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ソーシャルビジネスに取り組む高校生と起業家たちが対峙!

先日、京都でソーシャルビジネス探究に取り組む高校生のアイデアに、ソーシャル領域に取り組む大人が本気でフィードバックする機会を設けました。

担当の先生から「生徒たちが1年間考えてきたアイデアを色々な立場の大人から本気でたたいてあげてほしい」と相談を受けたことがきっかけです。

当日は、以下2名の方にフィードバッカ―としてご協力いただきました。

田丸さくらさん
・主に一次産業の振興、PR事業を行う社会起業家
・2016年 専修大学法学部 入学
・2020年 現役大学生で合同会社NIPPON TABERU TIMES 設立(URL)/株式会社マイナビ農業活性事業部 入社
・2021年 おぐにマルチワーク事業協同組合理事 就任

平野滋英さん
・主にモノづくり企業の支援を行う
・2019年 京都工芸繊維大学大学院デザイン学専攻卒
・2020年(株)Monozukuri Ventures 入社/Kyoto Makers Garage 所属

今回は、意図的に、比較的高校生の皆さんと年の近い方でご活躍されている方をお繋ぎしました。生徒の感想を見ていると、「自分もこれくらい話せるようになりたい」「自分もどこかの領域で課題解決をしたい」といったような、一種の憧れ醸成に繋がったようです。

生徒たちが発表したテーマは、以下のようなものがあり、どれも良く考えこまれた素晴らしいものでした。
■ コーヒーかすを燻製チップにリサイクル!
■ 銭湯とフィットネスジムのタイアップビジネス
■ 高校生が考える、不登校の学生のためのフリースクール
■ 教育現場と企業を繋ぐプラットフォーム

以下に、生徒の感想を一部紹介します。

実際に起業をしている方に意見をいただけたことで、消費者として今まで見えていなかった、事業者側の考え方や戦略に触れ、ビジネスをより身近なものとして感じられるようになりました。「やってみたら?」と言ってもらえたことで、まずは小さな規模からでも、ビジネスに挑戦してみたいと思いました。

普段グループ内で考えていると見えなくなっていたり、気付けなかったりすることがどうしても出てきてしまうと思うのですが、今回プロの方々から客観的にアドバイスしていただいたことで、新たに気づいたことや思いついたことがあったので本当にいい機会になりました。

自分たちがビジネスプランを考える中ではなかなか自信が持てず、プランとして成り立つのか不安だったけど、実際に試してみたらいいのにという意見を頂いて少し自信がつきました。やっぱり失敗してしまうのではないかという不安が大きかったので、できる範囲で少しずつ、また失敗することを恐れず試してみて学ぶことが大切だいう話が印象に残りました。自分たちでどこまでできるか試してみたいと思ったのでメンバーたちと何が実践できるか話し合ってみようと思います。

実際に、今回のセッションで勇気と刺激を貰った1チームは、自分たちのアイデアを商品化して地域で出品すべく、活動を継続しています。

このように、大人と対話することで、子どもたちの「挑戦心」が芽生える事例が増えていけばいいなと感じました。


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