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「ドバイに住む」居住エリア完全解説!

この記事は、こんな👇あなたにおすすめです。

  • ドバイ不動産の購入を考えている

  • ドバイに移住したい

  • ドバイで家を探している

  • ドバイに旅行する

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今回は、不動産で最も重要な「立地」「エリア」について解説します。土地勘がない外国の土地で不動産を探すのは大変です。土地勘を培うために、ドバイのエリアをこのnoteでおさえておきましょう!

①ドバイ不動産の3大エリア

ドバイの不動産開発の歴史・変遷は、過去の記事でも紹介しました。基本的に北から南へ、海岸から内陸へ開発しています。2023年現在のドバイの中心地は、下記の3つです。

  1. ダウンタウン / DIFC

  2. ドバイマリーナ

  3. パームジュメイラ

ダウンタウン / DIFC エリアは、金融やビジネスの中心地です。ダウンタウンの建設は2004年から始まり、ブルジュハリファは2010年に完成しました。ブルジュハリファを中心にホテルやオフィス、高級マンションが混在しています。DIFC (Dubai International Financial Centre) はグローバルの金融ハブとして機能しています。

ドバイマリーナは、居住地でもあり観光地でもあります。正式な地名では"Marsa Dubai"となります。2003年から開発が始まっており、すでに20年経っています。ドバイマリーナと書きましたが、3大エリアの一つとして、ドバイマリーナ、JBR、ブルーウォーター、ドバイハーバーを含めています。ホテルと高層マンションが多く立ち並び、ビーチ沿いや海沿いにはレストランが立ち並んでおり、車がなくても生活しやすいエリアです。

パームジュメイラは、主にホテルと別荘・居住地です。高級ヴィラや高級ホテルが数多く並ぶ落ち着いた場所です。2007年に一番最初の住宅が引き渡されています。ドバイの高級住宅エリアの象徴であり、築10~15年の古いヴィラも出てきており、リノベーション物件が増えてきています。アトランティスホテルも一部も補修工事しています。一方、新規プロジェクトもまだ建設されています。もうそろそろ全ての土地に建物が建ちそうです。

②主要な居住エリアの全体マップ

外国人のためのドバイの主要居住エリアをざっくり分類しています。
まずは、全体像を掴み、いつでも振り返れるようにしましょう。

ドバイの北側の居住エリア
ドバイの南側の居住エリア

③ 急速に発展しているエリア

  • JVC / JVT(ジュメイラ ビレッジ / トライアングル)
    JVCエリアは2005年にスタートし、現在も建設が各地で進行中です。発展する理由は「アクセスが良く、都心部より安い」からです。アクセスについては、幹線道路からドバイを解説した記事をご覧ください。ダウンタウン方面にも、マリーナ方面にも、ドバイサウス方面にも行きやすい立地です。将来、DWC(アルマクトゥーム)空港が世界最大の空港として利用される場合、JVCは車で30分の範囲にギリギリ入ります。

  • ビジネスベイ・ドバイカナル
    ビジネスベイは、2008年にインフラが整い、2010-15年に建設が多くなされています。元々、メトロの駅周辺にはビジネスビルが立ち並び、多くの人が通勤してきます。現在は、ダウンタウン側の川沿いだけでなく、川の反対側まで開発エリアが拡大しています。

  • ドバイ クリーク ハーバー
    EMAARが2006年ごろにプロジェクトをローンチしたエリアです。2022年に、EMAARは、ドバイホールディングスからこのエリアを買収しています。JBRエリアが雑多になってしまった反省を生かして、クリークハーバーはEMAAR(とドバイプロパティーズ)が全て開発するという話を現地のエージェントから聞きました。

  • Expoシティ
    Expo2020のために作られたエリアで、メトロも通っています。現在は、世界的なアーティストが来るようなコンサート会場や国際カンファレンスの場所としても利用され、レジデンスやビジネスセンターなどかなり整備され、あと数年で完全な街になります。コミュニティ内はゴルフカートで移動します。立地は内陸なので、良いとはいえないですが、DWC空港のすぐ近くなため、DWC空港がメインになった時にはとても便利です。

④ ヴィラエリア

家族連れ、ペットがいる場合はコミュニティの中に広場や公園、スーパーなどがある居住コミュニティがおすすめです。

  • ドバイ ヒルズ
    ドバイヒルズはEMAARの高級ヴィラコミュニティです。敷地内に緑が多く、日本人富裕層も含め、外国人が多く住んでいます。広大な敷地のコミュニティでありながら、ダウンタウンやマリーナへのアクセスが良いので、人気です。2018年にゴルフコースがオープン、2022年にドバイヒルズモールがオープンしています。

  • MBRシティ(メイダン)
    MBRシティはラグーンのある高級ヴィラコミュニティです。2020年完成を目標にメイダンとSOBHAがDistrict Oneというヴィラコミュニティを建設開始。2019年ごろから引き渡しされており、District One以外にも建設中のプロジェクトが多数あります。

  • エミレーツ ヒルズ
    ドバイの最高級住宅コミュニティの一つです。マリーナの向かいに位置し、広大な敷地の入り口にセキュリティゲートがあり、ゴルフ場の周りにヴィラが建設されています。どこに住んでいるか聞いて「エミレーツヒルズに住んでいる」と言われたら、超富裕層確定です。

