抽象と具体の世界
みなさんこんにちは。
今回は自分が最も大事にする抽象と具体の考え方についてお話ししたいと思います。
これを理解はしているつもりが、いざ書こうと思うと自分にはハードルが高かったため簡単な例を出しながら書いていきます。
抽象と具体の概念は相対的なものなので常にセットですが、まず抽象とは何なのか言葉の定義からしていきましょう。
例えば上記の図のように、現在世界には「80億近い特殊な個人」が存在しています。それを抽象化すると一言で「人」とまとめる事ができます。
よく話が理解できない時に抽象的と表現されますね。
特に「話が抽象的で分かりにくい」とはどういう意味でしょうか?
たまに「話がまとまっていないことを抽象的」と勘違いしている人がいますが、それは単純に話が整理されていない事によって分かりにくいだけで抽象的とは意味が違います。
これらの場合の抽象的とは自由度が高すぎてどう正しく解釈していいか分かりずらい事です。
一方この場合具体的なオーダーは、美容師さんにも伝わるような詳細を細かく説明することですね。
世界で最も美しい数学式と言われているオイラーの等式はご存知ですか?
オイラーの等式:𝑒 𝑖𝜋=−1
この公式を出すまでに、黒板を隅々まで使って計算式がなされるわけですが、まとめるとこんなシンプルにまとめる事が出来るそうです。
そして更に言うと、この式を理解できるのは世界中探しても少数派でしょう。これを理解できない人の方が殆どだと思います。
ちなみにこの公式の意味は一切分かりません^ ^
ビジネスの現場で考えてみましょう。
例えば、ある経営者が自社の売上が堅調なので、「新規プロジェクトを立ち上げ、来期売上120%増を目指していこう」と大きな方向性を決めます。
その目標を達成するために、現場のスタッフが具体的な施策を実行します。
ちなみにワンピースはそれを如実に表した漫画ですね。
ルフィは「海賊王になる」「ワンピースを見つける」と抽象的な方向性を伝え、残りの優秀なメンバーが、ポーネグリフや航海術など使い、その抽象的な方向性を具体的な施策として落とし込んでいますよね。綺麗に統率された組織体制です。
世の中には多くのビジネスで溢れ変えっていますが、成功している企業を見て分析すると類似する方法や法則、原理原則が存在します。
大成功するかどうか時代的背景や運にも起因すると思いますが、失敗する企業の殆どは原理原則を無視してしまっていると思います。
こんな感じで簡単にいくつか比較しながら具体と抽象について解説してみました。
この概念は奥が深いので、また次回以降どこかで深掘りしていこう思います。
今回も読んでいただきありがとうございました^ ^
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