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給与のインセンティブ制度について

皆さん、こんにちは!!
現在私立中学高等学校で、数学の教員をしながら教員を目指している方や、教員に対する些細な疑問を持つ方たちに向けて情報を発信している、S.Kiriaです。

本日は、給与のインセンティブ化について皆さんと考えられたらと思います。

皆さんが今働かれている職場の給与はどういう形態ですか?
年功序列か成果主義(インセンティブ)、大きく分けてこの2つのどちらかに収まるのではないでしょうか?

私はというと、皆さんも想像がつくと思いますが年功序列です。
まだまだ教員という職業は年功序列が根強く、ほとんどの学校が年功序列の制度を取り入れています。
(というか、日本の学校はどこも、年功序列ではないか……)

タイトルにもあるように、皆さんに投げかけたいのは、教員の給与も年功序列ではなく、インセンティブ化にしませんかという提案です。

私が思う年功序列→インセンティブ化することのメリットは大きく分けて3つあります。

  • 教員たちのモチベーションの維持

  • 仕事量の均等化

  • 大学合格率(業績)の向上

順番に見ていきましょう!

「教員たちのモチベーションの維持」

先ほどもお話させていただいたように、教員は年功序列のため、極端な話、いくら仕事ができなくても、周りに迷惑をかけ、問題を起こしまくったとしても、年収は上がっていきます。
また、毎日、教科指導・生徒指導・部活指導と似たような毎日を送るため、新鮮味がなく、仕事に対しての熱量が下がりやすい傾向にあります。
しかし、年功序列ではなく、インセンティブを取り入れることによって、評価により給与が変わるため、手を抜く教員が極端に減るとともに、仕事に対する責任感が増すのではないかと思います。

「仕事量の均等化」

学校の世界だけではないかもしれませんが、仕事のできる人はできない人より、任される仕事が多いため、仕事量が平等とはお世辞にも言えません。
これは、年功序列のため、歳を追うごとに、お金が増えていくなら楽した方がいいよなぁという考えを持っている先生がいることも原因の1つではないかと考えています。
働いて評価されればされるほど、給与が増える制度を取り入れることで、
楽しようと考える人が減り、おのずと仕事量も均等化されていくのではないかと思います。

「大学合格率の向上」

教育界にインセンティブを取り入れることで一番大きく変化する部分として、授業の質が向上することではないかと思われます。
先生って結構、前に作成した教材を使いまわしたり、ぶっつけ本番で授業をしている人が非常に多いんです。
正直、授業中は生徒以外誰も見ていないのでやりたい放題で、授業の内容を振り返って、改善している先生はほとんどいません。
生徒の大学合格率が給与に反映されるような環境だったら、よりよい授業内容を提供するためにも、常日ごろから授業内容の改善を自ら行うようになるのではないかと考えます。
「授業内容が向上される→生徒の理解度が上がる→大学合格実績が向上する→先生の給与が上がる→授業内容を向上しようとする」
このサイクルが完成されるわけです。

実は都内私立学校のK高校では、4月の段階で高校3年生を担当する先生方にこの大学にこの人数以上合格させたら、臨時収入として10万円を与えるといったインセンティブに似た制度を取り入れている学校もあるみたいです。(おもしろいですね!)

いかがでしたか?もちろん、インセンティブ化を取り入れたとしても、教員の仕事で評価する基準はどこなのか?
評価する人は誰なのか?
管理職の先生が評価するのか?
保護者が評価するのか?
生徒が評価するのか?
本当にすべてを正当に評価することができるのか?
以上のように問題点がたくさんあるのも事実です。

年功序列制度を廃止し、インセンティブ制度を取り入れる企業が増える今、教育界においてもインセンティブ制度を取り入れる未来がいずれ来るのだろうか?

本日は、お忙しい中、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!
今後も教員生活のありのままを発信していこうと思いますので、フォローのほどお願いいたします!

また、私が実際授業で扱っている教材を販売していますのでそれも併せて
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