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オンラインのインターナショナルスクール。そのメリット・デメリットとは?

1回目のnote記事海外経験ゼロの小3息子が、日本在住のまま飛び級してイギリスのインターナショナルスクールに通い始めた話から、はや2ヶ月…。
超のろのろスピードの更新ですが、お待たせしました!

今回は「オンラインのインターナショナルスクールって何?」という基礎から、その「メリット・デメリット(+解決策)」について経験談をもとにまとめました。
気が付いたことをどんどん盛り込んでいったらスーパー長文になってしまったので、気になったところだけ拾い読みして頂ければと思います。

  • 興味はあるけど、通える範囲にインターナショナルスクールがなくて諦めている

  • 日本の教育環境に合わない・違和感をおぼえている

  • 多文化教育に惹かれるけれど、インターナショナルスクールは学費面で敬遠している

  • 自分の進度に合った学習環境を手に入れたい

  • スポーツ/音楽/芸術活動などに思いっきり集中するために、ホンネは学校に通わず効率的に短時間で学習を終えたい

そんなモヤモヤをかかえる子供たちや保護者さんのところに、
どうかこの記事が届きますように。

では、どうぞ…!


オンラインのインターナショナルスクールって何?

ここ最近、日本ではN高などの「オンラインで授業を受けられる学校」が登場し始め、昔に比べて広い選択肢の中から自分に合った学習環境を選べるようになってきましたよね。
そして2020年、コロナ禍がはじまったばかりのころ、日本国内にあるインターナショナルスクールはいち早く授業をオンライン化しました。日本の公立・私立校でも徐々に授業をオンラインで受けられるシステムが整っていき、2023年現在、オンライン授業自体は息を潜めつつあるものの、授業でPCを使うことは珍しくなくなりました。
…しかし、この流れとは全く関係のないところで、コロナ禍よりももっと以前に、授業を完全オンライン化していた学校があるのです。それは、海外のインターナショナルスクールです。今から20年以上も前、ホームスクーリングしている子供たち*(=自宅学習者* 以下、ホームスクーラー)や障害のある子どもたちのために開設された学校、それが「オンラインインターナショナルスクール*(*以下:オンラインインター)」のはじまりでした。

では、何校か例を挙げていきましょう。

  • Wolsey Hall Oxford(イギリス発祥)

1894年にイギリスで通信制大学として設立された。その後2010年に通信制オンラインスクールを開校し、IGCSEやA levelのコースを提供している。
故ネルソン・マンデラ南アフリカ大統領が刑務所に収監されている間、Wolsey Hall Oxfordの通信講座でロンドン大学法学部の学位を取得するために学んでいたという逸話がある。その他、S・R・ネイサン元シンガポール大統領やオリンピック体操選手アメリ・モーガンなど、多くの著名人がWolsey Hall Oxfordで学んできた。
進学実績はイギリスのオックスフォード大学(QS世界大学ランキング3位)、ケンブリッジ大学(同2位)、ブリストル大学(同55位)、ダーラム大学(同78位)、アバディーン大学(同208位)、エディンバラ大学(同22位)などに加え、カナダのマギル大学(同30位)、ブリティッシュコロンビア大学(同34位)、トロント大学(同20位)、ポルトガルのトリニティカレッジダブリン(同81位)、アメリカのテキサス大学オースティン校(同58位)、カリフォルニア大学(同10位)、オランダのアムステルダム大学(同53位)、オーストラリアのメルボルン大学(同14位)など世界中の大学がある。

  • Tokyo Inter-High School(アメリカ発祥)

アメリカの私立校Alger Independence High Schoolの日本校で、通信制のインターナショナルスクール。2000年、東京都・渋谷に開校。アメリカ・ワシントン州認定の高校卒業資格カリキュラムを提供しており、日本で初めてホームスクーリングを導入した高校でもある。
進学実績は、上智大学(QS世界大学ランキング901-950位)、早稲田大学(同199位)、慶応大学(同214位)、立命館大学(同631-640位)、立命館アジア太平洋大学(同801-850位)などの国内大学、アメリカのハーバード大学(同4位)、ミネルバ大学、カナダのブリティッシュコロンビア大学(同34位)イギリスのアバディーン大学(同208位)、スターリング大学(同431位)などの海外大学がある。

  • Nisai British International Online School(イギリス発祥)

