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パートナーへの不満

いいことか悪いことかは分らないが、基本的にパートナーへの不満はその場で言うようにしている。
その場で言うようにしているので後々モヤモヤすることはほとんどない。

が、どーっしてもパートナーに治して (直して?) 欲しいことがある。


彼は雨男なのだ。

旅行の日程 & 場所は私が決めている。彼のスケジュールと、私のスケジュールを加味して、ほかの旅行とあまり日程が近くなりすぎないように、飛行機で行く距離は変更できない最安値のプランで取っている。

先日も秩父に行っていたのだ。
秩父と言えば、関東人にとっては (多分) 憧れの観光地だ。首都圏エリアなのに荘厳な氷柱や三峯神社など、まるでそこそこ遠い大自然がいっぱいの地域に来たような気分になる。

秩父の氷柱はいつか見たい、いつか見たいと思いながら、なかなかタイミングが難しくて行く機会を取れずにいた。
茨城も実は偕楽園しか行ったことがない。


そこで満を持して秩父に行く計画を立てた。1 泊して、2 日目に秩父に行くのだ。初日は鉄博と川越だ。

さて、鉄博に開館 (10:00) と同時くらいに着き、しばらくすると雨が降ってきた。
「またかよ😑」 と思いながら、多少の屋外ゾーンで雨に降られる。
意外と車内をモチーフにしたレストラン 「日本食堂」 (?) のオムライス (エビを注文) が期待以上においしかった。


色々色々展示物を見て、15:00 過ぎくらいに川越に着いた。
川越は 2 回目なのだけれど、前回は夕方に着いてしまったのでほとんどお店は閉まっており、有名な時の鐘? も、くらーくて良く見えなかった。そしてこの日も雨だった。

川越駅近くのラーメン屋でおいしいおいしい、このお店近所に欲しい! とか言っていたら、手袋をなくしてしまって散々だった。
ラーメン屋に電話してもないと言うし、困ったなぁと思ったら乗車した路線バスの中に落ちていたそうだ。確か着払いで送ってもらった気がする。

私はよく手袋と傘をなくすので、もう安物しか買わない & 使わないことにした。


今回もそのラーメン屋でもよかったのだけれど、本川越から電車に乗ってホテルに向かう予定だったので、本川越近くで食べることにした。


Google Maps で点数の高いお店を目指していたら、さきほどたまたま前を通りかかったときに 「あーここ絶対良さそう!」 と思っていたお店だった。
予約していなかったが 17:00 過ぎだったのでなんとか入れてもらえた。どんどん予約のお客さんが来ていたので、予約入れた方が良いと思う。

料理は創作系のメニューが多くてどれも目新しい上においしかった。唐揚げもおいしそうだったなぁ。
毎回結構メニュー違うらしいので、このお店も近所にあればいいのに😭


さて、結局ずーっと雨はやまず、ホテルへ向かう頃には結構降っていた。

実は私は傘を差すのが大嫌いである。そこそこ降っていても、差さないようにしている。嫌いな理由としては下記だ。

  • 傘が生乾き臭になる

  • 片手が塞がる

  • 傘差しても足周りは濡れる

  • 濡れた傘のやり場に困る

  • 電車に乗ると傘をなくしやすい

  • 盗まれる (取り違えられる)

  • 雨がやんだら邪魔

  • 持っているの重い

これに対し、傘を差さないデメリットは

  • 雨に濡れる

ひとつだけである。


ちゃんと数えていたわけではないけれど、傘を差さなかった最長記録は 8 ヶ月程度だと思う。まだ会社に週 5 で出社していた頃の話だ。

遠くから同僚に見られて、「傘差してないから ○○ (私) さんだと思った」 とか複数人から言われるくらい、私の傘差してない具合は尋常じゃなかった。
多分 ASD だと思われている気がするが、自分でも違うかどうか分らない。一応心療内科の検査では 「ASD ではない」 との判断だったが。

