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身体の歪みはない方がいいのか?

こんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は身体の歪みについてです。
おそらくこのnoteを読まれている皆さんは一度は身体の歪みについて誰かに言われたりしたことがあるのではないでしょうか?

そんな歪みについて書きたいと思います。

歪みとは?

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「君、歪んでるよ」って何を基準に言うのでしょうか?
調べてみてもそのはっきりとした定義というものは存在しませんでした。

ここからは【歪んでいる=身体が左右対象ではない】と定義した上で、書きたいと思います。

「歪んでいるよ」って言われる理由

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脊柱側彎症といって背骨自体が後ろから見てS字カーブを描くように曲がっていれば、それは歪んでいると言えます。

疼痛性(逃避性)側彎といってぎっくり腰や腰椎椎間板ヘルニアでの痛みがある際に、痛みを少しでも逃がそうと身体を曲げる反応があります。これも一時的ではありますが、歪んでいると言えますね。

見た目はわからないけど、可能性を示唆される歪みとして、靴のかかと部分のすり減りが左右非対称だった場合、「歪んでるんじゃない?」と言われることもしばしばあります。

上記のように見た目からわかる場合や一過性である歪み、そして明らかではないが歪んでるんじゃない?と言われるパターンなど歪み一つとっても様々です。

歪んでいることって意外に多い

シンメトリー(左右対称)とアシンメトリー(左右非対称)を日常やスポーツから考えてみましょう。

ヒトが移動する手段としての歩行。これはアシンメトリーです。もちろん走ることも同様です。

ご飯を食べるときは利き手があるので、これもアシンメトリーです。

野球やゴルフのスイング。これもアシンメトリー。

サッカーのキックもアシンメトリー。

バレーボールのアタックもアシンメトリー。

アーチェリーもアシンメトリー。

私の中でのシンメトリーは水泳における平泳ぎとバタフライぐらいしか思いつきません。

競技力向上や怪我予防を目的としたトレーニングやリハビリの場合、クライアントのほとんどの競技動作はアシンメトリーであるということを理解しておかなければなりません。

このようにほとんどのヒトは基本的に左右非対称で生活しているので、歪んでいて当たり前と言えるかもしれません。

中から見る歪み

歪みを指摘されるときには、外見をみて言われることが多いと思います。実際に見えているものなので、それは当たり前かと思います。

もしあなたの皮膚・脂肪・筋肉・神経などを剥いだらどうでしょう。

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このように内臓などもアシンメトリーとなっています。
臓器の中で一番重たいと言われている肝臓は右に位置しており、心臓はやや左に傾いています。この写真には載ってないですが、肺も右肺は3つ、左肺が2つに分かれています。

このように身体の中をみてみても左右は対称ではありません。

歪みはない方がいいのか?

これまでで書いたように歪みのない方はほとんどいません。というより絶対にいません。しかし、その歪みが痛みを及ぼしたりします。

例えば、ゴルフの右スイングばかりをしていれば使う筋肉が限られてきます。それを何十スイングもしていたりすると痛みに繋がることがあります。そうならないために、右スイングで使っていない筋肉や関節を動かすことが大切になってきます。

これは日常生活でも同様です。デスクワークでもし偏った使い方をしていれば、使う筋肉が同じになり、そこに負担がかかります。よくあるのがデスクワークによる腰痛・肩こりです。これらは歪みのある(偏った)使い方によるものです。単純に座っている時間が長いなら歩く時間を作るのも一つになります。

歪みはあって当たり前。しかしそれが悪さをしないように毎日身体をリセットすることが大切ですね!


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