ポール

クリエイティブディレクター/コピーライター 2006 YOMIKO 2019 Cyb…

ポール

クリエイティブディレクター/コピーライター 2006 YOMIKO 2019 CyberAgent 2022 独立 ノンアルコールバー マフラーしまい髪研究所 2022年世界一周 リモート映画の脚本なども

マガジン

  • 国内ぶらぶら旅行

    国内をぶらぶら旅した記録です

  • 旅づくりワークショップ 〜土佐山 DEEP TOURISM〜

    2023年の1年間、高知県高知市から30分で行ける山、土佐山に通い、そこでのDEEPな体験をツーリズムとして形にしようとしたワークショップ。山姥の伝説、源流で飲むコーヒー、草刈りの競技化、その後のお月見、猪の丸焼き、山のお手入れ、ゆずおちょこ、などなど、そこにしかない旅がありました。

  • 2022年ふつうの旅

    2022年に行った世界一周の記録

  • しごとまわり

    仕事まわりの話です

  • 空想仕事調書

    本当にあったかもしれない仕事のインタビュー集

最近の記事

山菜採りはめっちゃサバイバル

山菜採りを舐めていた。小高い丘にピクニック気分で入り、ほんのちょっと山菜を摘んで、そしたらすぐに天ぷらにして、ああおいしい空気もいいし、的なライトアクティビティだと思っていたから。 甘い考えだった。 今回でラストになる高知土佐山での旅づくりワークショップ。「山菜クエスト」と称して、土佐山の野山を訪ねた。桜は満開であり、天候は温暖。山菜採り日和である。 山や畑に入れさせてもらい、タケノコやタラの芽、クレソンなどを採らせていただく、ゆるふわ楽しいイベントかと思いきや、いきな

    • 七肉粥のつくりかた

      七草粥だと気合いが入らない気がしたので、七肉粥にしてみた。 材料 牛肉、豚バラ、鶏もも、鶏むね、手羽、ウィンナー、ハム 手順 1.肉たちを3cm程度に刻みます。手羽は半分に。 2.フライパンに油を少しひいて炒めます。ハイブリッドされた肉の脂が跳ねるので注意。 3.少しの塩と胡椒で胃に優しく仕上げます。 4.おかゆを温めて、上に肉をかけてできあがり。 手羽を入れた方が出汁が出て参鶏湯みが出るが、食べにくくもなる諸刃の刃。胃腸に喝を入れて今年もがんばります。

      • 2023年よかったコンテンツ

        今年もたくさんのコンテンツを味わった。ずっと日本にいたし。それらを振り返ってみて、なんらかの傾向というか、自分自身の状態と社会や時代とを、こう、うまいこと、ミックスしたような文章を書いて、知的やな〜鋭いな〜と思われたい記事です。ハードル。 映画TAR 見終わってから「あれはなんだったんだろう?」と何度も反芻した映画。この映画の味わい方、楽しみ方はどこにあったんだろう。感じたことのない面白さを受け取って、体や心に染み渡るまで少し時間がかかった。新しいものは、そうやって、自分

        • GYOMUHOKOKU2023

          仕事も無事納めまして本格的にヒマです。この年末の空気感好きです。久しぶりにあの人に会おうかな〜みたいな突発的な連絡や、年末年始あたりの予定をゆるゆる決めるべく、実家や中高の同級生数人とちらほら連絡したりして。 2022年は半分旅に出ていたので、実質的には今年がフリーランス1年目?みたいなところあると思ってます。その業務報告です。大丈夫です。生きてます。めっちゃ儲かったり、激務で死にそうになったり、人格が変わったり、狼のような目つきになったりしてません。めちゃくちゃ通常運転で

        山菜採りはめっちゃサバイバル

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        • 国内ぶらぶら旅行
          24本
        • 旅づくりワークショップ 〜土佐山 DEEP TOURISM〜
          10本
        • 2022年ふつうの旅
          40本
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        • 空想仕事調書
          4本
        • ノンアルバーのこと
          5本

