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【9月29日(日)開催】ドリル05


ドリルは、完成した作品を見せる場ではなく、「制作」「これから制作されるもの」を提示する成長にテーマを置いた見本市のような場です。また、ドリルは3ヶ月から4ヶ月ごとに定期開催され、それぞれの成長と変化を継続的に見ることが出来る実践的なイベントです

【ドリル05】

2019年9月29日(日)
10:00-20:00
rusu
http://rusu-meguro.blogspot.com/?m=1


参加作家
カワムラ シュウイチ/齋藤はぢめ/島袋八起/
東地雄一郎/小栢可愛/田田野/観葉植物 /黒田健太・檜皮一彦/あめのいち/

ディレクション
カワムラ シュウイチ

【ブースについて】

それぞれの作家がブースをつくり、自分のプロジェクト、アイデア、作品について紹介します。作家は、基本的にはずっと自分のブースに滞在し、お客さんとコミュニケーションを取ります。



【ステイトメント】

「完成した作品」を提示する場としての一般的な展覧会。それに対してドリルは、展覧会の前の段階、作品のアイデアを練る、試作するなどの「制作」「準備」に重心を置き、その「制作」「準備」の段階でお客さんとの継続的な接点の場をつくるプロジェクトです。近しいタイプのものとして、制作段階のモノを展示するワークインプログレスがありますが、ドリルでは作品としての形態をとるもっと前のアイデアのレベルからでもお客さんと接点を持てるような作りとなっています。

参加作家は、作品のアイデア、出来てしまったが自分自身でもまだわからないモノ、これまで作ってきたモノなどをお客さんに直接話して、その場で意見やアイデアをもらうことで、展示という形以外で多くの人に見せることが出来ます。なおかつ、ドリルで提出されるものは、その後修正や変更を加えることが前提となっているので「失敗」のリスクが少ないのが特徴です。アーティストが自分のキャリアを形成する中で、展覧会の失敗というのは、自分の作品の評価や価値を下げる最大のリスクです。その為、アーティストであれば可能な限り失敗を避けたいはずです。展示に出すには「失敗」のリスクがあってなかなか出せないモノでもドリルでは、「その先につながるアイデアの種」として出すことが出来ます。

お客さんには、アーティストのクリエイティビティが一番発揮されているアイデアを考えている瞬間に立ち会うことが出来、更に自分もそれに関わることが出来る場を提供します。昨今話題となっているアートを観ることでクリエイティビティを得てそれをビジネスに活用するアート思考などの考え方は、美術館で完成された物から読み解くことでクリエイティビティを活性化させる方法論です。ドリルでは、アーティストがアイデアを出す瞬間に立ち会い関わることでより直接的に刺激を受け、クリエイティビティの活性化を促すことが出来ます。また作家ですらまだ掴みきれていない荒削りで原石のようなスーパーレアな作品を見ることが出来るのもドリルの価値です。

参加作家の選定は、意図的になるべく別々のスタイル、価値基準を持った人たちが集まるように設計しており、他の作家からいつもと違うやり方を盗み、これまでと違う形で変化していくような設計にしています。今日のアート界は、志向するアートごとに細分化が進んでいます。それぞれがそれぞれの価値判断を持って開発を進めている為、同じアート界の中でも自分の志向するアート以外での別のやり方のアートが具体的などんな価値判断で、どんな物を作ろうとしているのか意外と知らないことが多いです。この細分化の現象は、アートのみならず、ファッションでも同様のことが起こっています。その打開策としてドリルでは、スタイルの違う作家を集めて技術、アイデア、価値判断が混ざり、これまでのスタイルにズレていくような設計になっています。


ドリルという場は、参加作家、お客さん、運営などが作家自身の制作に直接的に関わり、作品やプロジェクトを発展させていく「we -ness」という考え方に基づいています。わかりやすい例でいうと、ラジオ番組は、パーソナリティとリスナー(ハガキ職人)の双方のクリエイティビティを出し合い、影響しあいながら面白い番組を作り上げています。それと同じように、人の作品に自分のクリエイティビティを加えていくことで変化を与える。また逆に自分の作品に他の人のクリエイティビティが加わることで変化する。この相互作用から生まれる新しいモノ、それが生まれる環境をドリルでは、作り出し、提示していきます。


