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映画『ベスト・キッド』を観た

のび太みたいな主人公の方が面白そう

『ベスト・キッド』を観た。

 ジャッキー・チェン版の『ベスト・キッド』や『コブラ会』を観るために「観なきゃな〜」と思っていたけど、ずっとスルーしていた。ようやく鑑賞。よくよく調べると、『4』まで存在するらしい。う……うせやろ?! 道のりがあまりにも長過ぎて笑ってしまった。

 観るまでは、主人公がもっと『ドラえもん』ののび太くんみたいなヘタレなのかな〜、と思ってたけどそんなことも無くてウケた。いじめっ子に対して、ワンパン入れ返したり、トイレでこっそりクサ巻いてる所へホースの水ぶっかけたり。それ以外にも、ヒロインの女の子にデレデレヘラヘラしながらアプローチしまくって、その度にヒロインの元カレであるいじめっ子を出し抜こうとする。う〜ん、純朴と言うより卑怯な印象が強くて、何となく好きになれない。「そりゃいじめられるわ」とすら思う。こんなヤツが、正々堂々空手で戦う必要ってあるのか?笑 とは言え、そこまで真面目に観るタイプの作品でも無いので、そんなキャラクター一人一人の描写や、明らかにルールが崩壊しているトンデモ空手っぷりも面白い。リアルタイムで観た子どもたちは、これを観て「すげえ! オレも空手で強くなるぜ!」と胸を熱くさせたのだろうか。もし熱くなっていたとしたら、そいつはきっと変なヤツだ! とは言え、カンフー映画でよく観るようなワックスがけや塀塗りが修行の一環だと気付かされる描写は最高。あれ、いいよね。オレも日常であれを体験したい。

 大真面目に本作を観る人は正直居ないだろうけど、普通に楽しい映画だな〜と思いました。そう言えば本作のミスター・ミヤギ役、最初は三船敏郎にオファーをかけていたらしい。それで断られまくった結果、ノリユキ・パット・モリタになったんだとか。いや、どう考えても三船敏郎がこの役やったら、渋過ぎるだろ! うーん、でも観てみたい気もする。

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