        記事

          今年買ってないけどよかったもの

          今年買ったものの中でよかったものを並べていく、やや自慢的でもありレコメンドが役に立つ的でもある、定番の記事。本当は自分も今年買ってよかったものを並べて、センス見てくれ!ええやろ!TOKYOのライフスタイルやで!ってやろうと思ったけど、買ったものが活躍するタイミングに時差があった。すんげえ前に買ったのに、今年活躍したモノたちがあった。それらのことを紹介したい。今年買ったものも、もちろん入ってます。 α7cⅱ SONYのミラーレス一眼カメラ。今まで使っていたカメラはα7sⅱと

          今年買ってないけどよかったもの

          土佐山モンスターハンター入門

          今回の旅づくりは、「土佐山モンスターハンター入門」。つまり、狩猟である。イノシシを狙った罠を事前に設置しておき、それらを周ることで、狩猟の前後を体験する。 狩猟の一連を教えてくださる達人は、土佐山在住の高橋正蔵さんと高橋幹博さん。それに、幹博さんの孫のかずとくんも。 自治体によって、一人につき、罠の設置数は30箇所までと決められており、設置する箇所には白い札を下げることになっている。ゲリラ的に狩猟をしていいわけではないのだ。 達人によると、獣道にも本線と支線があり、本線

          土佐山モンスターハンター入門

          2023年ふつうの生活

          今年のふりかえり。 2022年は半分旅に出ていたので、2023年はHOMEをつくるのがテーマ、のはずだった。半分はできた気もするし、半分はむしろまた旅ばかりしていたような年だった。そういうものなのかもしれない。 ノンアルバー なんといっても、今年はノンアルバーを始めたのが大きい。渋谷某所のバーを間借りさせてもらって、最初は月2回、今は月1回で実施している。これまでまったく客商売をやったことがなかったので、多くの発見があった。 メニューを開発すること、冊子を編集すること

          2023年ふつうの生活

          土佐山ゆるBBQのゆるくない規模感

          土佐山での活動はワークショップだけではない。時にはノンアルコールバーを開催し、特にテーマを設けず話したりもしている。その中の一回として、民泊や飲食など観光に携わる皆さんの会を催したことがあった。催したというか土佐山アカデミーのデザインした会に乗っかっただけなのだが。 その時、定期的にゆるく集まれる場があった方がいい。という話になって、後日「ゆるBBQ」というイベントが開催されたらしい。土佐山アカデミー主催の会から飛び出して、移住者を中心とした自治によって、多くの人数を集めて

          土佐山ゆるBBQのゆるくない規模感

          森の悪魔を切り拓く土佐山のチェンソーマン

          土佐山アカデミー主催の「旅づくりワークショップ」も第7回を迎えた。ワークショップ講師として高知県に来るのも慣れたもので、目をつぶっていても空港バスで市内にたどり着くことができる。そのまま路線バスを乗り継いで土佐山へ…と思ったら、平日と休日でダイヤが違って、結局車で迎えに来てもらった。慣れによる油断。 今回のテーマは「森のお手入れ」である。世界3位の森林率を誇る日本。その中でも高知県は森林が占める割合がNo. 1なのだ。 人が手を入れた森林を里山(さとやま)という。適切に手

          森の悪魔を切り拓く土佐山のチェンソーマン

          松本塩尻バスツアー

          とある視察。バスツアー形式で一泊、松本と塩尻に行ってきた。フリーになってからこういう社員旅行的な動きはなかなかないので、新鮮で楽しかった。 参加者は皆、比較的自由に動ける&リモートでも仕事ができるメンバーで、バスの中でリモート会議が始まったり、温泉の待合室で打合せが始まったりしていた。令和。 詳しくは言えないけど、ドローンを飛ばすことができたり、新しく手に入れたGRⅢxでの撮影を試せたりしてよかった。 多様なバックグラウンドのメンバーと話したり風呂に入ったり滝を見に行っ

