カスミ

不調です。

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最近の記事

The Cure 『Seventeen Seconds』

前作発表後に行われたスージー&ザ・バンシーズとのツアーののち、ベースのマイケルが脱退(そして彼はAssociatesのメンバーになる。このバンド最高なんで聴いてください)。後任として、ロバートの親友にしてこの後何年にもわたってキュアーの屋台骨を支え、そして去っていったサイモン・ギャラップが加入。さらにマシュー・ハートリーをキーボードに迎えた4人編成で制作された2nd。 愛想の無さは相変わらずですが、本作はそれ以上に根暗なサイケデリック感に満ち溢れています。パンクの名残は一掃

    • The Cure『Three Imaginary Boys』

      イージー・キュアーの名でドイツのアリオラハンザと契約するも、JAPAN売り出し中の煽りを食ってアルバムを出してもらえず契約解消…という辛酸を舐めたのち、フィクション・レコードに拠点を移して制作された記念すべきファースト。この時点でのメンバーはロバート・スミス(G/Vo)、ロバの幼馴染みでもあるローレンス・トゥルハースト(Dr)、そしてこの1作でバンドを脱退するマイケル・デンプシー(B/Vo)の3人。キュアーのベースっていうとサイモンのイメージが強いけどマイケルのベースも趣深い

      • BAUHAUS『In The Flat Field』

        バウハウスと言えばこれってくらい有名なジャケの1stです。 もうすでに何者も寄せ付けない漆黒の闇が広がっております。これがデビュー作とは信じられない貫禄、迷いのなさに背筋が凍ります。 真っ暗闇で刃物振り回すが如く壮絶なピーター・マーフィーのヴォイスパフォーマンスと、それと真っ向から対決するアッシュの尖りまくったギターサウンドが凄まじくとてもこの世のものとは思えません。テレキャスのピーキーな音色を最大限に活かし、キレの良さとイビツさを醸し出すカッティングから鮮血滴るかのようなノ

        • Dir en grey 『GAUZE』

          8年前に初めて聴いた時は最悪だと思いました。歌い方も歌詞も気持ち悪いし、所々出てくるギターのフレーズはダサいし、ドラムはチャカチャカうっせーし、しかもなんで曲中でセリフとか入ってんの?意味わかんないわ 嫌なもん聴いちゃったなーという感覚だけが残りました。それが今や聴く度にあまりのエモさに涙ぐむという始末で、本当に人間というものはわからないものですね。そして僕にとって最もヴィジュアル系を象徴する1枚がこの作品なのです。 ディルアングレイの記念すべきメジャー1stとなる本作には

        The Cure 『Seventeen Seconds』

          G-Schmitt 「Farewell」

          望むものは腕の中で 砂と化して崩れゆく 水の中で微笑む人は 手を伸ばせば揺れて消える ああ 見知らぬ 国に来りて 未だ消えぬ君の姿を 目交ひに焼き付け今も 群れを離れて ひとり彷徨う 砂の城の扉に抱いて 遠い夢を呼び覚ます 繭の中で眠り続ける 貴方の目を覚ますために ああ 聖なる 土地を追われて 吹き荒れる嵐の中で 初めて知った哀しみを 胸に残して ふたり漂う 胸に残して ふたり漂う 望むものは腕の中で砂と化して崩れる 水の中で微笑む人は手

          G-Schmitt 「Farewell」

          G-Schmitt「LSD」

          ひとつひとつ目覚め出す お前の白いシナプス 大気の中に流れ出し 築くエルサレム も一度夢を見させて just once more… 立ち止まるのが嫌なら You need something like LSD 振り向くことも許されず ダビデの星に導かれ 口を閉ざした人の群れ 黒いエントロピー も一度夢を見させて just once more… 立ち止まるのが嫌なら You need something like LSD 誰でも蔭ではその手を汚して生きてゆくのさ お前の望み

          G-Schmitt「LSD」

          G-Schmitt 「Catholic」

          闘いは今まさにその火蓋を切って落とす 黄金の民は何も信じられない 素足には血が滲み 身体からは死にゆく者の匂いがした 永遠の愛を勝ち取る闘い 罪深き者の穢れを 隣人の血で贖えば お前の神は遠く彼方へ 焦燥は日毎濃く暗い影を落としてゆく 黄金の民は何も信じられない ステンドグラスに刻み込まれた約束は 奇跡の待つ墓標の群れ 暗い聖地に息絶えて 生贄の血は流された お前の神は遠ざかってゆく 水はやさしく 身体を包むだろう コスモへと 変わりゆく 私

          G-Schmitt 「Catholic」

          G-SCHMITT 「Isis(Darkness)」

          やがて来る惨劇も 恐れることはない あなたさえそこにいれば 祭壇のその上に 紅く血を流しながら 私は輝く 傷ついた鳩を抱き あなたは私を見ていた 言葉は消えてゆく  あなたの瞳 光の前で 憐みの眼差しで あなたは私を見ている 視界は霞みゆく  あなたの瞳 光の前で 気が付けば私 時間の怒涛の中で 身体の声さえ 忘れてしまいそうよ 永久なるものに この身を繋ぎとめて 夜へと この髪にくちづけて あなたは低くささやく 「案じることはない 私はいつも 

          G-SCHMITT 「Isis(Darkness)」