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Amazon 試着 VS 実店舗試着

私は長年 Amazon Prime 会員である。Amazon photos や Prime video なんかはよく使わせてもらっているし、昔は楽天のダイヤモンド会員をキープするくらい買っていたのに、今は断然 Amazon での買い物の方が多くなった。
楽天はもうとっくにダイヤモンドではなくなっている。

先日、「今年は富士山に登ってみたい」 という話の中で、「登山好きになりたいわけではない」 と言っていたとおり、今回もトレッキング シューズなどをレンタルするつもりだった。


が、登山のエキスパートほど、富士山登頂 (?) には、

  • レインウェア

  • トレッキング シューズ

が大事だと言うのだ。


トレッキング シューズの試着

私は過去にレンタル ショップで借りたトレッキング シューズをうまく履くことができず、足の爪が死んでしまった。
そしてそれは今でも完治していない。


白谷雲水峡なんて山でもなんでもないところでギブアップしたのに、富士山で足が痛くなっている場合ではない。

これはもう、多少不本意ではあるがトレッキング シューズだけは 「自分に合ったもの」 を買うべきだという気がしてきた。
どうせレンタルでも 5 ~ 6,000 円かかるのだ。
(屋久島のときはかなり安かった)


不本意であるのは、「いかにも登山!」 っぽいデザインがあまり好みではないからだ。そもそもスニーカーですらほとんど履かないので、よりスポーティーになってくると 「う~ん😐」 という気持ちがどんどん増してくる。
人の目をあまり気にしないタイプではあるが、それでも自分が納得していないものを身に付けるのも、ましてや高額なお金を払うのも嫌ではないか。

トレッキング シューズはピンキリあるようだけれど、3 万前後はする認識だ。

色々 「山と渓谷」 や 「YAMA HACK」 などのトレッキング シューズ特集などを参考にさせてもらいながら、あーでもないこーでもないと悩んでみた。


そのうち、North Face の ↓ のシューズを見つけたのだ。ちょっと等高線がない方が好きだけれど、「いかにも登山靴!」 という感じはほとんどしない。

初心者はミドル カットがいいと聞いたし、水に強いゴアテックス仕様である。

色的には ↓ のウォールナットの方が好きだが、どうもレディースのサイズはベージュまたは黒しか出ていないようである。


そこで Amazon Prime の会員特典である、'try before you buy' (Amazon の試着) を試してみることにした。
私の足のサイズは 24 ~ 24.5cm なので、多分トレッキング シューズならメンズの 25.0 ~ 25.5cm も許容範囲なのではないか。

最大で 4 点まで頼めるので、色やサイズも合わせ、4 点依頼した。
一旦 「購入」 することになるので、合計金額は 8 万円程度。カード決済はまだされないが、1 週間以内に不要なものの返品手続きを取らなければ、全商品 「購入した」 ことになり、満額請求されてしまう。


上記 Amazon 試着の手続きはしたものの、そもそも 「自分に合っている登山靴」 が分っていないから爪が死んだわけで、この North Face の ↑ の型一択ってのも良くないのではないかと思って比較的近場のアウトレット モールに行くことにした。
そうすれば他ブランドの試着もできるし、店員さんから色々教えてもらえるだろう。

運良く ↑ の靴が実店舗にあったので、メンズもレディースも履かせてもらった。ウォールナットの 26.0cm を店員さんにおすすめされたが、「今はいた時点でかかとの部分が当たっているが、これは問題ないのか?」 と訊いたところ、「それは靴が合っていないということ」 だと教えてもらった。

この店員さん自身、おそらく登山をする方らしく 「歩けないとおぶってもらわなければいけなくなる。ブランドで選ぶのではなくて、とにかく色々と試して '包み込まれる' ような靴を買った方がいい」 とアドバイスしてくれた。

正直 (いい意味で) ファッション要素の強い (しかもアウトレット モールにある) North Face の店員さんに、実際に山登りするほどの経験も知識も求めていなかったのだけれど、大変感じよく豊富な知識を教えてもらえてちょっと感動した。とてもありがたい。

また、やはり ↑ の靴は富士登山というよりはタウン ユースに購入する人が多いこと、富士登山ならもっと (カバー部分? が) ハードなもの、ソールのでこぼこが深いものがおすすめだということだった。

