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薔薇園(改稿#1)

飢え死にしたアジア人の屍肉を順番待ちしながら高い塀の上から見下ろしているハゲワシたち(の写真を中国大使に見せられる) 英米帝国主義の”pecking order”そのものだった(戦犯大川周明なら何と謂うか?)

待て、新自由主義の、新しい資本主義の、潜在的屍肉=私もハゲタカの視線を感じ始めた

   屍肉になるまで待てない
   深紅のハラワタを引き出しては喰い散らかす世襲ゾンビの群れ

・・・私(=死)的感慨は放っておくべきだが・・・ 

ゾンビは人間だけを食物にするところに特色がある 今や過去の人間を好んで食べるゾンビ=私も生きている人間を食べるたくましいゾンビどもに自己の一部を喰いちぎられたままである 

・・・私の欠損などはだれにも気づかれないが・・・

私の肉體のだいじな構成物がおぞましきゾンビたちの血となり肉となる
その”しるし”が私にしか見えていないことが悲しい。

       ☝

茨城県は入管でも警察署でもアジア人が死ぬ県である

死因はすべて自殺または”不可解”なものであって職員や警察官が殺しているわけではない・・・呪

呪・・・呪われた薔薇のように美しい県が日本にはあり
咲いている
五月の薔薇のように
「貧しいアジア人」
を惹きつけてやまない
薔薇が咲き誇っており
血のように赤い五月の薔薇が
茨城県の廃虚に
牛久にあり
大仏の巨人が見下ろす
五月の薔薇園を徘徊する
有色の友人たちが笑っている。


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