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イクメンじゃなくて

この記事は825文字です。


父の日から1週間経ちました。


イクメンという言葉、好きですか?

私は好んでは使いません。

育児をファッション感覚で扱われるように感じるから

好きになれないのだと思います。

子無し・育児経験なしの個人の感想ですので

お気を悪くされた方には申し訳ないです。


「イクメン」に対応する女性の呼称は…「ママ」?

いや、「ママ」は「パパ」と対の言葉。

「イクメン」の対になる言葉がないのは

育児は母の仕事、「ママ」の仕事だとされてきたからでしょう。


女性の社会進出や働くお母さんというと、

聞こえはいいけど、女性が担う仕事が増えて

「ワンオペ」という状況になったのですよね。

そこで育児をする男性が「イクメン」として賞賛される。

違和感。


育児は、「親」やそれに該当する者(保護者など)が行うことだとすれば、

育児はメンもウィメンもそれ以外の人もすることです。

そこで「イク‟メン”」だけを切り取る必要はないと思うのです。



ドラマ「コウノドリ」で共感したシーンがあります。


ネタバレ含みますのでご注意ください。





キャリアウーマンの女性が出産した赤ちゃんは

心室中隔欠損(心臓に穴が開いており成長してから手術する予定)。

その女性は子どもを家に連れて帰ることと、職場復帰が心配です。

女性の夫は「(育児を)手伝うよ」と言います。

そこで

四宮医師が「何言ってるんだ。手伝うじゃないだろ。あんたの子だよ」

と、夫を静かに叱ります。


この夫婦の話には続きがあります。

退院後、夫の育児への理解と協力が得られず、

女性は育児ストレスと職場復帰への焦りから産後うつへ。

それでも夫は理解不十分な状態でしたが、

さらなる四宮医師の喝によりようやく覚醒。

「イクメンじゃなくて父親になる」と、女性に言います。


『コウノドリ』は原作もドラマももちろん素敵な作品ですが、

ブログを書かれている方もたくさんいます。

私の上記ネタバレより、ずっとわかりやすく書いている方もいますので

そういう感想を見てみるのもいいのかなと思います。








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