「土砂降り」 未満のときは大抵差していない。土砂降りのときは 「負けた……☹️」 と口に出して傘を差して出かける。


そんな私は、もちろん旅行のときでも折りたたみ傘など持っていかない。

誤解のないように補足しておくが、雨に降られ続けたいわけではない。
上記に挙げた傘の嫌いな要素を全て合わせたとしても、「靴と靴下が濡れて歩くたびにジュッポジュッポいう」 という状況はもっと嫌いだ。こんな靴の状態で 「靴を脱いでお上がりください」 的な施設やレストランに入ってしまったら最悪である。

1 回、彦根に行ったときにそれは起こった。

「たねや」 という菓子屋をご存知だろうか。
滋賀県がお膝元の、味も見た目も素晴しい菓子をあつかう老舗の菓子屋である。
デパートにも出店しているので、おそらく簡単に買えるのではないだろうか。

クラブハリエのバームクーヘンでも有名だと思うが、和菓子のおいしさもさることながら、パッケージに関しても美しく驚きに満ちている商品が多々あるのである。

そんな憧れでもある 「たねや」 のカフェが彦根にあるのだ。


多分、彦根城を見た後だったと思うのだけれど、この日も雨だか雪だか、とにかく靴と靴下がびしょ濡れになってしまった。
またパートナーが雨を降らしたのだろう。
正月辺りだったと思うので、季節は冬だったはずだ。
日本ではあまり冬に雨は降らないのに。

そして彦根の 「たねや」 は 「靴を脱いでお上がりください」 系のお店だった。もう靴下ビショビショなことを上がる前に店員さんに正直に伝えたところ、タオルを貸してくださった。
貸してくださってありがたかったが、やはりかなり恥ずかしかったし申し訳なかった。


そうそう、こんなふうに懲りながらも折りたたみ傘は持っていかなかったのである。
しかしレイン コートは用意しているし、なんなら 「雨降っても OK」 な靴を買ってもらった。

↑ ちょっと違うけどこんな感じの。


傘は意地でも持って行かない。
なぜならレイン コートとレイン シューズがあるのだから。この 2 つさえあればそんなに問題はないのだ。
そして私は元々晴女なのである (多分)。だから要らんのだ。
どーっしても傘が必要になれば都度ビニール傘を買えばいい。

そう思っていた私が、とうとう折りたたみ傘を持ち運ぶようになってしまった。このところの旅行の負け (雨) 率が 100% だったからである。
ちょっと信じられない。どのくらいの旅行で雨だったのか。

調べてみたら下記のとおりだ。

  • 7 月: 仙台 →

  • 8 月: 名古屋・浜松・静岡 → 晴

  • 9 月: 青森 →

  • 10 月: 横浜 → 晴

  • 10 月: 札幌 →

  • 11 月: 京都・大阪 →

  • 12 月: 三浦 → 晴

  • 12 月: 福島・宮城・栃木 →

  • 1 月: 埼玉 →

おかしい。凄くおかしい。
ちなみに静岡に過去に行ったときも、豪雨で御前崎あたりが冠水していて結構ひどいことになっていた。
また、「梅雨から逃げる」 目的で 6 月に北海道に行ったら梅雨前線まったく関係なく普通に大雨だったときもあった。

統計では、日本は 3 日に 1 日は雨なのである。さすがに 8 月の旅行は熱中症になるかというくらい暑かったので、雨ではなかった。
あとは神奈川以外は全滅である。

昔はこんなではなかった。もっと晴れか最悪でも曇りだったのに。
正直、曇りがいちばん過ごしやすいので助かるのだけれど、さすがにしまなみ海道が曇りなのは残念だった。よく見えない。


なぜ彼が 「雨男」 呼ばわりされているのかというと、私がひとりで旅行をするときは降らないからだ。
最長 16 連休取って国内旅行しようが海外旅行しようが、降られたことはほぼない。

雨で有名なイギリスに住んでいたときも、1 年間ほとんど雨は降らなかった。
東南アジアの雨季に行ってもスコールに当たったこともないし、そもそも雨が降っていない。

そして、アホかと思われるかもしれないけれど、パートナーといて雨が降っていても 「ちょっとこのタイミングで外に出よう」 とすると、そのときだけやんだりするのである。
そして建物に入るとまた降り出す。

