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新卒でメガバンク辞めてみた。前編

はじめまして。
現在、外資系(香港・シンガポール)商社勤務予定のビクドリと申します。

世間の転職に対する考え方は変わりつつ、若者の転職が一般的になってきましたが、そんな中で私も19年卒として銀行(メガバンク)に就職し、1年強で退職致しました。

今回はそんな私の銀行退職での出来事がユニークであったので共有させてください。なぜ銀行に就職したのか、退職したのかはまた別の機会でお話しできたらと思います。

【早期退職を検討中の方や、銀行に就職予定、希望の方向け】

退職しようか迷っている方は私が色々話を聞いてきた中でワーストケースなので「これ以上のことはないな」と安心させる材料にでもしてください。 

VS課長篇

転職先から声がかかり、直属の上司にあたる課長に「銀行を辞めたい」と告げたのは2020年3月の終わりでした。
コロナの影響もあり、私が勤めていた支店は交代勤務、在宅ワークが始まろうとしていた時でした。話があると課長に声をかけるも、今は忙しいから後にしてくれとあしらわれ、その日の夜の帰り際にやっと捕まえることができました。
辞めたい旨を告げると、「お前が辞めるの??」との課長の反応があり、
他に誰か辞める候補はいるの??と思わず声が出そうになりましたがグッと堪え、淡々と転職の経緯を伝えました。
 

会話の雰囲気はいつもと変わりのない感じで笑いながら私の思いや次の転職先などの雑談を話して終了。

「この話は課員を含め取引先にも話すなよ。」と釘を刺されるも

『あれ?思ったより簡単に辞められるのでは?』
という甘い考えが生まれたのもこの瞬間でした。

VS副支店長篇

それから数日後、支店2番手副支店長からWEB面談。
副支店長は入行当初から私が支店に同期がいなく一人という事もあり、よく気にかけてくれるうちのひとりでした。
 
課長からある程度のことは共有済みという状況なのは会話の流れから理解できました。支店の役席陣としても新卒若手の退職は自身のマネジメント力を問われるという事もあるのでしょう。今までの銀行員生活で培ってきた経験や同期の人間や後輩行員とのリレーションなどを使い、労働環境の改善や他部署への異動を提案されました。社会人経験の浅い私にとってその話はとても魅力的な話にも聞こえましたが、次の職場も決まっていたのこともあり私の決意は固く変わる事はなかったです。
 
結果として、

「退職してどんな人生を君が選んで進んでも応援している」

と副支店長らしいお言葉を頂き、6月末の退職を希望として話を進めていただくことになりました。

ここまで順調??次は支店長・・・

VS支店長篇①

副支店長との面談後2、3週間がたちましたが音沙汰無く、もう私の退職の件は水に流されたかと思うほどでした。私も日々の業務の忙しさもあり、「あれ退職するって伝えなかったけ?夢?」と考えるほどでした。

課長と2人で取引先への帯同訪問の際に、
「お客さんとかみんなに辞めるって内緒でどうゆうつもりで働いているの?」と茶化され、いやあんたが内密にしろと脅したんだろうと呆れつつも、確かに”退職の意向”は伝えたことを再認識していました。

そうこうしていると、課長から支店長が呼んでいると突然のお声掛け。

ちなみに話しておくと、うちの支店長はゴリゴリの体育会系であり、営業ノルマが超えていないと朝礼前から怒鳴り散らし、会議中に誰の目があろうと関係なしにコテンパンに営業課員を叩きのめす。(女性には特別に優しい。娘たちと称すほどでした。)

そんな支店長から私は珍しく”男子”なのに気に入られていたのもあり、また今までの課長副支店長とのやり取りの流れ的にも順調に退職へ進んでいたので?、案外すんなり辞められるのではないか、お疲れさんとか言われるのかなとか甘い考えを持ちながら支店長室へ向かいました。

ここからが本当の戦いが始まるとも知らずに、、、

後編に続く・・・

ここまでお読み頂きありがとうございます。

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