2004年にイギリスでホームスクーラー向けのオンラインスクールを開校し、イギリスの認定資格であるIGCSEやA levelのコースを提供している。現在、イギリスに限らず世界中の子供たちが在籍し、学んでいる。日本支部であるNisai Japan は2019年に京都でスタート。
日本支部はできて間もないため、日本からの進学実績数はまだ少ないが、2023年にインペリアル・カレッジ・ロンドン(QS世界大学ランキング6位)の合格者を輩出した。イギリス本部からの進学実績としては、イギリスのロンドン大学(同145位)、バーミンガム大学(同84位)、ヨーク大学(同167位)、サセックス大学(同218位)、エクセター大学(同153位)、ストラスクライド大学(同276位)、リンカーン大学(同851-900位)、マンチェスター・メトロポリタン大学(同590位)、ウスター工科大学(同851-900位)などがある。

また、最近開校した新設校もあります。
例えば、

  • World Arrows International School(日本発祥)

2022年に設立。アメリカのミズーリ大学と提携し、幼稚園から高校卒業までの認定資格となるカリキュラムを提供している。World Arrows International Schoolには2つの受講方法があり、1つ目は対面型の学校(つまり普通の学校)に通っている子供たちが放課後に学べるような時間割・システムになっている。2つ目は、ホームスクーラーが通信制の学校(提携校)に入学した上で放課後に学べるような時間割・システムになっている。

  • Crimson Global Academy(ニュージーランド発祥)

ニュージーランドをはじめ世界各国にオフィス展開するオンラインインター。イギリスのIGCSEやA levelのコースを提供(アメリカのAPコースも提供しているが、今のところ日本で受験ができず海外で受けるしかない)。東京オフィスは2020年に設立。主にホームスクーラーを対象にしたカリキュラムだが、対面型の学校に通う子供たちも放課後に塾的な位置づけで通ったりしている。Crimson Global Academyで学ぶ子供たちは、グループ組織であるCrimson Educationの海外難関校対策コースをカリキュラムと併せて受講し、アイビーリーグなどの海外難関大学にチャレンジするのが主流になっている。


…オンラインインターって、意外とたくさんありますよね。
このように、一口に「オンラインインター」と言っても、紙ベースの通信教育から始まった学校もあれば、インターネットベースで始まった学校もあります。また、「インターネット環境だけ」で学ぶ学校もあれば、「オンラインと実校舎を併用」している学校もあります。さらには、各校の教育方針やティーチングスタイルにはかなり個性があり、カリキュラムを終えた際に得られる卒業資格もさまざまです。

この記事では特に、息子が実際に受講しているNisai British International Online School*(*以下Nisai)にスポットライトを当て、オンラインインターで学ぶメリット・デメリットや、対面型のインターナショナルスクール(=校舎で学ぶ普通のインターナショナルスクール)を含めた一般的な学校との違いについて、具体的に紹介していこうと思います。

(ここに挙げさせていただく情報は一般的なオンラインインターの特徴というよりNisai特有のものである場合があります。特有だと思われることに関しては注書きを付けますので、予めご了承のうえお読み頂けると幸いです。)

オンラインインターのメリット

まず「多分これらは、一般的なオンラインインターとNisaiに共通してるな~」と感じたメリットを9点ほどお話しします。

①自分の理解度に合わせた学年に入学可能(飛び級もダウングレードも可能)

「インターナショナルスクール*(*以下インター)」というと海外の学校と同様に飛び級のイメージがあると思うんですが、実は日本国内にある対面型のインター(=校舎で学ぶ普通のインター)は意外と飛び級を取り入れていないところが多いようです。しかし国内外問わず、オンラインインターは飛び級できる学校が多い気がします。Nisaiもその一つで、飛び級が可能です。
もともと息子が公立小からオンラインインターに転校した理由の一つが、「授業のスピードをもっと上げてほしい」ということだったんですが、この課題を飛び級システムがすべて解決してくれました。
Nisaiに転校した当時、小学3年生だった息子はプレイスメントテストを受け、7年生のEnglish・ICT・Scienceのクラスと、8年生のMathsのクラスに入りました*。

*7年生とは、日本で言う6年生の後半+中学1年生の前半にあたる学齢
 8年生とは、日本で言う中学1年生の後半+中学2年生の前半にあたる学齢

日本の公立小では、学年相応の理解度から大きく外れた子は、どれだけオモシロくて天才的な発想をしても褒めてもらえません。むしろだんだん先生に相手にされなくなっていく場合が多いのが現状です。しかしNisaiでは、息子は自分の理解度にピッタリな学年で勉強できるようになりました。そのうえ、English・ICT・Science・Mathsどの授業でも、一つ一つの発言に対してちゃんと先生から返事をもらえたり、丁寧に向き合って褒めてもらったり、ミスした時はアドバイスをもらったり、充実感と手ごたえのある毎日を送れるようになりました。先生とのそういう小さなやり取りの積み重ねを経て、息子の中で、「自分も、ちゃんと先生から気にかけてもらえてるんだ」というように気持ちが満たされていったのか、公立小に通っていた頃よりも息子の自己肯定感がアップしたように見えて感慨深かったのを憶えています。それから、EnglishとICTは学期途中に「ひとつ上の学年に飛び級していいよ」と先生から声をかけてもらったんですが、それをきっかけにゆるぎない自信を得てさらに成長したように感じたのでした。
 