↑ 店員さんのおすすめはこっちだった。これも 「いかにも登山靴!」 という感じはまったくなかったし、すごく軽くて価格も確か 1 万円前半だったので買ってもいいかなと思ったのだが、かかとの部分が当たるためあえなく購入には至らなかった。

Amazon のレビューで 「小さい!」 というコメントが多いが、確かに私も 26.0cm がピッタリだった。26.0cm なんて今まで買ったこともはいたこともない。2cm アップくらいで買うのが最適か。


次に、(North Face の) 店員さんにもおすすめされた mont-bell に行ってみた。モンベルが日本の会社とは知らなかった。

しかし、登山への本気度が高い企業のためか、試着に関しても登山靴下を貸してくれたり、足のサイズ (長さ・幅) を丁寧に測るデバイスがあったりして、より 「自分に合った」 靴を見つけやすいシステムになっている。

また、店員さんの知識も本当に豊富なのでかなり勉強になるし、ポイントを押さえて説明してくれるし、こちらの質問にも論理的に的確に答えてくれるので迷いが生まれない。
実際に上り坂・下り坂のモックアップ山も歩かせ、「下り坂のときにつま先が靴にぶつからないかどうか?」 というのも試させてくれた。

「富士登山ならマウンテン クルーザー 400 か 600 がおすすめ」 ということで、あぁ、その名前何回かネットで見たな、と思った。おすすめしている人が多かったのだ。
そしてモンベルの商品の中で比較的 「いかにも登山靴!」 という感が薄れるのが、マウンテン クルーザー 600 かなという気がした。


ウン、改めて見るとやはりかなり登山靴っぽい。特に配色のコントラストが激しいと。
しかし私の足と爪を守るためだし、何より 「やむを得ない事情」 などなく、ただ 「デザインが別のものの方が好み」 などという理由で 「歩けなく」 なって人に迷惑をかけるわけにはいかない。日本最高峰の富士山でそれをするわけにはいかない。それは日本最大級の迷惑ということだ。


最初はマウンテン クルーザー 400 の方をおすすめされていたのだが、上述の 「下り坂」 でつま先が靴に当たってしまう現象が発生した。


すごい。あのモックアップがなかったら、私の爪はまた死んでいたかもしれない。
店員さんにつま先が当たることを伝えたら、600 を試着させてくれた。こちらは当たらなかったので、私には 600 の方が合っていることが判明した。

一応、ほかにも Columbia や Patagonia など、トレッキング シューズに期待できるブランドもまだ見ていなかったので、要検討として一旦店を出た。

が、アウトレット モールというせいが大きいのだと思うが、あの施設内ではモンベルほど本気のトレッキング シューズを見つけることはできなかった (見落としただけかもしれない)。

最終的にまたモンベルに戻り、登山用靴下とマウンテン クルーザー 600 を購入した。


靴下は前に利尻島で買った ↓ を履こうかなと思っていたのだけれど、どうも綿が入っているような気がする。
綿はびしょびしょになって乾かないので、登山には厳禁だというのだ。

品質表示のシールを多分捨てたし、検索しても不明なのでとりあえずモンベルのメリノ ウールのものを購入した。

あ、でも 「ドラロン®️」 という糸が使われていて、吸湿速乾性に優れているのかな? 多分、利尻山用の登山靴下としても販売しているはずなので、きっと高機能なのだろう。低山で使ってみようかな。


バックパックの試着

過去に ↓ の記事を書いた。

先日の沖縄に行ったとき、仕事もする必要があったので PC とその周辺機器、(プライベート用の) 自分のカメラも持っていく必要があった。もうそれだけで 5kg 近くなる。
私は大抵飛行機は LCC なので 「7kg の壁」 がすぐにそこまで来てしまう。

幸い、沖縄だったので服は少なくて済んだし、帰りはゆうパックでお土産や不要なものを送り出したのでなんとか上記記事の中華製のバックパックで乗り切った。
やはり、軽いことは正義だ。


しかし、しかしである。
いつも何らかの中華製の超軽量バッグを使ってはいたのだが、まぁ見た目的に (こんまりさん風に言えば) ときめかないものは多かった。
機能重視と割り切って使っていても、静岡などへの近場への 1 泊旅行や、最初から最後までレンタカーを借りるような旅は、別に軽くなくてもいいのだ。

