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希少人材にハイレイヤー採用…難易度の高いポジション採用に苦戦する理由と5つの解決策

DRIXの長谷川です。
DRIXでは、ハイレイヤーと呼ばれる〜年収2000万円の人材やCxOクラスの人材を採用したい企業さまの事業成長を実現するため、経営戦略に合わせたハイレイヤー採用・RPO事業のほか、主に20代から30代の求職者さまをご紹介するエージェント事業などを行っています。

弊社に問い合わせしていただいた企業さまはおかげさまで年々増えており、これまで多くの経営者やCHRO、人事責任者の方々とお話しさせていただいてきました。

そこで今回、希少人材やハイレイヤーのような難易度の高いポジション採用になぜ苦戦するのか分析したので、代表的な課題とその解決方法を5つ紹介してみます。

難易度の高いポジション採用に苦戦する理由

課題として挙げられた代表的な理由はこちらです。

・人材がいない
・応募がこない
・リファラルが尽きた
・承諾してくれない
・優先度が下がりアクションできていない

もちろん他にも沢山あるのですが、お困りごととしてはこれらの課題が中心です。

まず、リファラルについて。
こちらはゴールがないものになるので、継続かつ定期的にアプローチが大切です。YOUTRUSTさんのようなサービスも出ている中でポイントになるのは、やはりタイミングかと思います。

短期的視点でコミット確保出来た出来なかったと一喜一憂するのではなく、中長期視点で「どこかで一緒に仕事ができたら」と念頭に置いておけば、コミュニケーションが楽に、そして頻度が保たれると感じます。

次に応募獲得でなぜ苦戦するかの課題を分析してみます。
大前提、どの企業も自社が欲しい人材を欲しがっていますよね。そしてそういった求職者の方々は、言わずもがな引くて数多です。最近はリファラル採用が加速したり特定のエージェントしか使わない方もいらっしゃったりしていて、転職市場に出ない方々も沢山います。

ぜひ一度、これらのことを見直してみてください。

・市場と求職者と対話出来てますか?
・エージェントの声を聞いてますか?
・競合比較し十分な魅力訴求出来てますか?
・採用チームのリソースは足りてますか?
・※重要※経営層が採用にコミット出来てますか?

まずはリソース、コミットの確保が重要です。そして事業推進×HRを実現できる(ハイレ専門)採用PMが採用活動を推進出来ているかがポイントになります。

注意点として、いや、気をつけて欲しいのは、待っているだけでは絶対に採用できないということです。世界を代表する、日本を代表する企業も苦戦しながら、相当なコスト、リソースを投下してます。

もちろん採用に正解はないですが、コストやリソースをかけることで精度を上げていくロジックはあるものだと考えていますし、実際DRIXで伴走する採用活動は成功体験が増え続けています。

ハイレイヤー人材に内定承諾してもらうには?

次にハイレイヤー人材に内定承諾してもらえない問題について。

DRIXは多くの企業のハイレイヤー採用に携わり続けていますが、年々採用難易度は上がっているなと感じています。理由は各社がますます力を入れているからで、具体的には前年比で①オファー年収が上がっている、②リファラル採用が進んでいるなどが要因です。

では内定承諾まで漕ぎ着けるにはどうすればよいか?
課題→要素を分解していきながら打ち手、ポイントを整理していきます。

①採用体制の見直し

まずは採用体制が重要だと感じます。リソース確保+コミットできていますか?という話です。ぜひ自社ではきちんと必要なリソースを割くことができているのか今一度見直してみてください。ハイレイヤー採用は、経営へのインパクトを考えると基本的に採用活動における優先度が高いはずですが、実際のところリソースを割くことができず、優先度が下がってしまっている企業、経営者様が多い印象を持っています。代表的な理由は3つです。

・不足ポジションの採用活動にリソースが取られてしまっている
・社内人事活動にリソースが取られてしまっている
・戦略/アクションを検討しきれておらず必要なアクションに動けていない

このような課題があるとそもそもの母集団形成ができず集まりません。仮に良いと思う方にオファーしても、きちんとグリップできていないが故に結果として自社を選んでいただけないといった顕在課題が発生してしまいます。そのため解決策としては、リソースの確保はもちろん、ハイレイヤー採用におけるプロジェクトマネージャーの配置や役割を見直すといったアクションが有効です。

②経営層コミット具合の見直し

面接をセッティングする際、時間の使い方はいかがでしょうか?面接に至ったものの、実施は〜2,3週後になったと聞くことも少なくありません。経営は採用にコミット!!と認識しているものの、採用活動における実運用のフローでは面接をこの流れで組みがちです。

・既存予定を優先
・カレンダーの空き日程に入れる

これでは採用期間が長くなってしまいますし、期間があけば開くほど承諾率は落ちていってしまいます。選考辞退率をみていく中で採用期間に時間をかけ過ぎてしまっている場合は要注意です。

そして次の観点としては、1次面接から経営層が対応しているかどうかです。
多くの企業が代表、経営層が1次から対応しています。自社の魅力を全力で伝えています。求職者の観点としてもコミットが垣間見れて悪い気はしないですよね。

ただ、期間については必ずしも早ければいいってものでもありません。背景としては、採用がゴールではなく活躍ありきの採用だということです。ジャッジメントやアトラクトでミスってしまうと採用できたもののミスマッチとなり活躍どころがネガティブインパクトを与えてしまうこともあります。バランスが大事です。

③なぜ採用するか?

