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『ritokei』の離島との付き合い方についてが興味深かった

よく考えてみればそうなのだが、やはりそうみたいだ。

地方移住ブームである。
都会での人混みや、息苦しさ。
そんな喧噪の中、カフェに逃げ込んでカフェオレで一息つく。

「離島にいきたい。」

大多数の人はその思いを折りたたんで、カフェオレを飲み干して
喧噪の街に戻るのだろう。

しかし、そのまま離島に荷物をまとめてきてしまった人もいる。
来てしまった人もいるのだ。

そんな都会から離島に来てしまった人が
離島で「ritokei」というフリーペーパーと出会った。

その中の特集『島に生きる言葉100』というのが興味深かった。

「島の人は時間をかけないと心を開きませんし、滞在できる時間も限られているので、いろんな人と話をするのではなく一点突破で、一人に対して仲よくするようにしています。島がどこでも明るく「おかえり」と言ってくれる場所とは安易に思っていません。」(林家彦いち)

季刊ritokei2022WINTERより

島に移住することについて尋ねた時の回答。
「現実逃避のやつが『スローライフだよねー』とか言いながら、島でカフェとか始めていて、『3ヶ月で潰れるぞ、お前!』みたいなやつがいるんですよ。『島なめんなよ!お前らの現実逃避のために島は付き合ってくれないぞ!』って。『島』と『スローライフ』は違うじゃないですか。」
(リリー・フランキー)

季刊ritokei2022WINTERより

なんで、カフェやりたいと思うんでしょうか。
離島でカフェねぇ。
離島で、カフェ。
離島でカフェか。
小林聡美がやっていそうなイメージだろうか。

カフェなんていかにも面倒なのに。ねぇ。
それより、馴染みのカフェをつくって、通って、
同じように常連の人を横目で観察する方が気楽でいいのにね。

と離島のシェアスペースで無料のコーヒーを飲みながらのんびり考えたりするのです。

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