Dr.KID

「ドクター・キッド〜小児科医が解説する子供の健康・病気〜」という小児医療ブログ(dr-kid.net)を書いてる小児科医・疫学者。 小児医療の疫学研究をメインにしてます。 Noteでは、ブログの記事をまとめて、読みやすくしてお届けします。

6. 科学的根拠からみた小児の胃腸炎とプロバイオティクス(整腸剤)

[執筆中につき、無料公開]

プロバイオティクス(整腸剤)

下痢の時に処方される整腸剤ですが、活性生菌製剤や乳酸菌製剤などと呼ばれることもあります。整腸剤は生きた乳酸菌を錠剤または粉末にしたものです。乳酸菌のうち、ビフィズス菌、フェカリス菌、カゼイ菌などが多く使われています。
 フェカリス菌とカゼイ菌は主に小腸に、ビフィズス菌は大腸に住みついている細菌(常在菌)です。
 フェカリス菌とカゼイ菌は

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My Favorites

単なる自分の好みのメモ(備忘録)です。
昔の好みを忘れかけていたので、思い出すたびに更新しようと思います。

好きな小説

・光媒の花(道尾秀介)
・神様のボート(江國香織)
・空は今日も青いか?(石田衣良)
・目覚めよと彼の声が聞こえる(石田衣良)

好きな映画

・戦場のピアニスト
・冷静と情熱の間

好きなピアニスト

・アリス・沙良・オット
・上原ひろみ
・Glenn Gould
・Ser

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5. 科学的根拠からみた小児のかぜとホームケア・解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)

「子供用の解熱鎮痛薬(熱冷まし・痛み止め)をください」と外来でお願いされることが多々あります。お子さんが風邪によって発熱したり、喉の痛みなどがひどいと辛そうなので、熱を下げてあげたり、痛みを緩和させてあげたくなるのも当然でしょう。

もちろん私も小児科外来でよく処方する薬ですが、
・どうして薬を飲むと熱が下がるのか?
・本当に解熱効果があるのか?
・他の解熱剤(イブプロフェン)を比べて、どちらがよ

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4. 科学的根拠からみた小児のかぜとトラネキサム酸・気管支拡張薬・ヴェポラッブ®︎

小児はよく風邪をひくため、小児科外来に受診されたことのある保護者の方々も多いでしょう。
これまで、咳止め、去痰薬、鼻水止め(抗ヒスタミン薬)について解説してきましたが、どれも有効性はイマイチでした。

これ以外の薬でよく処方を希望されるのは、
・喉の痛み止め
・胸に貼るテープ
あたりでしょう。今回はこの2種類の薬のエビデンスを解説していこうと思います。

「子供が喉や口の中を痛がっているので、口や

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2. 科学的根拠からみた小児のかぜと去痰薬(痰切り)

前回はチペピジン(アスベリン®︎)、デキストロメトルファン(メジコン®︎)、コデイン(カフコデ®︎)などの、咳止めを中心に解説してきました。
今回の記事は、小児でも非常によく処方されている風邪薬、カルボシステイン(ムコダイン®︎)とアンブロキソール(ムコソルバン®︎)について解説していきます。

カルボシステイン(ムコダイン®︎)とアンブロキソール(ムコソルバン®︎)は同じ去痰薬ですが、作用機序が

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