『日本インテリジェンス史(2022)』 読書メモ#2
本書は日本のインテリジェンス・コミュニティーの変遷を、終戦直後から現在まで追った本である。
ここでインテリジェンスとは分析・評価された国家の政策決定や危機管理に関わる情報のことを示す。
以下が大まかな通史
・戦前にインテリジェンス・コミュニティーの中心にいた陸海軍は解体、旧軍人は政権から遠ざけられる
・戦後、吉田政権時代に欧州に準じた中央情報機関を立ち上げようとするも吉田の政治的求心力の低下などにより構想は当座、権限の弱い内調と小規模な組織が各庁に分立
・その後の政権がイン