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🌱love or obsession

こんにちは。赤子です。

noteを始めてから恋愛をテーマにしたことばかりを書いてきましたが、今回で一区切りです。


去年素敵な人と出会った。
遠距離になることはわかっていたのに、
また会える日が来る、そのときは結婚も視野に入れるかも。
そんな将来があればなんて幸せだろう。
こんな安直な考えで、恋人になった。

離れた距離は心の距離につながった。
お互い大切に想っているけれど、友人としてお互いをサポートし合う関係になろう、と恋人ではなくなった。

このまま連絡を取り続けたらもっとずっと好きになってしまう。
相手に恋人ができたら、
私じゃない誰かと生きることを選んだら、
きっと私の心は取り返しのつかないくらいに壊れてしまう。
だから無理やりにでも縁を切るしかないと思った。
もう連絡しない、と最後にビデオ電話をした。

その人はとても愛情深い。
恋人に対する愛だけじゃなくて、家族、友人、あらゆる他者に対して、多くの愛に溢れている人。
私に、誰かに愛される喜びを教えてくれた。

愛とは、相手を尊重して思いやること。
相手のために何かをしてあげたいと思うこと。
執着は、自分のために何かをしてほしいと思うこと。

私は愛されていると感じさせてほしい、気にかけてほしい、道に迷ったときには大丈夫だよと励ましてほしい、一緒にいる未来を夢見てほしい。
そしたら同じように私も返したい。
私の優先順位はずっと相手が一番で、
相手の優先順位は全部私が一番が良い。
これが愛だと信じて疑わなかった。

そう、私は相手に執着している。連絡を取らないと決めた今になって気付くなんて、ほんと馬鹿だなあ。


私から連絡を取れば、また笑顔で話してくれるだろう。助けてほしいと言えば、できる限りのことを見返りなど一切求めずにしてくれるだろう。想像に容易いのは、私を愛してくれていると信じられるからだ。信じられるほどに、最後まで愛を伝え続けてくれた。

そんな人を自ら手放した。

もうすでに後悔している。でも今の私の心を守るためにはこのバリケードが必要不可欠だ。

ちっぽけな私の世界を愛で満たしてくれた人に感謝を込めて。
この決断を正しいものにするしか道はない。

本当に縁があるならまたいつかどこかで会うだろう。
そのときは自信を持って他者を愛せる人でありたい。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

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