天気予報今昔メモ その2:富士山レーダー
長い付き合いの天気予報だが、今は「1時間後に雨が降ります」とスマホに通知がくる時代だ。気象庁のスパコンは、毎秒1京8千兆回の速度で雨雲の動きを計算しているらしい。
時代を大きくさかのぼり、日本初の天気予報が発表された頃の話となると、明治20年。西暦で言うと1884年6月1日のことだ。
その頃は、予報する場所の単位は「全国」だけだったという。
「全国一般、風ノ向ハ、定マリナシ。天気ハ、変ワリ易シ。但シ、雨天勝チ。‥‥」
と、なんとものどかな調子で、1日3回(つまり8時間先まで