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少し不思議な物語

私はSFがそんなに得意ではありません。

子供の頃から、竹宮惠子の地球へ…、や、萩尾望都のスター・レッド、11人いる!などの作品に触れてきましたし、例えば竹宮惠子のアンドロメダ・ストーリーズとかは今でもとても大好きなのですが、SF、と聞くだけでなんだか身構えてしまいます。 

苦手意識を払拭するため、10年くらいSFマガジンを定期購読してましたが…。

うーん、ですね。

好きな作品も、好きになった作家もいたのですが、どうも、リラックスして楽しめない気がします。

もともと、あまり想像力が豊かではないのでしょう。 

異世界ファンタジーが苦手ですし、この、現実世界と地続きと感じられないと、うまく作品世界に入っていけません。

例えば、小野不由美の十二国記は読めませんが、魔性の子は読めるとか。

そんな私が、去年の大掛かりな断捨離でも残したSF作品があります。

これは、小説ではありませんが、一番最初にSFというものを学んでやろうと思って買った本。

今読むと、まあ古いですね。

パラパラ読んでいたら、菊池秀行が載ってますね。
魔界都市ブルースは好きだったな…。
あくまで、秋せつらありきで。
私には暴力描写が強すぎます。
しかし、これ読むとお煎餅食べたくなったなあ。

オースン・スコット・カードは、小JUNEの広告でソングマスターを知り、当時絶版だった本を執念深く探して買った本。

スペースオペラになるのかな?ジャンルは。

とても魅力的な設定と登場人物たち。

波瀾万丈な展開。

ラストの苦さ。

昨年読み返しましたが、古さを感じませんでした。

無伴奏ソナタは、確かその次に買った本。

短編のエンダーのゲームが収録されていて、これが素晴らしい。

1977年作だって?

まだ北も生まれてないのに、この世界観を構築したのには舌を巻きます。

表題作は、ソングマスターに通じるものがある淋しい物語。

長編エンダーのゲームも、当然ですが面白い。

しかし、訳のせいかもしれませんが、アメリカの言葉って汚いなー。
それをわざと表現してるんでしょうが。

死者の代弁者は買ったけれど、引越しやら何やらで無くしてしまい、未だ未読。

エンダーのゲームは映画にもなってるようですね。興味ないけど。

そのせいかな。
何年か前にエンダーのゲームの新版が出ていて、本屋で見つけてのけぞりましたが…
なんでも萌え絵にするなよー。


これは、映画アビスを、カードがノベライズ化したもの。

これを読んでから映画を見たので、登場人物たちのバックボーンが見てとれて、世界に入りやすかったです。

私にとってこれはSFなのかなあ。

兇天使、花狩人、銀河赤道祭の順で読みました。

中島梓の影響で、ずっと女の人だと思っていましたが、銀河赤道祭のある表現で、あ、これは男性だと確信。

今のようにネットなどない時代でしたから、なかなか確認は取れませんでしたが、当たり、でしたね。

しかし、兇天使と、タニス・リーの影に歌えばを読んで、ああ、もうシェイクスピアは読まなくていいなー、と思ってしまいました。

他にも、バベルの薫り、ミッドナイトコールを持ってますが、これはSFじゃないよな、と。

月光のイドラを最後に買ったのかな?

作品の半分がベッドシーンだったな…

佐藤史生も、子供の頃から家にありました。

夢見る惑星は名作。

佐藤作品の中でも、ワン・ゼロがSFとしてとても優れていると思っていたのですが、母の趣味ではなかったらしく、完結前に手放されてしまい。

自分で買い直して、続編も購入。

発表当時としてはやはり相当新しすぎたのではないのか?と思います。


何年か前、なんとなく検索して、2003年に亡くなっていたことを知りました。

萩尾望都がコミカライズしていて、子供の頃から親しんでましたが、ブラッドベリはこれしか読んだ事がありません。

私は10月生まれなので、やはりタイトルにシンパシーを感じて。

読むと陰鬱な気持ちになるので、あまり読み返しませんが。

早川書房の、雑誌ハイ!に掲載されていた短編をまとめたもの。

掲載時のイラストは誰だったのかな。
繊細で好きな絵でした。

淡々として見せて、ハードボイルドなハードSF。

一冊一冊の表紙が出なかったので纏めて。

象られた力は、SFマガジンで読んで、とても夢中になった作品。
何年か前、Kindleで短編集を見つけて購入。

やはり好き。

収録作のデュオがいい。
寂しくて強烈に綺麗。

虐殺器官は、書店で屍者の帝国が大々的に売られていて、なんとなく興味を持ったけれど、なにか手を取る気がしなかった本。

あ、これはあれだな。象られた力と一緒に、多分ハヤカワ文庫がKindleで安売りしてた時に買ったんだろう。

読めば、なかなか楽しめました。
私の好きな、地続きと思える未来世界。
相当暗いですが。

テンペストは、Kindleの無料本。
女しか生まれない世界に、男として生まれた主人公。
取り巻く人たち。
一巻だけ無料で、続きは一回だけ雑誌で読みましたが、一巻の期待感だけにしとけばよかったかな…完結すれば違うのかな。

萩尾望都は、バルバラ異界も持ってますが、海のアリアの方が好き。


もちろん、他のSF作品もまとめて持ってますが、自分で選んで買った、というのはこれたちと残酷な神は支配するくらいかな。

私はどうも、歌をテーマにした作品が好きなのですね。

ブルーソネットは、母が柴田昌弘を好きで全部持っていたのですが、去年Kindle Unlimitedに入ったらちょうど読み放題になっていて。
懐かしく読みましたが、私最終回まで読んでなかったことを今さら知りました。

この人の作品にも、女しか生まれない惑星の話があったなあ。

まあ、他にもSFと呼んでいい作品はありますが、私がその作品をSFと認識してないので、それらは省きました。

例えば清水玲子とか、大義ならSFなんでしょうが、私はそう捉えてないので。

今は手放しましたが、栗本薫のレダは、少年の成長記、時の石は青春物として読んでました。

まあ、やはり私の選り好みがはっきり出たなあ、というラインナップ。

統計的にはどうなんだろう?

ディックとか、ハイラインは入っていけないんですよね。
一応、夏への扉は持ってますが未読。

アシモフ、ウェルズは流石に古臭い気がして読んでませんし。

映画もSF作品は見てないなあ。
スターウォーズがまず苦手ですし。
2001年宇宙の旅は、よく寝れたなあ。

そういえば、ドラえもんも好きではない。非国民かしら。

少し叙情的で、登場人物が少ない先品が好きなのかも。

じゃないと多分、私の想像力がパンクするのだと思います。

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