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[本棚に魚本]かわいいウミウシ (写真集)

『かわいいウミウシ』今本淳著 (二見書房)

10年近く前に、とある本屋さんに平積みされていたものを衝動買い。その本屋さんは今はもう無くなってしまったけれど、買った本はこうやってここにあるのだ!(普通の事か。)

中身は当然、色々なウミウシのカラー写真。
カラフルで綺麗で可愛い!
いや、待て。一回頭の中からウミウシという生き物に関する記憶や知識を全て取り払い、何の予備知識も固定概念も無い状態で改めてページを開いてみよう。

・・・キモい。

奇妙な形で、ウニョウニョしてそうで、毒々しい色の体。誰だ、こんなのを可愛いなんて言ったのは!!

では、もう一度、過去に持ち合わせていたウミウシに関する記憶や知識を頭に戻して写真に目をやってみよう。

カラフルで綺麗で可愛い!

たまに、この写真集でこんな遊びを一人でやっております(笑)

ちなみに、この本には1ページにつき1種類のウミウシの写真が掲載されており、です・ます調でどこか優しさを感じるキャプション付き。
著者の写真を見ると、なるほど。優しそうな男性。怖いお兄さんじゃなくて良かった。

そして、目盛りと共に実物大のウミウシが何種類も掲載されているページも合間にあるのだが、これが初めて見た時には衝撃的だった。
アメフラシみたいなサイズを想像していたので、あまりに小さくて!
後に水族館で本物を見て「確かに小さい!」と納得したもんだ。

この本がキッカケでウミウシが好きになったので、結構思い入れのある一冊。
以前ご紹介したクラゲの写真集と違い、癒しを求めている時よりも、キラキラしたものを見てワクワクしたい時、そして最初にご紹介した謎の遊びをしたい時に手に取る写真集。

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