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【貧困層と富裕層】

【計画錯覚】

労働者階級 ➡ 富裕層への進化が難しいのはなぜか?
その理由の1つに、人間の非合理的な認識の、計画錯覚というものがある。

【計画錯覚】
時間や予算など計画完遂に必要な資源を常に過小評価し、遂行の容易さを過大評価する傾向。
これは、能力が低い人が自己を過大評価するダニング・クルーガー効果に通ずるものがあると思う。

〜計画錯覚の例〜
ある認知心理学者が教科書執筆に携わる機会を得て、共に取り組んでいるメンバーに対して完成までの期間を問いました。
1年ほどで全体のうちの二章分を書き終えていたことからも、順調に進んでいると思い、最短で1年半、最長で2年半とメンバーは答えました。
ですが完成したのは8年後で、予測の4倍オーバーです!!
ノーベル賞を受賞するほどの認知心理学者でもこの錯覚に陥るとのことなので、この理論を踏まえたうえで物事を進めるべきだと思う。

【楽観バイアスは損をする】

"「ワーストシナリオはワーストではない。むしろベストシナリオである」"
東京オリンピックを例に出すと、「当初の予算は3010億円、その後1兆8000億円に変更」になったが、こういった「ワーストを超えるワースト現象」が色々な損失につながっているのではないか?

想定外のケースをいかに精度高く予測できるか、転がっている変数をどれだけ見つけることができるかが鍵になってくると思った。

教科書執筆の件では4倍もプラスでかかっているので、例えば60歳で完成していると想定する資産計画は100歳になっても達成できないかもしれない。

【修正方法】

チームに属す人間が内部情報を元に結果を予測した場合と
過去の類似ケース(外部情報)を元に予測した場合とでは予測が異なる。
外部情報を前提とすることによって、自分の現在の状況による過度の楽観バイアスを排除することができる。

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