このドリルというプロジェクトもまたドリルに参加する作家同様、試行と試作、実験と実践を繰り返しながら成長しているプロジェクトです。ドリルは、今この時代における「完成」の在り方、「作家」の在り方を問いながら新しい価値を作り上げていきます。



◾️作家略歴

【東地雄一郎 】

・作家履歴
1983年 愛知県生まれ
2006年 岡山理科大学 生物地球システム学部卒
2015年 NTMY Issue.3 掲載
     Jerome Montagne and Alexis Vasilikos(Phases)選出
2016年 IMA 田中義久ワークショップ 修了 濱田祐史氏選出、永井雅也氏選出
2016年 KYOTOGRAPHIE International Portfolio Review 
The jury selected following photographers 選出
2017年 BANKART_Artist in Residence参加
2018年 Emon Photo Award ファイナリスト選出

http://yuichirohigashiji.web.fc2.com/

【島袋八起 】

沖縄県生まれ、中城村育ち。小学生の頃にJPOP歌詞における定型表現に関心をもち、以後歌詞分析をライフワークとする。分析はTwitterや同人誌、ブログ、YouTube等で発表している。音楽に限らず、定型表現の一部分をいじって別の表現を生み出すパクリ/パロディの手法に関心をもち、つねに小説、マンガ、批評文などが操作可能になる構造について研究している。
現在の関心はJPOP歌詞の押韻、ファッションのルール、絵画の構図。
好きなバーチャルYouTuberは「オシャレになりたい!ピーナッツくん」と月ノ美兎。
書いた文章で面白いと思っているもの。
2018年
星野源「ドラえもん」における押韻の分析
イルカ「なごり雪」の「き」を多用する押韻について
2014年
椎名林檎「歌舞伎町の女王」の歌詞分析:繰り返し現れる子音
宇多田ヒカルの作詞の特徴:半シラブル化仮説
2011年
畑亜貴さんの歌詞を中心にアニソンの音韻的および意味的な作詞法の考察
西洋音楽とJ-POPの歌詞――「もってけ!セーラーふく」論 準備編

【齋藤はぢめ 】

1992年神奈川県 生まれ
2014年東京造形大学 造形学部絵画専攻 卒業
2015年美学校「アートのレシピ」 修了
東京都 在住
http://hajimesaito.jp/

【小栢可愛】

1987年生まれ、京都出身。
2017 ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校二期上級修了
2012 大坂成蹊大学芸術学部美術学科現代美術コース卒業

WEB: http://kaaiogaya.her.jp/

【黒田健太 】

ダンスアーティスト
愛媛/松山生まれ。陸上競技(三段跳び)、ボクシングと並行して愛媛/松山のdance studio MOGAにて高校卒業までダンスを続ける。
京都造形芸術大学入学後に多彩な作家や教授との交流、Hyper performance group MuDAにてパフォーマーとして瀬戸内芸術祭をはじめとする公演への参加、また自身が主催する「感覚絶叫計画」にて”Reboot a stain”(2016)、”垂るる空”(2017)をそれぞれ発表する中で次第にダンスへと傾倒する。JCDN 「若手振付家とダンサーのためのプログラム」通過、ダンスフィルムメイカーのNathan Smith監督「Botchan Retreat」出演する。
2018年夏より半年間NYへ留学/修行後、日本にひとときの帰国中。
路上パフォーマーと即興セッションを行うライフワークを“cross paths”と称して継続する。

【あめのいち 】

民俗学・人類文化学の土着的な知見と現代のポップなカルチャーを融合させる𝑱𝑨𝑷𝑨𝑵𝑬𝑺𝑬(𝑶𝑻𝑨𝑲𝑼𝑮𝑨𝑳)𝑷𝑨𝑰𝑵𝑻𝑬𝑹。

主な展示参加に「鉄工島フェス」(2017)、「スナックGINZA展」(2017)、「現代美術ヤミ市」(2018)、
主な個展に長年書き留めている夢日記を題材にした『カラフルなかべ』(2016)、自己の断片性を表現した、自らの生前葬がテーマの『OOPARTS』(2018)など。

【田田野 】

ちゅう

【カワムラ シュウイチ 】

1987年生まれ。制作をつくるアーティスト。
https://t.co/nnqhlyJxBm?amp=1



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