確かまたバックパックを探していて、たまたま近所の古着屋を覗いてみたとき、大変状態の良い DANTON のバッグが置いてあったのだ。


持ってみたら驚くほど軽くて、コロンとした形がかわいくて、結構頭に残り続けて数日後にネットで色違いを購入した。

ちょっと無印のとも似ている気がする。


ダントンの方はペットボトル用 (?) の脇ポケットが付いていないので、そこ結構残念に思っているのだけれど、なんだかんだ気に入ってこのバックパックで行けるところはこれで行ってしまっている。
中華製で 100g 未満の同容量のものも持っているが、まぁときめきはしないのだ。
行けないときは少し残念な気持ちで機能性を重視した中華製のバックパックを使う🥺


そんなエピソードを最近は経験してしまったので、果たして登山用のバックパックを用意するべきかどうか、やはり 「見た目を気に入っている」 というのは結構重要な要素だよな、と思い直してきたのだ。

私はヨーロッパ圏に 2 週間程度ひとりで旅行することがある。
とにかくウロウロするので、キャリー ケースなどは持って行けない。お土産も買うのでそれなりの容量が必要だ。

というわけでこれまた中華製の登山用バックパック 60L を持っているのだ。腰のベルトも付いているので、かなり重宝した。

本当はこのバッグを買う前に MILLET とか karrimor など、有名どころはひととおりチェックしたのだが、バッグ自体が 2kg 程度あったりして、目的に適うものを見つけることができなかったのだ。
登山用じゃないのだから当然と言えば当然だが。


富士登山は軽いことがかなり重要なのではないかと思い、中華製の 300g 未満のバッグで行こうか、それとも多少重くても登山靴の腰にベルトが付いていたり、クッション性に優れているものの方が疲れなくていいんだろうか……。と悩んでいた。
一応 Amazon でもバックパックを探してみた。

本当は登山用品にお金をかけたくはないのだ。だから 「登山好きになるつもりなはい」 と思っているのだ。めちゃくちゃお金かかるの知っているから。

が、見つけてしまった。


私は多分、「色」 に弱い。
「あ、これいい色!」 と思ったら欲しくなってしまう。逆に言うと色が気に入らないと何もかも気に入らない。

↑ のカリマーのバッグは、旅行用にも違和感ないデザインで汎用性が高そうだと思ったのだ。

↑ のような 「こんもり丸くツルッとして縦長」 のバッグはなんだか登山感強いと思っている。バックパッカー要素が強くて、日本人が日本で使うには少し違和感が生まれそうだと思ったのだ。


これは Amazon 試着で取り寄せてみた。↑ のレジオンとブルー × グレーの色と、甲乙つけがたいと思ったからだ。やはり実際に見てみた方がいい。
百聞は一見にしかず。もしかしたらこれも店員さんにアドバイスをうけながら選んだ方がいいんだろうとは思うが、多分トレッキング シューズほど深刻な要素ではないのでまぁいいかと思った。
結局、レジオンを気に入りそちらを買うことにした。

また、結構大きく見えたが背負ってみるとそうでもなかった。実物を見ないと分らないことだらけである。

こういうとき、Amazon の試着は特に便利だなぁと思った。
実店舗に行けば 「そこにあるもの」 からしか選べないし、店舗を巡れば体力的にも結構疲れる。

昨日もアウトレット モールから帰ってきたらすごく疲れて、帰宅後パートナーとめっちゃ疲れたと言い合っていた。何だかんだ 15,000 歩ほど歩いていたらしい。
こんなので富士登山ができるのか。
(高尾山やその他低山には予行演習するつもり)


レインウェアの試着

レインウェアは本当に難しい。
先日から 10 時間以上かけて吟味しているが、

  • デザイン

  • 機能

  • 価格

すべて統合して 「これだ!」 というものが見つからない。
もちろん、価格を無視できるなら 「これだ!」 というのは比較的簡単に見つかるが、なんせ初心者なのだ本当にそんなに出す必要があるのか、という新しい悩みがあるのだ。

個人的には

  • 耐水圧 20,000・透湿性 10,000 (細かい単位は不明)

  • 脇下にファスナー タイプのベンチレーション

  • 許容できるデザインと色

ということを重要視している。


Amazon 見ていたら ↑ を見つけて、とても綺麗な色だと思った。しかもゴアテックスなので、レインウェアとしては問題なさそうだ。

しかし、登山のエキスパートの方の動画 (今探しても見つけられない) で、「脇のベンチレーションが便利」 というのを聞いてから、それがとても欲しいような気がしているのだ。
個人的には透湿性よりそちらの方を重視した方がいいように思えるのだ。

