見出し画像

「教員たちはどう向き合うか」探究学習指導研修会を実施しました

私たちの団体は、普段は生徒たちの支援を通じて探究学習の後押しをしています。
しかしながら、子どもたちの主体性を保持する探究学習の実現には、現場で日々奮闘されている先生方の指導と協力が不可欠です。

そこで今回はリクエストのあった2校(大阪府立夕陽丘高等学校約60名・滋賀県立大津商業高等学校約30名)にて、「探究において教員に求められる指導のあり方」についての研修会を実施しました。

内容としては主に以下のようなことをお話しました。
・探究において先生方に意識していただきたいこと(例:個別テーマへの知識を生徒より持っておく必要はなく、適切な問いかけをすることが重要/思っている3倍は褒める)
・探究指導における7大クエスチョン(例:What's the purpose of that?/Why So?/Any other options?)

また、実践編として、特定のシチュエーションを用意したうえで、「自分ならどういった指導や問いかけを行うか」を先生方同士で話し合っていただきました。

使用スライドの抜粋
ワークショップで先生方が話し合っている様子

現場で日々向き合っておられる先生方に指導法を語るのは大変恐れ多くありましたが、いただいた感想から、多くの先生方にとって新鮮な学びと刺激があったように感じ、嬉しく思います。

(以下先生方からの感想・コメントの一部抜粋)

「先生方に探究指導の明示的なアプローチ方法をお伝えでき、大成功でした。 『藤原さんの話よかったなぁー!』という声が会の後職員室から聞こえてきました。」

「特に、生徒に掛ける7つの声かけは、すぐに実践で用いることができる具体的なものを知れたので有難かったです。」

「教員は自動車教習所の教官であるという比喩はとてもその通りだなと思いました。基本的にはやらせてみる。探究自体がうまくいかなくても生徒自身に力がつくのであればやらせてみる。どうしようもない時はちょっと手を入れるって感覚で今後探究指導を行おうと思います。」


※この記事は、学校の許可を得て作成しています。

私たちe-donutsは、これからも日本の公教育現場の様子や探究的な学び活動について発信していきます。
#いいね&フォローお待ちしています!

この記事が参加している募集

探究学習がすき