それからもう一つ。オンラインインターが日本国内の対面型インターと大きく違っているところは、飛び級だけでなく、理解度に合わせて学年を下げることもできるというところです。いわゆる「理解度別・無学年クラス」みたいな感じです。(※飛び級や学年のダウングレードは日本ではあまりなじみのない制度ですが、ドイツなどでは一般的にみんなが利用するフツーの制度のようです。)
もしかすると「ダウングレードなんて、いじめや自己肯定感の低下につながるんじゃない?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこらへん、Nisaiのクラスではあまり気にしている子供たちはいませんでした。特にいじめもありませんでしたし、みんなキャラ立ちしていて、クラスメイトとの交流を楽しんでるな~という和気あいあい感がありました。どの学年のどの教科のクラスでも似たような感じでしたが、年齢が違う子が同じクラスにいること自体、いたって普通のことだという空気感があったように思います。
例えば、息子が受講していた8年生のEnglishのクラスでは、小学4年生と小学5年生と中学2年生と高校1年生が一緒に学んでいました。どのクラスでもそうだったのですが、特に自己紹介もせずにいきなり新学期が始まり、授業中に交流していくうちに、数か月たってやっとお互いのことが分かってくる…という感じで何だかおもしろかったです。息子が教えてくれたのは「ICT とMathsで同じクラスのジェイデンって、実は僕と同い年だったんだって。そんで、インドネシアに住んでるんだって~。あと、ICTで一緒のクラスのアナスタシアは僕の一個上で、ロシア人だけど今タイに住んでるらしいよ」とか。中には自分からチャットで年齢・性別・国籍などを自己紹介してくれるクラスメイトもいましたし、ある時は、息子の名前から日本人だと推測し、「日本の人と友達になりたいんだ」と直メールをくれる子もいました。
…書いていて気が付いたんですが、そもそも「バックグラウンドが全員違うこと」が当たり前というか大前提になっているので、日本の学校のように「みんな同じ」感に埋もれたり縛られたりすることもなく、自己肯定感を失わず、全員がいい感じにキャラ立ちしていたのかもしれないな、と妙に腹落ちしたのでした。
話がそれましたが、飛び級・ダウングレードのシステムは、オンラインインターではかなりプラスに働いている要素だと思います。
 

②世界中どこにいても授業に参加できる

基本的に、帰省中でも旅行中でも、集中できる静かな場所とスマホ/PCさえあればどこからでも授業に参加できるため、ワーケーション感覚で学校に通うことができます。また、通学できる範囲にインターがない地域に住んでいても、手軽に授業を受けることができます。
「地方に住んでいると教育面での機会損失が大きい」という声を聞きますが、オンラインインターは解決策の一つではないかと思います。
Nisaiの場合、先生方が授業を行ったりスタッフさんたちが事務を行うオフィスは世界に数拠点ありますが、子供たちが通うための校舎はなく、オンライン上での授業受講のみになっています。他のオンラインインターもNisaiと同じように、どこからでも授業に参加できる学校が多い印象です。対面型の学校とは違って物理的な制約がなく、通学もする必要がなくなるので、その点ラクチンです。(通信制のインターはどうなっているのかよく知らないため、割愛させて頂きます。)
息子の場合も旅先で授業に参加したことが多数回ありますが、IDとパスワードさえ手元にあれば問題なくログインできて、発言もチャットだけで完結したので、特に不便は感じなかったと言っていました。またWi-Fiがない場所でつないだ時には、どのぐらいギガを食うのか心配しましたが、思ったより少なくて1レッスン30分で0.1ギガいかないぐらいでした。(授業中にYoutube動画を見ることもあるので、そういった場合はもう少し容量を食うかもしれませんが。)なので、普段は自宅のWi-Fi接続でレッスン受講しているけど一時的に外出先でスマホのギガを使って受講する…という場合も、なんとかなると思います。

