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傷ついた自分の中の女性性を癒す方法


前回、母親との関係を記事に書きました。

7000字を超える記事となっていて、長文の記事はあまり読まれないという謎のジンクスが自分の中に出来上がっていたのですが(テーマがテーマということもあり)

思いのほか反響をいただきまして、読んでくださった方やスキをつけてくださった方に心から感謝いたします🥰

記事を書くことで自分を癒すことができ、またなにより反響をいただいたことで、皆様の温かい心に励まされました。ありがとうございます🎁

さて、前回の記事で解消したと思っていた母親との間にある確執のようなものを振り返ったのですが、

じゃあ実際に、傷ついた女性性を癒すにはどうしたらいいの?ということに関して、ちょっと自分自身が実践していることを書こうと思います。


ちなみに女性性とは、性別関係なく私たちの中に存在しているエネルギーの性質であり、

やわらかさ・ぬくもり・包み込む・慈愛・献身・サポート・理解すること・受け取ること・感情・直感・美しさ・母性的・育む・順応性・適応力・純粋さ・共感・傾聴・情緒・流れにのる・ゆだねる・癒し

男性性・女性性からみるパートナーシップのバランスより引用

などの特徴があるとされています。

ちなみに男性性とは…

力強さ・責任感・たくましさ・包容力・与えること・粘り強さ・リーダーシップ・論理的思考・決断力・行動力・持続力・推進力・発言力・大胆さ・計画性・合理性・客観性・自己主張・冒険・リスクをとること

男性性・女性性からみるパートナーシップのバランスより引用

となっています。


本当は真っ先に自分の体験談を書きたいところなのですが、母親のほうが女性性が開花している気がするので、まずは母親の様子をご紹介します。


私の母親はかなりまじめな性格で自分に厳しく、それでいてひねくれたところがありました。

テレビのバラエティ番組を見ては

しょーもない
くだらない

と吐き捨て、

またテレビで人が殺到したり行列ができている様子を見かけると、

ヒマな人たちなんだね

などと揶揄したりします。

何より、「今まで楽しいことなんか一つもなかった」

とこぼしていたこともあります。

控えめに言って、かなりのネガティブ人間でした。



そんな母ですが、ここ数年でだいぶ変わりました。


まず、異様に若い。

私の母親は70歳を超えていますが、見た目年齢がマイナス10歳くらい若く見えるようになりました。

大学生の姪っ子と洋服をシェアしたり、YouTube動画を参考に韓国コスメを買ったり、かわいい有料のラインスタンプを使いこなしたりしています。

そして何より、よく笑うようになりました。

「ありがとう」「ごめんね」を素直に言うようになったり、「大好き」「嬉しい」なんて単語を言い始めたり(トータル1、2回ですが)

また、困ったときは頼ったり甘えてくるようにもなりました。

私の母は発達グレーの面があり、喜怒哀楽を表現することを得意としなかったのですが、

かなりの変わりように、娘である私自身がかなり驚いています。


また、一番びっくりしたのが、何気ない会話をしている最中に、「うちには“福”しかない😊」と言い出したことです。

「今まで楽しいことなんか一つもなかった」とこぼしていた“あの母”がそんなことを言うなんて…と、驚いた瞬間でもありました。

母が変わった要因はいろいろあると思いますが、一つに“心の居場所”が増えたことが考えられます。

自治会や出身大学の会で役員を務めたり、何年も会っていなかった友人と再会したり、兄弟と交流したりと、

活動が活発になるにつれて、若々しくなっていったように思います。

と同時に、私自身のことでいうと、自分のことに集中することで母が変わったと感じています。

とにかく娘である自分が楽しい時間を過ごすこと。自分がご機嫌でいること。

私は特段、母に対して何かした記憶はありません。

むしろ何かしようとしても、エゴや思考などの純度の低いものが混じってしまい、うまくいかなくなってしまいます。

ただ、自分が自分でいることを楽しむこと。

そんなお気楽な私の様子を見て、母は「自分ももっと気楽に生きてもいいのかもしれない…」と、変わったのではないかと思います。


毒親の背景には、強い自己否定があります。

その原因は

  • 幼少期のトラウマや挫折経験

  • 夫との関係(女性として傷ついた経験)

