見出し画像

#04:我が家の「チームワーク&コミュニケーション」

こんにちは。前回、コミュニケーションの難しさについて書きました。
夫婦は、縁があって結ばれたものだけど「他人」、子どもとのつながりとはまた違う。
だから、相手に気をかける、配ることが大事と言いました。
私なりの法則として、ピラミッドの法則の話をしました(記事:#2)。
別の言い方をすると、イメージは少し違いが湧くかもしれませんが、家族は時々野球チームのように思います。こんなふうに考える方も少なくないないですよね。
イメージも浮かびやすいかとは思いますが、コーチはお母さん、監督はお父さん。
監督はゲーム全体を理解していることが重要で、コーチということばからは指導者というイメージが浮かぶと思います。
もともと、コーチということばは「馬車」の意味があり、望む場所まで送り届けるという意味から、目標達成するためにサポートする役割を担っているといえます。
お母さんは、子どものためにコーチングしていってあげる担当。
コーチ役であるのがお母さんだとすると、監督役であるお父さんと目標達成のために、しっかり良いコミュニケーションをすることが必要になります。

家族を作り上げていくにはコミュニケーションの積み上げがとても大事。
私自身は、当時はコミュニケーションの情報のメカニズムを理解していたわけではなくて、主人に気をかけていたことで、偶然にも大きくずれることなく上手くコミュニケーションできていた。
私が50歳頃から本格的に取り組み始めた心理学から教わったことは、人は五感を通して情報をインプット、アウトプットする。そして、その外から取り入れた情報は感覚と結びついて、簡略化されたり歪められたり、一般的な表現をしたりして頭の深層部分に保存され、さらにその情報を再度簡略化、歪曲、一般化したりしながら表に出しているということです。
コミュニケーションで重ねているキャッチボールは、往々にして必ずしも正確な情報ではない。だからこそ、相手に気を向けて考えることが必要といえます。私は幼少期の背景もあって(記事:#01)、考えることが苦にならないこともあって、可能な限りいろいろな角度から考えるように心がけています。

夫婦間での会話のすれ違いは、質問して細かく具体的な内容にしてやり取りすることですれ違いは解消しやすくなります。
例えば、私たち夫婦はよくケンカをしていました。そのケンカの内容は子育てに対することが多くありました。私たち夫婦には自閉症の子どもがいたため、特に子育て真っ最中の頃は、主人が私をなだめることも難しかっただろうと思うほど主人にぶつけていた日々だったと思います。今ふり返ると、何を言っても感情が収まらない私にうんざりしたこともあっただろうと思います。
そんなとき、怒りをぶつける私に向けて主人は、「誰が言ったの?」「何を言われたの?」「何に怒っているの?」と具体的な質問をたくさんしてくれていて、そのおかげで収まっていったことを覚えています。さらに、時間をかけて少しずつ会話のトーンや言葉のスピードをゆっくりめにしてくれていたなぁ…と今だとはっきり実感があります。
最終的には、「考えていることはいつも一緒だよ。怒ることじゃないよ」と収めてくれる手伝いをしてくれていました。
当時の私は、考えることは好きなものの、「情報の扱い方」ということに対して理解できていませんでした。私が主人に対して気をかけることを大事だと思い出した気持ちに対して、主人も私に気をかけてくれていたという逆パターンのお話となりました。
どちらかが上手く収めるのも大事で、またその逆も大事。持ちつ持たれつですね。
相手にゆだねて収めてもらえることもありがたかったなという感謝の回想の記事になりました。お読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?