見出し画像

ADHDハックは疲れる、どこまで頑張ればいいか問題

最後まで無料で読めます。
有料エリアに文章はありません。

役に立ったな、応援したいなのお気持ちを頂けたら嬉しいです。

今回はADHDのライフハック全般についてと、自分に合った工夫を見つける方法です。

長年ADHDer、AuDHDerとして頑張ってる人からしたら当たり前のこともあると思いますが、新米発達民や家族、友人、支援者にも伝わればいいなと思って書いていきます。

全てのADHDの人がこれでうまくいくとは限らないし、もしかしたら診断はされてないけど併発してるかもしれないASD的な部分の話かもしれない、不安障害の部分かもしれない。

けれど、ASDや、不安障害などの二次障害を併発する人は多いので、ざっくばらんに書いていきます。


ライフハックやりすぎると疲れる

ADHDの対策ってたくさんあるけど、それは合う合わないがあると思います。
定型発達の人にも色んな人がいるように、発達障害の人にも色んな人がいます。
他の人がいいよって勧めてみたものでも自分に合わないのなんてたくさんあります。

いくつかここでも工夫について書いていきますが、ライフハックを意識しすぎると疲れます。

そんなに定型発達者に擬態しなくていいと思う。
自分が日々穏やかに暮らすために必要な工夫はあった方がいいけれど、無理に定型発達の人が良いと思っている言動に合わせなくて良いと思っています。

だから、私は「定型発達の人は遅刻する人を信用しなくなるから信用されるために遅刻をなくそう」ではなくて「遅刻すると楽しみにしてた映画を途中から見る羽目になって悔しいからこういう風に工夫しよう」みたいな心持ちが好きです。

ADHDの人は自分のために頑張れなくて人の為になら頑張れる人が多いと聞いたことがあります。「自分を愛そう」なんて難しいし、他人の為に頑張れるなら無理なく頑張ればいいけど、それもしんどい人は「自分の快・不快」を目安に動けたらいいんじゃないでしょうか

どうやってハックを見つけているのか

私は部屋を片付けるのが苦手です。
だけど片付いていない状態にも嫌気がさしています。
そういう時に何がネックになってるか、どうしたら動きやすいかを考えるんです。

たとえば、リビングのテーブルにゴミや書類が重なっていて、ご飯を食べるスペースはあるけれどなんかぐちゃぐちゃしていていい気分じゃない。

なんでテーブルにゴミや書類が溜まるのか。

①ゴミ箱がちょっと離れてて捨てるのが面倒くさい。後で捨てようと思って忘れて溜まっていく。

②書類は部屋に持っていくとなくすし、重要なものかどうかすぐ判断できないから後でどうにかしたい。先延ばしして気付いたら山のようになっている。

①について
座ったまま捨てられる位置にもゴミ箱を設置する。
毎回は捨てなくても良いけど、ゴミが溜まってるな〜と気づいた時にゴミ箱に捨てやすい。

②について
書類立てを100均などで買って、とにかくなんでもそこに入れておく。
いちごちゃん(パートナー)も私の書類は全部そこに入れてもらうようにする。
ファイルがパンパンになったり、必要な書類を見つけるのが大変になったら整理する。

https://amzn.to/3Vfa9Mt


綺麗好きな人みたいに毎回捨てたり、整理したりする必要はないんです。
完璧にしなくていい。
多分毎回ゴミを捨てたり、書類を整理して分類してと言われたら負荷がかかってストレスになります。

他人との意見のすり合わせと自己理解


そうは言っても、他人と暮らしていたらもっと綺麗にしてと言われるかもしれないですよね。
その人の不快のハードルがどのくらいなのか話し合いましょう。
食後ゴミ一つでも落ちてたら気に入らないのか、その日のうちに片付いていれば良いのか、2〜3日に一回片付いていたらいいのか。
お互いに意見を擦り寄せていくのがいいと思います。

因みにゴミ箱や書類立てのアイディアは、いちごちゃんと話し合って解決策を見つけました。

努力で出来るものもあれば、できないものもあります。
例えば、「テーブルの上のゴミ捨ててね」と声をかけてくれたら出来る人は、声をかけてもらう。
一人暮らしならアレクサなどのリマインダーで毎日や数日に一回「テーブルを片付ける」とリマインドしてもらう。

ここまでは出来て、ここからは難しいというのを自分で理解することがまず大切だと思います。
そしてそれを他人に伝えて手伝ってもらったり、自分なりの工夫を見つけるのがいいでしょう。

これからも色んな工夫をお伝えしますが、全部をやれと言ってるんじゃありません。
色々工夫する余裕がない人もいます。
そういう時は何も気にせずゆっくり休んで。頼む!
ライフハックをバリバリ使いこなしてる人が偉いわけじゃないです。
キラキラした発達障害者が羨ましく思えるかもしれないけど、その人にはいろんな工夫が出来る位の体力があるんだと思います。
私含むヘトヘト人間は、最低限自分の暮らしが「最低ではない」というくらいになることを目指しましょう。
無理しすぎないように、自分らしく自分のペースで生きていきましょう。

※有料エリアに文章はありません。
役に立ったな、応援したいなのお気持ちを頂けたら嬉しいです。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?