  • アラビアン ランチ
    EMAARのプロジェクトであるアラビアン ランチは1~3まであります。2004年、2012年に1と2が開発され、3は2023年現在開発中で2025年完成の予定です。1にはゴルフ場があり、アクセス面でも1が最も良い立地にあります。

  • DAMACヒルズ
    民間デベロッパー最大手のDAMACが開発するほとんど完成に近いコミュニティです。現在も一部のエリアは開発中で、今年中にDAMACヒルズモールが敷地内にオープンする予定です。2015年に最初の住居が引き渡しされています。ヴィラだけでなくゴルフ場やマンションも混在するコミュニティです。

  • ムドン
    ドバイプロパティーズが開発するヴィラコミュニティですが、メインの建設会社はシャンプージというインドの大手建設会社です。他にも中国の会社とWade Adamsという建設会社が施工しています。どの建設会社も高級コミュニティを開発している実績があり、クオリティには安心です。

  • ジュメイラ ゴルフ エステート
    2013年から入居開始しているジュメイラゴルフのヴィラコミュニティです。敷地内はゴルフカートで移動でき、2つの18ホールのゴルフコースがあります。落ち着いていて静かなコミュニティなので、家族でゴルフ好きの人には最高の環境です。

⑤ 開発中のエリア

  • ドバイ サウス
    ドバイサウスは、もともとドバイ・ワールド・セントラルとして知られ、完成すれば世界最大の空港となるアル・マクトゥーム国際空港を中心とする基本計画都市です。この空港はすでに運用が開始されており、年間2億人以上の乗客と1,600万トンの貨物を処理するキャパシティになります。住宅、ビジネス、物流、イベント/展示など、145万㎡もの敷地を都市開発しています。

  • パーム ジェベル アリ
    パームジェベルアリは、パームジュメイラの2倍の大きさの人工島で、2023年5月にNakheelが開発マスタープランを発表しました。再生可能エネルギーを使った都市開発、ビーチを拡張し、ウォーターフロントと緑が多いエリアになります。35,000世帯のビーチサイドの住宅、80を超えるホテルやリゾートがあり、さまざまなエンターテイメントやレジャー施設ができる予定です。

  • ドバイ クリーク ハーバー
    クリークアイランドという島はほとんど完成しています。ハーバーエリア以外の全体のマスタープランとしては、1300mの高さのクリークタワーを中心とした都市計画になっています。しかし、コロナの影響で建設予定は遅れており、今後の開発状況は注意してみていく必要があります。

⑥ 単身者に最適なエリア

  • アル バーシャ
    アルバーシャエリアは2000年に開発されているエリアでドバイの中では新しいエリアとは言えませんが、モール オブ エミレーツがあるので交通量と人の往来は絶えないエリアです。モール周辺にはレストランも多く、マリーナにもメトロで行けるので、便利かつ比較的リーズナブルに生活することができます。アルバーシャ2や3のエリアは高級ヴィラのエリアになります。

  • バーシャ ハイツ
    TECOM Groupが開発したエリアなのでTecomとも呼ばれています。2009年ごろに完成したエリアで、ドバイマリーナのすぐ近く、The Greensとアルバーシャの間にある便利な立地です。また、シェイクとヘッサストリートに面しているため、車を使う場合にも便利です。

  • ドバイマリーナ
    ドバイマリーナにはアパートメントの選択肢がたくさんあります。築年数を気にしなければStudioのアパートメントは必ず見つかるでしょう。開発から20年でも未だに開発されているエリアで、ドバイの中でも取引額はダントツ1位です。基本的になんでもあるので、車がなくても自転車とメトロでも生活には困らないエリアです。

  • JLT
    JLTは2006~2008年にメジャーな建設がなされているエリアです。マリーナとシェイクを挟んだ反対側のエリアで、DMCCというフリーゾーンがあることで有名です。マリーナと立地はほぼ変わらないが相場が少し安く、池を囲むようにマンションやビジネスタワー、レストランが並んだ便利なエリアです。

  • インターネット シティ / メディア シティ
    インターネットシティは、ドバイマリーナと隣接しているパームジュメイラの麓のエリアです。元々このエリアはバーシャハイツと同様Tecomが開発しています。ホテルやIT企業のオフィスビルが多いですが、立地が良いのとマリーナに比べてリーズナブルなレストランもあり、生活しやすいエリアです。

  • フェスティバル シティ
    Al-Futtaim Groupが開発したエリアです。Al-Futtaimは、中東のカルフールの営業権を保有しており、中古車事業、不動産開発を始めとしたドバイの大企業です。フェスティバルシティは、DXB空港に近くて便利なので、出張が多い方には最適です。インターコンチネンタルホテルはレジデンスとして比較的リーズナブルで、日本人にも人気です。

⑦ まとめ

ドバイの居住エリアを解説してきました。これからドバイで家を探す方にとって参考になれば嬉しいです!
不動産投資を考えている方にとっても、土地勘をある程度培うことができると思います。今回のエリアの特徴をもとに、物件を探してみてはいかがでしょうか?

綺麗にまとまったMAPが欲しい方は下記の記事(有料)をご覧ください。
よりドバイ全体のエリアの理解ができます。



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