ハイレイヤー/ハイクラス人材については、自身のキャリア形成におけるアクション解像度が高い方も多いです。求職者のやりたい、ありたいが、会社で実現できるのか?しっかりとリンクさせていかねば「この会社がベスト!」とはなりませんよね。そのため、共に解決していく、解決してもらいたい課題、創り上げたい未来を明確にしておきましょう。

例えば、現事業、新規で立ち上げたい事業においてスケールのためのドライバーは何か?実現していくための組織課題は?などを問うと良いです。採用に携わる方が明確に解像度高く認識し、どんな方と共に働きたいかという採用像を明確にしていきましょう。採用像が決まれば、さらにそこから各ステークホルダーに正確に伝え、協力が得られる体制にしていくのが大切です。

④面接内容のアップデート

③にも紐づく話ではあるのですが、採用面接が経営者/経営層、そして自社の自慢話をする場になっていませんか?

大切なことは求職者の視点に立つことです。自分が逆の立場だったら?の視点を大切にしてください。アトラクト観点では3C4P分析など多くの観点で整理されることもありますが、ここでは4つの観点から整理します。

A:mission/vision
B:組織/文化
C:業務mission
D:報酬

前提として大切なことは、1人1人キャリアにおける価値観がバラバラですので、必ずしも正解はないと理解しておくことです。ただそれでも共通して準備できるのは、③で解像度を上げながら、選考中に合格基準点を超えていくことです。全ポジション選考フロー/選考内容が同じとなっている場合は要注意です。

まずは求職者さまの今がどのように出来上がってきたのか、求職者の現状を把握しながら過去を知っていくことから始めましょう。そして求職者さま本人が将来どのようなキャリアを歩み、どうありたいのかを、自社と業務ミッションがどのように寄与し本人の報酬につながっていくのか整理しながら、両者にとって良い関係になるように科学し続けていくことが大切ですね。

⑤求職者へのリスペクトと愛

結局のところ、つまるところ、ここですよね。
とっても大事だと日々思います。

DRIXは〜年収2000万円×Cレイヤーの複数採用事例をまとめた独自メソッドを基に外部チームとして希少人材、ハイレ採用(その他幅広くポジション対応可能)に伴走していきますのでご相談ありましたらDMやお問い合わせからご連絡ください。

今後もハイレイヤー採用についてまとめておく予定なので、参考になったという方いましたらぜひシェアなどしてもらえると嬉しいです。
https://twitter.com/yu__ing

◆採用課題がある企業様へ

DRIXでは企業ごとの採用課題に合わせてオーダーメイド型でのご支援を提案しています。

DRIXは経営者が事業推進をするにあたって「人材がいない」ことで起きる機会損失を最速で解消します。例えば、DRIXが提供するサポートを受けるメリットとして、採用と事業推進という観点で以下が挙げられます。

・採用の観点
「事業が推進されている状態」の形成を最優先事項に据え、キーパーソンとなる人材が欠けることがないような採用プランニングを策定します。事業モデルや業界、職種、組織的な特徴、レイヤー等の各項目に必要な人材を定義し、これまで120社以上の採用に携わり得たデータを用いることで、再現性の高い早期採用を実現することが可能です。

・事業推進の観点
DRIXがサポートをすることで、第三者的な目線から企業に起きている課題の解決を促すことが可能となります。目の前の課題となっている顕在的課題の他、経営者が感じていない潜在的な課題をいち早く見つけ、顕在化する前に解決することが可能です。これらの課題は緊急度が高くないものの、重要度の高い課題が潜在していることが多く、中期的な企業リスクを排除できることが事業推進的な観点での大きなメリットとなっています。

◆DRIXの採用支援サービス

DRIXは、採用アウトソーシング事業者に対して抱かれがちな「採用代行のみを依頼する」「戦略的に採用活動を実現できていない」というイメージにピリオドを打ちます。採用成功後の事業成長の実現にバディとしてコミットし、経営層、事業部長の方々へのヒアリングをはじめ、採用ピッチ資料の作成や採用成功後のパフォーマンスについて議論するなど、企業の課題に深く踏み込み、ビジネスパートナーとして共に成長を目指します。経営方針に基づいた事業計画を満たすコアポイントを明確にするまで、徹底したヒアリングすることで、より精度を上げ最適なプロジェクトチームを組成していきます。

人員計画策定 / 組織戦略立案支援 / 採用要件設定 / 求人票作成 / 求人媒体掲載 / エージェント開拓・マネジメント / ダイレクトリクルーティング/ 選考日程調整 / 媒体担当者対応 / クロージングMTG / アジェンダ作成 / 定例MTGの参加

ぜひ、一度私たちにご相談ください。徹底したヒアリングをもとに組織戦略策定などの上流工程から、採用の実務まで“一気通貫“で対応可能です。貴社の課題に合わせた支援内容をご提案いたします。お問い合わせはこちらから。

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