↑ のマーモットのウェアは、脇のベンチレーションは付いていない。あと、結構予算オーバーかなーって。
1 万円ちょい (上のみ) で欲しい。出しても 2 万円前半🥺🥺

色と素材感を見たかったのでカリマーのバックパックと一緒に試着を申し込んでみた。質感も色も良いのだけれど、ベンチレーション的な穴は裏側にも一切なく、ストレッチ性もほぼなかった。
購入は見送ることにした。


レインウェアは本当にトレッキング シューズと同じくらい深刻な問題なようなので (低体温症にならないように、とにかく体を濡らさないことが大事なので、雨が浸透して体が濡れたり、湿気がこもって汗で体が濡れたりということを可能な限り防ぐ必要があるらしい)、生半可な気持ちで 「これでいいかー」 とするわけにもいかない。

けれど、納得のいかない欲しくもないデザインのものに万単位のお金を払いたくない気持ちもあるのだ😭😭


↑ 安価で高機能だと評判の高い MIZUNO のレインウェア。これは確か脇のベンチレーションがない。あればレンタルで借りても良かったのだけれど、ないのだ。
あと、ポケットのマジック テープにもどかしさを感じたとレビューしている人がいて、多分私もそう感じると思うので購入には至らないだろう。


↑ これも評判が良かった。けれどやはり脇のベンチレーションが付いていない。
着心地ソフトで、伸縮性が高いらしい。ちょっと着てみたい気もするが、(ベンチレーションが付いていないため) どうせ買わないので Amazon 試着は申し訳ない気がして頼んでいない。


↑ これは脇にベンチレーション付いているけど、多分レディースの展開はされていない。あと細かいスペックが分らない。そして予算オーバーかなぁ。


↑ これも脇にベンチレーション付いていた。これも防水性・透湿性に対するスペックの詳細が不明なのと、予算 MAX なので他にもっといいのあるかなぁ……、とちょっと決め手にかけている。3 層構造だから良さそうなのだけれど。


もう本当に 「(服のことでどれにするか) こんなに悩んだことない!」 ってくらい悩んでしまった。
悩むの嫌いなのに😑😑

Marmot の昔の型で、脇ベンチレーション付きで防水・透湿対応のものがあったのだけれど、耐水圧が 10,000 っぽいのだ。
あまりこの詳細な情報を見つけられないのだけれど、富士登山には 20,000 必要だと言われている。

でももう嫌になったのでとりあえず買ってみた。色も良かったし。
とりあえず低山で練習するではないか!
高尾山で着るのだ。

1 万円ちょいのものを 2 回買ったら、3 万円のものが 1 枚買えるとは思うけれど、どうも登山用品は 「これ 1 つでオールラウンドに対応!」 というものでもない気がするのだ。
ケースによって使い分けるものらしい。

今回はタウン ユースもするつもりで買ったし、私が普段使いしているレインウェアは耐水圧 5,000 しかないことも判明したので、それよりはスペックが上がったと考えればいい。
ユニクロのブロック テックよりも透湿性は高いだろうし。


というわけで、登山用品の試着方法おすすめは下記!

  • トレッキング シューズ → 実店舗一択 (サイズ確認した上で、店舗に在庫がなかったものを Amazon で取り寄せて試着はアリだと思う)

  • バックパック → Amazon の方が豊富に選べる (ある程度の絞込みは店舗でするべきか?)

  • レインウェア → Amazon の方が豊富に選べるが、サイズ・色がないものや試着に対応していないものも多々ある


初心者のトレッキング シューズ選びだけは本当に知識のある人に色々見立ててもらった方がいいと思った。
こればっかりは自力でどうにもならないし、「問題があった」 場合の深刻度が計り知れない。

私みたいに爪が死ぬだけで済めばいいが、足をくじいたり滑落してしまったりしたら本当に命の危険に直結してくる。


さて、トレッキング シューズはもう買ってしまったが、Amazon の試着が届いたので取りに行ってこよう。


そして沖縄 (以外も) の写真が大量に消えた。美ら海水族館でジンベイザメを連射して撮りまくったのに、1 枚もない。
かなりガックリ来ているが、データ復元に最低でも 3 万円かかりそうだということが分ったので、それならもう 1 回美ら海水族館行けそうだと諦めることにした。

物理フォーマットもできなくなっていたので、寿命だったのかもしれない。

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