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普通圧力に抗う人たち

今回も読書会です。
昨日図書館に行って、そういえば読んだことないけど、話題になった本を読もうと思って、コンビニ人間、借りてきました。

その名の通り、コンビニで働く人たちの話。

コンビニバイトって結構大変じゃない?
支払い方法もいろいろあるし、切手を売ったり、タバコ売ったり、メルカリ出したり、宅配やったり、クリスマスにはケーキ予約したり、揚げ物作ったり。

コンビニバイトの経験者にはかなり刺さりそう。

そしてふと、こんなにいっぱいあるコンビニで、果たして何千人の人がコンビニ店員として働いてるんだろうか…

途中で留学生の子が入ってきたりして。ほんとリアル。

もちろんコンビニの話だけじゃなくて、
普通正社員、普通恋愛、普通結婚、という年齢を重ねると同時にあるある〜て感じの普通ハラスメントも書かれています。

次々と仕事仲間の話し方や趣味に染まっていく主人公もコワイけど、普通圧力のみんなもコワイ。
人と違った考え方をしてるのって、なかなか受け入れられなかったりするんだよね。
それにしても絶対こうしたほうがいいよ〜って言える人って、なんなんだろ。

友達や会社の人と話してて、私は普通圧力になってないかな、と自分を省みる。
最近はくだらない雑談しかしてなかったことに気づく。
プライベートな話、私は割と話すほうだけど、みんながオープンなわけではないもんね、聴きすぎないように注意しましょ。これは自分への言い聞かせ。

本の中で、現代社会を縄文時代に例えるのも面白かった。笑
ムラのためになるかならないか、そもそもムラってカタカナなの、なんで。笑

村田沙耶香さんの本は、きれいなシワの作り方の方が好きかも。
20代後半から30代の、悩みごととか面白おかしく書いてて、クスッと笑える。

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