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デザイナーが営業資料を修正してみた結果

こんにちは!ドリーム・アーツのデザイナーです。
今回は、昨年末あたりからドリーム・アーツのデザイナーが実験的に行っていた、「営業資料の改善活動」のご紹介をしたいと思います。

この取り組みは、ドリーム・アーツからお客様へお渡しする資料のフォーマットが属人化している部分があり、同じ会社なのに営業資料のテイストがバラバラ!各自が試行錯誤して作るから時間もかかる!という営業チームからの課題提起から始まりました。

なぜ営業資料のテイストが合わないのか?

会社自体がテンプレートを作成していないわけではなく、実は、ドリーム・アーツにも会社のパワーポイントテンプレートがあります。
しかし、あまりそれは使われていません。。。
なぜかというと、用意されている色数では足りない、規定の文字サイズが大きすぎる、など実際の資料作成では使いづらい部分が出てきてしまっていたからです。


この問題を改善するにあたって、「単純にデザイナーがテンプレートを作り直しても、また同じことが起きてしまうのでは」と考えた結果、
今回は、実際の資料で相談があった部分から修正していこくことにしました。

レビューをする時に気をつけていた3ポイント

資料の修正をするときにデザイナーが気を付けていたレビューのポイントは以下の3つです。

その1. 情報を出来るだけシンプルにまとめる!✏️
その2. 可読性をあげるためにメリハリをつける!👓
その3. クールさやワクワク感を意識する!⛱

この3つに気をつけることで「見やすくて、魅力的な資料」にすることを目指していきました。
ひとつひとつ見ていきましょう。

1. 情報を出来るだけシンプルにまとめる✏️

修正全体の軸としていたポイントは、「一番伝えたいことはなにか?」です。
口頭で説明する前提の資料は、口で説明しつつ見せていくものなので、ある程度の情報(=話す部分)を省いても、問題ないことがほとんどです。
そこで内容の削減をし、一番フォーカスしたい部分を資料に載せられるようにしていきました。

一方、あまりにも文字を減らしてしまうと、渡された資料を後から読み返したときに、「何が何だかわからない!」と言う状態になってしまうので、
情報を減らしすぎない調整もしています。

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2. 可読性をあげるためにメリハリをつける👓

何が言いたいのかを整理した後は、情報の強弱をつけていきます。
ここでは文字・グラフィック・色数を中心にメリハリをつけていきました。

①文字
資料のポイントとして、文字にメリハリをつけるということを意識していきました。
文字の大きさ・太さのジャンプ率を大きくすることで、メリハリがつきます。

②グラフィック
適切なグラフィック表現を取り入れることで、資料全体を通して見た時にもリズム感やメリハリをつけることを意識していきました。

③色数
使う色数が多いと、「結局このページってなにが重要なの?」ということがわかりにくくなってしまいます。そこで、色数を減らすことで、本当に重要な部分を強調することを意識して修正していきました。
また、使う色数を制限することで色に悩む時間を減らせる、というメリットもあります。

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3.  クールさやワクワク感を意識する⛱

情報を整理して、見やすい!綺麗!な資料であることはもちろん重要なのですが、なんだか単調になってしまって、お客さまも読む気がダウンしてしまいます。
そこでドリーム・アーツらしいクールさや楽しさをプラスするために、
デザインのパーツを作ったり、イラストを入れたりして、生真面目すぎず、楽しく読むことができる工夫をしました。

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どんな効果があったか?

今回は、特定の部署に限定して行ってみたのですが、その部署からの反応は良いものでした💡
特に反響が大きかったのは、文字量を減らすこと・色使いに気をつけることです。
作っている側からすると全てが重要なことなので、色数も情報量も増えすぎてしまっていたのですが、「読み手のことを考えて伝えたいことを絞る」という意識を持ってもらえました。

一方でこんな反省も・・・

反応は良かったのですが、テンプレートができたかと言われるとそうではありませんでした。
デザイナーが「きっと使いやすい!」と思い修正した部分を他の資料に応用しようとすると、文字量が増えることでバランスが崩れてしまったり、パーツを抜いて使うと可読性が下がってしまったり・・・
デザイナーの想定が足りない部分があり、汎用性の高いパーツを揃えることの難しさを感じました。

また、デザイン的映え(クールさやワクワク感)を意識しすぎると、汎用性が下がってしまって扱いづらいテンプレになってしまいます。。。
その部分は、実際使っているメンバーにレビューしてもらったり、説明している場に実際にデザイナーも参加するなどして軌道修正をしていく必要があると感じました。

さいごに

今回は、デザイナーが営業資料のブラッシュアップ活動をしたことについてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
みなさんの資料作成の時のヒントになれば幸いです🙏

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