「これは傘を買うしかない!」 と、途中から大雨に降られて何回かコンビニで傘を買ったことがあるのだけれど、買った途端に雨がやむことも複数回あったので、「もう傘は買わない」 という考えにも至っていたのだ。

そしてパートナーがひとりで出かけるときは、よく雨が降っている。
「今日はやめといたら?」 と私が言っても出かけて行き、大雨に見舞われていることがよくあるようである。


そういや桜島に行ったときも雨どころか雪が降っており、「こんなのおかしい」 と現地の人が口を揃えて言っていた。きっとパートナーのせいだ。

そして秩父である。
わざわざレンタカーを借りて氷柱を見に行ったのに、前日から雨が続いていたせいで大幅に (というか 95% くらい) 溶けてなくなっていた。
朝イチ行った 「芦ヶ久保の氷柱」 は、そこそこ残っていた (と思う) が、お昼すぎにたどり着いた 「三十槌の氷柱」 は 95% なくなっていた。

駐車場に入る前に、「氷柱の状態が良くないから観覧料は無料だけれど、駐車するなら 500 円はかかってしまうが、どうしますか?」 と、親切に係の男性が訊いてくれた。
そしてこの方も 「いつもはこの時期に降らないんだけどね……」 と言っていた……。なぜか知っているのは私だけだろうか。

どのくらい状態が悪いかも (三十槌の氷柱の規模自体も) 分らなかったし、せっかく来たので駐車場代 500 円を払って見に行ったら、なるほど確かにこれで 1 人 500 円取ったら文句が出るだろうな、という有様だった。
おそらくかなり規模は大きいのだろう。ここに来るまでにも何度か三十槌の氷柱のポスターを目にしていた。

中国および韓国から来たのか、日本に住んでいるのかは分らないが、外国籍のカップルが 2 組おり、もし前者であるならすごく気の毒だと思った。
せっかく来たのに。同じ関東圏から来た私たちでさえガッカリなのに、これが海外から来たのならガッカリ度も計り知れない。

が、相手は自然だから仕方ないのだ。私たちもまたチャレンジするしかない。


こんな感じでとにかく最近は出かけると本当に雨ばかりで、一体全体どうなっているのかと思う。
そりゃもちろん非科学的な話なのは理解している。
しかしパートナーと出かけると毎回雨なのだ。いくら天気予報を前もってチェックして🌞マークが付いていようが雨なのだ。

パートナーは普段のおこないがあまり良くない (と私は思っている) ので、天に見放されているのではないか。
普段のおこないを良くするように言ってはみるのだが、私が見る限りは改善しようとしていない。

しかし、以前は私の晴女要素の方が買っていたはずなのに、ここ最近負け率が著しく高いところを見ると、私の普段のおこないも良くないのではないか。

んー😑、思い当たるフシがあるなぁ。特に仕事ではもう最近 「早く終れ!」 と思っているし、人とのコミュニケーションを避けている。
とりあえず次に進むための一歩は踏み出したのだけれど、私のワガママかなぁ。
まぁワガママならワガママだと言ってくれ。思い知らなければいけないことは甘んじて痛い目に遭って思い知ろうではないか。

パートナーは以前は (自分が) 砂漠に行った方がいいのかな……」 なんて殊勝 (?) なことも言っていたが、最近は (降雨のことを) 俺に言わないで」 と言ってその責を逃れようとしている😑😑

どうせ砂漠があるような国への旅行の提案は絶対に拒否するくせに、行く気もないくせに言うのだ😑😑


そして日本で唯一の気象神社というものが高円寺にあるというのである。
そしてまさかの、彼の職場のひとつが高円寺だ。
これはもう呼ばれているに違いない。さっさと行くがいい。

これなんか特に晴れそうではないか


ちなみに、イギリス & インドネシアに 「雨男/女・晴男/女」 の概念はないそうだ。自然崇拝が背景にある日本ならではの考え方ということか。



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