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Podcast 越境する感性#13

スピードフラットは越境を加速させる(前編):
ゲストは 藤原大 さん


国境やサイバーとフィジカルの谷間を平らな空間に変え、流れを加速する「スピード・フラット」を提唱し世界で活躍するデザイナー/クリエイティブディレクター、藤原大 さんをお迎えします。
地球、地域、都市、社会、企業、教育、人々の暮らし…...、多様なフィールドで、デザイン+アートをエンジンに既存の境界を越える創造にチャレンジし続ける、その原動力はどこにあるのでしょうか。前編は、科学(サイエンス)と社会、旅と日常、大草原と大都市、それらを果断に融合して美しいものを生み出していくお話。

▼自分の立ち位置は「デザイン+アート」
●スカイボートハウスへ、ようこそ!
●デザインが人々の生活の新しいエンジンとして公知されていく
●アートを視座に持ち、デザインをする
▼美とサイエンスと日常をつなぐ
●資生堂「LlNK OF LlFE プロジェク卜」についてhttps://www.youtube.com/watch?v=4H0p_jp_VGo
●美を日常の中に落とし込んでいく企業へのあこがれ
●安心・安全を守る基礎研究員の悩みとは?
●自分たち(サイエンティスト)とお客さんの距離をどうしたら縮められるか?
●サイエンスと社会をつなげる〝お見合いおじさん〟
▼日本から地球へ
●無印良品の旅のブランド「MUJI to GO」についてhttps://www.youtube.com/watch?v=nLQDWrci72M&t=44s
●「日常のなかにある旅」
●観光立国推進基本法が2009年から施行、国を挙げての日本プロモーション
●「旅」という成長産業にどのようにデザインを入れていくか?
●キーワードとしての「旅」の持つ威力を形にする
●人が動くことで、物質面、精神面、記号面が混然一体となって躍動が起こる
●火星への旅も視野に、夢を描けるエリア
●旅をすることで自分自身のポリシーもできあがっていった
▼越境展覧会
●香港での個展
https://www.hkdi.edu.hk/en/hkdi_gallery/gallery.php?product_id=183
●この時期に展覧会をする意味は大きい
●新作「草原のセーター、都会のセーター」とは?
●モンゴルの大草原で、動物から抜け落ちた毛を集めて、毛糸を紡いでセーターを編む
●大都会の街中で、ゴミやほこりを拾い集めて、糸を紡いでセーターを編む
●自然のなかでは循環物なのに都会ではゴミと言われる、なぜだろう?
●社会のボトムにあるもの(=ゴミ)から美しいものへの昇華
●都会のセーターは情報のかたまり
●素材を採集するところから情報が付加され、プロセスから意味が生まれる
●2021年7月に茅ケ崎美術館にて展示
▼ミクロにグローバルを見る
●自分はものをつくる人間である
●情報だけではお腹はいっぱいにならない
●ものが大量にあっても心はさびしい、そこに隙間が見えてくる
●分断された谷間を埋めて平らにするとそこに情報が流れてスピードが上がる
●人間にしか見えない新しい大陸をつくろうとしている


ゲスト:藤原 大 さん
DAIFUJIWARA DESIGN INC. 代表。湘南に事務所を構える。中央美術学院国画系山水画科(北京)留学後、多摩美術大学デザイン学科卒業。2008年(株)DAI FUJIWARA を設立。コーポレイト(一般企業、法人団体)、アカデミック(教育分野)、リージョナル(地域活動)の3つのエリアをフィールドに捉え、現代社会に向ける多岐にわたる創作活動は世界から高い評価を得ている。独自の視点を生かし、Google、資生堂、日立製作所などの企業のオープンイノベーションにおける牽引役としても活動し、国内外での講演やプロジェクトなど数多く実施。その他、東京大学生産技術研究所研究員。多摩美術大学教授、金沢美術工芸大学大学院客員教授等を務める。

ホスト:紺野 登
多摩大学大学院(経営情報学研究科)教授。エコシスラボ代表、慶應義塾大学大学院SDM研究科特別招聘教授、博士(学術)。一般社団法人Japan Innovation Network(JIN) Chairperson、一般社団法人Future Center Alliance Japan(FCAJ)代表理事。デザイン経営、知識創造経営、目的工学、イノベーション経営などのコンセプトを広める。著書に『構想力の方法論』(日経BP、2018)、『イノベーターになる』(日本経済新聞出版社、2018)、『イノベーション全書』(東洋経済新報社、2020)他、野中郁次郎氏との共著に『知識創造経営のプリンシプル』(東洋経済新報社、2012) など多数。

※2021年2月7日 収録


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