーチを必要としている方へ価値提供したい。| 協賛企業-HMM社代表取締役にお話を聞きました。

          「ドーナツを穴だけ残して食べるには?」高校生に投げかけてみました。

          e-donuts代表の藤原です。 先日、安田女子中学校・高等学校における「幅広いチャレンジを応援する放課後の場 "Y-lab"」にて出張講座を行いました。 本講座のテーマは、「ドーナツを穴だけ残して食べるには?」というもの。 ・・・一見荒唐無稽に見える問いですが、このテーマには、 「答えのない問いに向き合う姿勢」 「一つの問いを多面的な視点(色々な教科知識や日常で得る知識等)から見る思考」 を示唆するポテンシャルがあると感じて実施しました。 当日は、ドーナツを実際に各テ

          「ドーナツを穴だけ残して食べるには?」高校生に投げかけてみました。

          生徒たちでECサイト改善に挑戦。大江高校PBL Vol.2

          e-donuts代表の藤原です。 本日は、当社が大江高校と共同実施しているプロジェクト学習(PBL)の進捗共有です。 同校には地域特産品などを扱う自前のサイトがあり、「もっとサイトを良くしたい」「地域の商品を買ってほしい」という生徒の思いを後押しすべくサイト改善プロジェクトに取り組んでいます。 詳細はこちら↓ 現在中間地点。 まだまだ途中経過ですが、生徒たちが新しいECサイトの設計図をゼロから作ってくれました! 以下は一部抜粋です↓ 始めは「何から手を付けたらいいかわか

          生徒たちでECサイト改善に挑戦。大江高校PBL Vol.2

          「生徒のアイデアの芽を摘まないために」- 探究×プログラミングの教員研修会を行いました

          この度、「探究学習において情報分野を活用する」ための教員向け研修会を、NPO法人みんなのコードさんと協働で行いました。 今回は実験的取り組みとして、京都・大阪府立高校の6校から先生方をお呼びし実施しました。 きっかけは、 「課題解決や表現の手段として、子どもたちがもっと気軽にアプリやサイトを作れるようにしたい」 「情報分野の活用は意外とハードルが低いことを先生方に知ってほしい」 という思いから。 e-donutsの方から「探究学習の中でどう情報分野を活用するか?」という講

          「生徒のアイデアの芽を摘まないために」- 探究×プログラミングの教員研修会を行いました

          「部活動のパフォーマンスを向上させたい」ー プロからスポーツアナリティクスを学んでみた

          安田女子中学高等学校さんでスポーツアナリティクス講座を実施しました!🏸🏃‍♂️ 講師としては、一般社団法人日本スポーツアナリスト協会(JSAA)の理事お2人にご協力いただきました。 今回の生徒の「やってみたい」は「スポーツアナリティクスを知って、もっと部活のパフォーマンスを上げたい」というものです。 まず、生徒は、講師から「そもそも分析って何か」・「スポーツをどのように分析するか」についての講義を受け、スポーツアナリストという立場からのモノの見方を学びました。 次に、生

          「部活動のパフォーマンスを向上させたい」ー プロからスポーツアナリティクスを学んでみた

          「昆虫食をもっと普及させたい」‐大阪府立高生がエコロギー代表の葦苅さんと交流

          #探究レポ 私たちe-donutsは、大阪府立夕陽丘高校の探究学習をサポートしています。今回は、「昆虫食」をテーマに取り組む5名の生徒に対し、株式会社エコロギー代表の葦苅さんにお話を伺う機会を設けました。 ※この記事は学校の許可を得て作成しています。 “なぜ日本では昆虫食は当たり前じゃないの?”ー生徒たちが興味を持ったきっかけとは 生徒たちが昆虫食に興味を抱いたきっかけは素朴な疑問から。 「昆虫食が当たり前の国もたくさんあるのに、なんで日本ではまだ普及しないんだろう」と

          「昆虫食をもっと普及させたい」‐大阪府立高生がエコロギー代表の葦苅さんと交流

          生徒たちで学校のECサイトの改善に挑戦。大江高校でPBLを始めました

          京都府立大江高等学校では、「高校生の感性とアイデアで地域の魅力ある商品を全国に販売すること」を目的に、「くるせる」という自前のEショッピングモールを運営しています。 しかし、この「くるせる」は10年以上前に立ち上げられたもので、先生方から「サイトを改善して、より商品が売れるようにしたい」といった相談を受けました。また、生徒たちからも「地域外の人たちに、もっとくるせるのことを知ってほしい」という声を受け、私たちe-donutsは大江高校の「やってみたい」を背中押ししたいと考え

          生徒たちで学校のECサイトの改善に挑戦。大江高校でPBLを始めました

          大阪府立夕陽丘高校のスポーツ探究をサポートしました

          #探究レポ 私たちe-donutsは、大阪府立夕陽丘高校の探究学習をサポートしています。 今回は、「スポーツ科学」をテーマに取り組む約20名の生徒たちのメンタリングを行いました。 今年度の探究も中盤に差し掛かる中、担当の先生方から「テーマの再設定や実証・検証方法の再考が必要な班が多いが、フィードバックの仕方に迷っている」という相談をいただき、代表の藤原が直接訪問しました。 今回は、4-5班に分かれて取り組んでいるテーマのうち2つを取り上げ、具体的な声かけ内容を紹介します。

          大阪府立夕陽丘高校のスポーツ探究をサポートしました