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Shibakawaの楽天イーグルス観戦記〔2017後半戦〕

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「東北・夢・再び」。2度目の栄冠へ、遂に「正念場」を迎える真夏の優勝戦線。梨田楽天2017年オールスター明け後半戦の戦記録を綴ります。 鷲好きなあなたと見届けたい感動フィナーレ。… もっと読む
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#則本昂大

【CS試合評】 一大決戦で今シーズン最低最悪の負けゲーム~10月14日●楽天0-10西武

【CS試合評】 一大決戦で今シーズン最低最悪の負けゲーム~10月14日●楽天0-10西武



今季最低最悪の二桁失点零敗ゲーム3位からの下剋上の期待を胸に迎えた所沢決戦の第1ラウンド。
しかし、僕ら鷲ファンに突きつけられた現実は、今季最低・最悪だった。
10点以上の得失点差をつけられ零敗を喫したのは、今季のレギュラーシーズンでは1度もなかったこと。
それは、昨年9月14日ソフトバンク戦(●E0-14H)以来だった。

あまりにも完膚なきまでに打ちすえられた敗戦劇は、盛岡で則本が自己最悪

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《CS前評》圧倒的支配力でねじ伏せろ!  鷲のエースに授けたい「パ首位打者」秋山翔吾封じの秘策とは?

おはようございます。
信州上田在住、郷里の英雄・真田幸村の「赤備え」がクリムゾンレッドに見える楽天ファンの野球ブロガー、@eagleshibakawaです。

さてさて、クライマックスシリーズ1stステージ。
遂に決戦当日の朝を迎えました!

3試合制で2勝で勝ち抜けですから、初戦がとっても大事。
過去のデータを紐解いても、初戦白星なら1stステージの突破率は91.3%と言われていますから、エース

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【試合評】投打の大黒柱が存在感を発揮!! ようやく止めた西武戦の大型連敗~10月2日○楽天2-1西武

【試合評】投打の大黒柱が存在感を発揮!! ようやく止めた西武戦の大型連敗~10月2日○楽天2-1西武



エースと4番の獅子退治!エースがエースの仕事を全うした6回1失点だった。
則本の闘志溢れる130球に応えたのが、4番による4番の大仕事!
0-1と1点を追った6回、ウィーラーが一振りで事態を打開した。
好投した相手先発・十亀の数少ない失投を捉え、決着をつけた31号2ラン!

両軍合計わずかに3得点、ロースコアの投手戦の中、イーグルスの投打の大黒柱が存在感を誇示した西武24回戦になった。

◎パ

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【試合評】デスパイネ3三振斬りも、激しく消耗。尾を引いた因縁の対決~9月24日●楽天3-4ソフトバンク

【試合評】デスパイネ3三振斬りも、激しく消耗。尾を引いた因縁の対決~9月24日●楽天3-4ソフトバンク



鷲ファンが絶句し、グラウンドにしゃがみ尽くした則本が悔しさのあまり右手拳を人工芝に叩きつけた7回裏まさかの暗転...

今振り返れば、その伏線は、結局のところ、エースが涙を流した前回9月3日ソフトバンク戦(●E0-1H)にあったのかもしれない。

絶対に負けられない試合だった。
7回表の開始時、所沢では2位・西武が6-2と大きくリード。
かたや楽天は、斜陽の元敵軍エースの前に5回まで散発3単打

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【試合評】 エース12勝目に花を添えたペゲーロ先制25号ソロ~9月10日○楽天2-1オリックス

【試合評】 エース12勝目に花を添えたペゲーロ先制25号ソロ~9月10日○楽天2-1オリックス



4年ぶり2度めになったエースx正捕手のお立ち台3戦ともハイクオリティスタートを記録しながら、3戦とも敗戦投手。
マウンドに崩れ落ち、ベンチで涙を流した9月3日ソフトバンク戦(●E0-1xHから1週間、則本が粘りの好投をみせた。

