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「キュン」

あれは中学生のときです。

うちの学校は文化祭の時に
校庭で「後夜祭」と称し
キャンプファイヤーを
やったりしていた学校でした。

先生が木を組み立ててくれ、
校長が司祭のような恰好をしてくれて
どちらかというと先生が率先して?
夜は仕切ってくれていたイメージ。

今の学生さんがやるのかわかりませんが、
学校なのでやることは限られていて
まぁ、フォークダンスをやるわけです。
そしていい雰囲気になったら
あかりの灯る道を通って校門でたら
男女で帰宅…

といういい雰囲気だすんですね、一応。

というイベントでした。


「参加したら最後、フォークダンスを
踊らねばならない」

というハードルの高さ、
ちょっとした恥ずかしさ
も相まって
参加者は全校生徒数に比べ、格段に少ない。

そして、
私の世代はまた特殊で、全校生徒数が
女子の方が多かった時でした。

全校生徒数で女子が多い・・・

わかります?ここで。
察しのいい方。
なんとなく話が見えてきたかな?



当時、既に今の身長とほぼ変わらない
160センチ位の私。


全校生徒数で女子が多い・・・


そう、私のお役目は、
途中から


男役


として、男女のペアになるものでは
男性役として、回る立場になるのです。

女子:女子

のフォークダンス。
疑似、プチ宝塚体験。


「おーい、〇〇~頼むわ~」
(〇は名前)
が先生が私にかける言葉でごわす。
毎年、これでした。


一応、別の日に練習みたいな機会があると
そこだけは時々女役(?)でしたが。


私自身が回っている限り、
私の意中の人とは、
永遠に踊れない訳です。

ま、じつのところ
意中の人、いませんでしたが...



でもね、
ちょっとは女子になりたいじゃないですか。



憧れたかっこいい
(当時はそう見えた)
先生とかはいたわけですよ。


・・・回ってこない。
いや、自分が回ってるし。

先生~!!!!!!遠いぃ~~~~!!!!


この想い、

わかります?

わかって!!



でもね、これがね・・・

完全に女子になれるときに
恥ずかしすぎて
女子になれない問題が
出てくるんです...


・・・・結果は・・・お察し下さい。

サポートしてくれると、とっても喜んじゃいます♪ 嬉しいな(#^^#)