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ビジネスも「知り合う⇨好きになる」から始まる

出産直後のビジネスプラン

今からほぼ14年前、二人目の子供が産まれて産休中だった私。当時は米系企業の欧州・英国プロジェクトマネジメントをしていたのですが、日本とは全く関係のない仕事でした。産休に入る前、「せっかく日本と欧州のビジネスがわかるんだから何かやったら?」と同僚に言われたことがずっと引っかかっていて。。。娘が産まれた日に「日本と欧州の架け橋になろう!」と思い立ち、ビジネスプランを書き始めました。そして2010年2月4日に会社を登記しました。

ゼロからの出発

それまでずっと日米、日アジアなど国際ビジネスに関わってきていたとはいえ、日英や日欧に関するコネクションはゼロ。これはもう人に会うしかない!と、とにかく色々なネットワーキングに出かけました。地元企業、スタートアップ、国際ビジネス、日本を対象にしたものなどなど。。。最初の3ヶ月で出会った人は500人を超えていました。

実績がないことの厳しさ

様々なピッチ方法を学び、アプローチの仕方を変えてみたりするうちに、「なかなか面白いことをやっているね。」「日本が対象だときっと需要があるよ。ニッチでいいよ。」とおっしゃっていただけるようにはなりましたが、なかなかお客様が見つからない。国際ビジネスの実績はあっても日英・日欧ビジネスの実績がないことの厳しさを痛感し、途方に暮れていました。

実業家との出会い

そんな時、ネットワーキングで英国人の実業家にお目にかかりました。その方は当時起業されて15年、有名企業から欧州委員会までも顧客とする素晴らしい企業に育てられていました。「そんな素晴らしいお客様をどうやって獲得されたのですか?」と伺ったところ「これまでのお仕事は全てご紹介なんだよ。」と。

まずは「私」を好きになってもらう

実績がない厳しさを感じていることをご相談すると「Masako自身の経験に基づいた、自分なりの国際ビジネスに対する信念や考え方があるでしょう?それを人に話してごらん。Ocean Bridge Managementという会社の前にまずMasakoという人を知ってもらうこと。そして好きになってもらうこと。好きになってもらえたらそれが信頼につながって、お仕事お願いしよう、知り合いを紹介しよう、きっとそういう流れになるから。」
そしてそのアドバイスを実践してすぐに最初のお客様に巡り合うことができました。

起業して13年が経過しましたが、この教えは今でも大切に守っています。この実業家の方に出会えたこと、素晴らしいアドバイスを頂いたことに心から感謝して、この教えを起業家の方々にお伝えしています。


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