1試合5四球は、2014年6月3日阪神戦以来、自身4度目(ワーストは6四球)。
微妙な制球に苦しむ場面もあったが、先頭打者の出塁を許さず、7回を1失点にとどめるゲーム

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【試合評】初回大谷翔平にストレート撃ちにあった背景を探る~8月26日●楽天4-5日本ハム

【試合評】初回大谷翔平にストレート撃ちにあった背景を探る~8月26日●楽天4-5日本ハム



絶句の1週間書き留めておきたい言葉が簡単には見つからない。
何を書けば良いのか途方に暮れる日本ハム17回戦になった。

この1週間は下位に沈むロッテ、日本ハムとの6連戦。
両者との対戦成績も大きく勝ち越していた。

強かった前半戦の野球を思い出す「絶好のリハビリ期間」にするため、乱れた指揮系統や隊列を再び立て直し、連戦続きで疲弊した心技体をリフレッシュさせ、そして再度8月29日から始まる西武、

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【試合評】過労死寸前の働きすぎと、病院帰りのリハビリマンで5連敗~8月19日●楽天0-2ソフトバンク

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7月24日以降は勝率.381推進力を失ったイーグルス号の急失速が止まらない。

開幕から7月23日までの勝率は.688。
高高度で意気揚々、2度目のV行きジェット飛行が、ペゲーロ&岡島が離脱した7月24日以降は本戦含めて8勝13敗、まさかの勝率.381である。

もっと言えば、ペゲーロが1軍復帰した8月16日以降では4連敗と、高度1万mから死地行きの垂直落下で、地面激突スレスレの緊急事態になっ

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【試合評】窮地の中に活路を見出した、則本&足立の共同作業~8月12日○楽天7-0オリックス

【試合評】窮地の中に活路を見出した、則本&足立の共同作業~8月12日○楽天7-0オリックス



待望の快勝は約1ヵ月ぶり!エースが今季2度目の完封勝利。
打っては今シーズン5度目の先発全員安打となる14安打7得点。
僕らファンが待望した、投打かみ合う快勝がやってきた!

前半戦は数多く見られた理想の勝ち方も、
怪我人が続出した後半戦は、めっきり減っていた。

セーブがつかない4点差以上のリードをつけたのは、後半戦の初戦、函館で戦った7月18日の日本ハム戦(○E5-1F)以来、約1ヵ月ぶり

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【試合評】 失速した14回戦。炎獅子の蹂躙を許したエース背信の6失点~8月2日●楽天4-7西武

【試合評】 失速した14回戦。炎獅子の蹂躙を許したエース背信の6失点~8月2日●楽天4-7西武



炎獅子の蹂躙を許し、2位後退へ...怪気炎を上げる炎獅子軍団の奔流に、則本もあっさり飲み込まれた西武14回戦になってしまった。

是が非でも勝たなければならないゲームだった。

岡島&ペゲーロ離脱後は2勝4敗と黒星先行するなか、2位・ソフトバンクとのゲーム差は-0.5と、厳しいマッチレースの真っ只中。
オリックスのおかげで昨夜は首の皮一枚つながった楽天だが、ここで踏ん張らなければ、若鷹軍団に追

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【試合評】 後半戦の首位攻防。鷹の出鼻をくじいた「投打理想の逆転劇」~7月26日○楽天4-1ソフトバンク

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今後の明暗を左右する1勝に

初戦を雨で流して迎えたソフトバンク3連戦の2戦目。
是が非でも取りたかったパリーグ首位攻防の要所を、楽天がみごとな逆転勝利で飾った。

ホークスとの直接対決を11試合残すことを考えると、局地戦での1勝かもしれない。
しかし、ぼくは『今後の明暗を左右する1勝』だと信じている。
本当に大きな1勝になったと思うのだ。

というのは、2位・ソフトバンクとのゲーム差が2.5

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