  • 子育ての悩み

  • キャリアや自己実現の頓挫

など、さまざまなものがあります。

そもそもの話として、半世紀以上にわたって蓄積された深い闇や孤独を抱えた親を幸せにしようとすること自体が、不可能なんですね。

下手をすると、共倒れのような状態になってしまいます。

親を幸せにしよう、親に幸せになってもらいたいと望むなら、子どもである自分ができることは、自分自身を幸せにすること。これ一択なのです。

しかし困ったことに、アダルトチルドレンやHSPは、人を幸せにすることは得意でも、自分を幸せにするとなると、とたんに感性が鈍くなってしまうんですよね。

けれど、他人(親)を優先して幸せにしようとすればするほど、自分の中の不満は確実に溜まっていってしまいます。



過去の日記を読み返していたとき、

“自分のために行動するということは、自分のことを愛していることの証明になる”

と書いていて、自分で書いた文章ながら、ほう…と思ったことがあります。

よくよく考えれば当たり前のことなのですが、今まで自分のために行動することが十分にできてこなかったがゆえに、ズシンと心に響いたんですね。

自分のために行動するというのは、何も物質的なことではなくていいんです。

  • 嫌なものは嫌ときちんと言えるようにすること

  • “諦め”や“我慢”以外の選択肢を自分の中に作ってあげること

  • 自分を優先する選択肢を選ぶことに許可を出すこと

  • 他人の感情に目を向けすぎて自分のケアを疎かにしないこと

  • 自分を褒めたりねぎらうことに罪悪感を持たないこと

などは、普段できているようで十分にできていなかったりします。

何よりも、まわりから大切にされたい、大事にされたい、お姫様扱いされたいと思ったら、まずは自分が自分をお姫様扱いすること。

この、“お姫様扱い”という言葉の響きに抵抗があるかもしれませんが(私自身そうでした)

実際、女性はお姫様だし、男性は王子様なのです。

そして、男性性と女性性という形で、この王子様とお姫様が私たち一人ひとりの中に備わっています。

王子さまは、全力でお姫様を幸せにしていいのです。

お姫様は、王子様からの愛を受け取っていいのです。


私自身、これまで男性性と女性性の融合についてさんざんnoteに書いてきましたが、

自分、全然できてないやんけ

とまさに今、思い知らされています。

というのも、今までずっと潜在意識下で

“自分の中の女性性(感性・感情)=母親”

だったからなんですね。

なので、これからは、

“自分の中の女性性(感性・感情)>母親”

としっかり区別して、自分の中の女性性を、何よりも誰よりも優先して育んだり愛したりしていきたいなと思っています。


あなたの幸せが世界の幸せです。

どんな状況にいたとしても、あなた以外の人を幸せにしようとするのではなく、まずはあなた自身を幸せにしてあげてください。

自分を癒し幸せにすることが、幸せにしたい人を本当の意味で幸せにできる、最短で最強のルートだと知ってください。




おまけ💖

女性性と男性性の融合として、最高のテーマソングだと思う曲をご紹介します。

ミュージカル『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』の♪私だけにです。

聞いているだけでも、自分は自分のままでいいんだと勇気をもらえるので、おすすめです😊

以下、歌詞の一部です。↓↓

義務を押し付けられたら
出て行くわ私
捕まえると言うのなら
飛び出して行くわ

鳥のように解き放たれて
光目指し 夜空飛び立つ
でも見失わない
私だけは

嫌よ 人目にさらされるなど
話す相手 私が選ぶ
誰のものでもない
この私は

ありのままの私は
宮殿にはいない
誰にも束縛されず
自由に生きるの

たとえ王家に嫁いだ身でも
命だけは 預けはしない

私が生命 委ねる
それは 私だけに

私に

エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)『私だけに』より一部引用

この劇中歌は、王家に嫁いだエリザベートが、その環境の過酷さから自ら命を絶とうとするも、寸前のところで思いとどまり、

自分らしく生きていこうと決意する名場面となっています。

(未見の方は、“女子活”にエリザベート、おすすめです!🥰)



このページを開いてくださった皆様の生きづらさが、少しでも解消されますように…🕊



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