          松本塩尻バスツアー

          草刈機で紫陽花を刈ると、枝に刃が跳ねられて怖い

          高知・土佐山での旅づくりワークショップ。今回は草刈りマスターズ本番。草刈りマスターズとは、草刈りをお手伝いしながら、スポーツ・エクササイズ的にも楽しんでしまおうという企画である。企画・運営は筆者とNPO法人・土佐山アカデミー。 土佐山に住む人なら、自宅周りの草刈りは各自やっているが、集落のみんなが揃ってやるのが、県道の草刈り整備である。これは県から委託金が出る。面白いのは、いったん集落の事務局が受けて、その資金を、懇親会の飲食費、燃料費、機材費にして、コミュニティ全体がうれ

          草刈機で紫陽花を刈ると、枝に刃が跳ねられて怖い

          洞窟を抜けると、夏が終わりかけていた。

          よさこい祭りが終わり、高知は夏のピークが過ぎようとしている。土佐山に来るのもこれで10回を超える。もはや、在住でない人の中で、最も土佐山に詳しい人になりつつある。 というのも、今回は菖蒲洞(しょうぶどう)に入ってきたからだ。高知三大鍾乳洞のひとつで、入場料を取る観光地的運用はしておらず、管轄は県だが、実質的には菖蒲地区の自治によって管理されている。つまり、普通は入れない激レアな場所である。 土佐山で育った人なら小学四年時に社会見学的に入ったりするが、高知県民の1%も知らな

          洞窟を抜けると、夏が終わりかけていた。

          モンゴルの遊牧民に教わったシンプルな生き方

          夏休みで約1週間、モンゴルに行ってきた。大学時代のG先輩と避暑&冒険的なノリで。遊牧民のゲルに泊まって、大草原で馬に乗りたいよね〜的な感じで。 モンゴルの基礎情報はこんな感じ。人口は334万人。横浜より少し少ないくらいだ。面積は日本の約4倍。世界一人口密度の低い国。遊牧民族をルーツとする国。かつてチンギス・カン(最近はハンじゃなくてカンというとか)が最大版図と呼ばれるような広い地域を治める一大帝国であった。 馬に乗り、矢を放つ、最強の軍団であったが、近代化の波には乗れず、

          モンゴルの遊牧民に教わったシンプルな生き方

          吉冨さんって、どんな人?(後編)

          高知県土佐山にあるNPO法人「土佐山アカデミー」事務局長の吉冨慎作さんは、なんとも謎に包まれた人だ。『龍馬街道』というファンサイトを立ち上げたと思ったら『幕末ラムネ』というヒット商品をファミリーマートで販売してみたり、外資系広告代理店でインターネットの戦略を練っていると思ったら、スパッと辞めて高知に移住したり。『世界最速のそうめん流し』をJALの流体力学研究者と企画したり。そんな吉冨さんの言葉はさらに不思議だ。「才能の無駄遣いをする」「オモシロガリスト」「課題は資源」など、一

          吉冨さんって、どんな人?(後編)

          吉冨さんって、どんな人?(前編)

          高知県土佐山にあるNPO法人「土佐山アカデミー」事務局長の吉冨慎作さんは、なんとも謎に包まれた人だ。『龍馬街道』というファンサイトを立ち上げたと思ったら『幕末ラムネ』というヒット商品をファミリーマートで販売してみたり、外資系広告代理店でインターネットの戦略を練っていると思ったら、スパッと辞めて高知に移住したり。『世界最速のそうめん流し』をJALの流体力学研究者と企画したり。そんな吉冨さんの言葉はさらに不思議だ。「才能の無駄遣いをする」「オモシロガリスト」「課題は資源」など、一

          吉冨さんって、どんな人?(前編)

          土佐山を食べる。〜食材調達BBQクエスト〜

          またまたまた高知に来ている。土佐山アカデミーといっしょに「旅づくり」ワークショップをやっているから。土佐山では、セミや鳥の鳴き声が音量を増している。夏だ。 今回のテーマは「BBQの食材を土佐山で調達する」こと。生産者の畑や鶏小屋などを食材調達のためドンドンめぐっていく。もちろん、生産者さんには、あらかじめ土佐山アカデミーから声をかけていただいている。お邪魔するのは最小限の時間である。収穫の時期でもある。 まずは、工石山の水を汲みに行く。今回の参加メンバーはおなじみ山梨大の

          土佐山を食べる。〜食材調達BBQクエスト〜