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春は新しいことの始まり! 。。。というわけでもない

イギリスにやってきて20年になりますが、感覚的にしっくりこないことがまだまだたくさんあります。
その一つが春って必ずしも新しいことの始まりではないということ。
日本では卒業式、入学式、新入社員の入社など、春の訪れとともに大きな区切りがやってきて、新しいことが始まりますよね。

でもイギリスは必ずしもそうではないんです。 
大掃除も春にやってしまうという面白い習慣などもご紹介します🌟

日本人として一番感覚的にピンとこないのは学校ですね。
9月から7月(8月は夏休み)が1年間。そして会社への入社も9月です。
学校は3学期制が主流ですが、春学期(Spring term)と呼ばれるのはは1月から4月上旬(冬という感覚ですが!)、4月のイースター休暇(通例2−3週間)が明ける4月から7月は夏学期(Summer term)と呼ばれます。イースターのタイミングは年によって違って、早い時は3月下旬のこともあります。
ちなみに新学期、新学年が始まる9月から12月にかけては秋学期(Autumn term)と呼ばれます。

そして大掃除は年末ではなくて春にするのも驚きでした。
Spring Cleaningと呼ばれる習慣があって、春になると断捨離をしたり、お掃除をしたりするんです。こちらでは不用品をチャリティーショップに持ってゆく習慣があるのですが、イースター休暇の後あたりにチャリティーショップに行くと思わぬ掘り出し物があって、それも楽しみの一つです。

実は春に始まるものもあります。
政府機関や税金関連の会計年度は4月6日から新年度開始となります。
なぜ1日ではなくて6日なの?と思って調べてみたら、こんなことがわかりました。
1752年にユリウス暦からグレゴリオ暦に変更された時、新年が4月5日からと設定され、その後1800年にうるう年の調整で6日となり、それ以降4月6日となっているのだとか。

国によって違いがあると感覚的に戸惑うこともありますが、違う習慣を学ぶのも楽しいですね🌟



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