③授業時間内に、あわててノートを取る必要がなくなる。単語帳を作りやすい。

オンラインインターでは授業中、子供たちと先生がみんなで授業スライドを共有しながら勉強します。先生も子供たちもスライドに直接書き込めるようになっていて、これがいわゆる「黒板への板書」代わりになっています。共有したスライドを「スクリーンショットした画面」がノート代わりになるので、書くスピードが遅かったり短時間でノートをまとめるのが苦手な人にとっては、とても嬉しい環境です。
また、書くことやノート作りが得意な人にとっても大きなメリットがあります。必要なスライドのスクリーンショットを印刷してノートに貼り、そこに自分で追加情報を書いたり、自分が理解しやすいように順番を変えてまとめ直したりして、より効率的にノート作りができるんです。むしろ、こうして切ったり貼ったり追記したりしてまとめノートを作ることで、「ノートを書きっぱなしで見直さない。だから復習にもつながらない」ということがなくなり、より深い復習習慣が身につくかもしれません。
それから、(ちょっと話がそれますが)スクリーンショットから自分の分からない英単語をピックアップして、簡単に単語カードを作ることができるのも大きなメリットです。息子の場合はQuizletという無料で使える単語カードアプリを使っていましたが、このQuizlet、使い勝手がかなり良いのでオススメです。PCやスマホでカードの表に英単語、裏に日本語の意味を入力して使うんですが、このアプリのスゴイところは、英単語の横に「単語に関連するイラスト」を入れられる点です。
これは英語教育に詳しい恩師から教わったテクニックなんですが、人間の頭って、文字情報でインプットするより、絵やイメージでインプットする方が記憶が定着しやすいらしいです。私も自分で試してみましたが、かなりの効果を実感しました。みなさんも、ぜひやってみてください。(余談ですが、Quizletでは作った単語カードで神経衰弱などのゲームをしながら暗記することもできます。楽しく覚えられるのでオススメです。)

④ 授業中、効率的に調べものできる

これはもしかすると、公立校でも私立校でもPCが普及し始めたので、今となってはどの学校でもできることなのかもしれませんが…
授業中に分からないことや分からない単語があった時、挙手して先生に聞くまでもなくチャッチャと自分で調べて理解できるのはすごく便利だと息子が言っていました。
対面授業でPCを使うことができない場面では、辞書などで調べていると(たとえそれが電子辞書であっても)意外と手間がかかるそうで。文字を書くにもタイピングした方が早いので、調べたことを文章としてまとめるのにも時間がかからず、ラクチンなようです。

⑤「自分の得意分野を極めたい!」という人に向いている

(これは全てのオンラインインターに言えることではなくて、イギリス式卒業資格であるIGCSEとA levelを採用しているスクールに限ったことですが、)IGCSEとA levelは「特定分野を深く掘り下げる」カリキュラムなので、好きな分野を極めたい人に向いています。
また論述力をガッツリ鍛えられます。(どちらか言うと「広く浅く学びたい人」には向いていないかもしれません。)
例えば、「数学と物理とプログラミングが大好きすぎて、将来絶対に工学部で自分の勉強したい分野を極めるんだ!」というような、ある程度やりたいことが決まっている子供たちに向いていると思います。
それから、イギリス式のIGCSEとA levelについてちょっと補足しますと…。
IGCSEというのは、日本の中学3年生にあたる学齢から始まる2年間のカリキュラムです。英語、数学、物理、化学、生物、日本語・スペイン語・フランス語・中国語などの選択語学、ICT、音楽、美術、体育、ビジネス、心理学、経済学などを幅広く学び、それらの中で自分の興味のあるもの、かつ成績の良かったものを3~4教科ピックアップします。
そしてA levelというのは、日本の高校2年生にあたる学齢から始まる2年間のカリキュラムです。A levelでは、IGCSEで受講した教科の中から自分の得意なものを3~4教科ピックアップしてさらに深堀っていくのですが、そのレベル感は高校レベルにとどまらず、プレ大学レベルに及びます。
Nisaiには、IGCSEやA levelの開始前の期間(~中学2年生まで)にその予備知識を学ぶ「NSコース」というのがあり、息子は9歳(小学3年生)からNSコースで学んでいました。現在はIGCSEを履修中です。

⑥自宅にいながら異文化体験できる

Nisaiでは全授業が録画されているので、私はそれを好きな時に見ることができるのですが、授業を見ていて思うのは、授業内容・クラスメイトとのチャットなどなど、意外なところにおもしろい異文化体験がひそんでいる…!ということです。
例えば授業内容で言うと、Mathsのクラスで習っていた「かけ算のひっ算のやりかた」は目からウロコでした。
そもそも日本では、かけ算のひっ算のやりかたなんて1種類しか習わないし、「こうやって数字を上下に重ねて書いて、ここに×(かける)のマークを書いて、線は定規で引っ張って…」とか、決められたルールに従ってやらないといけなかった記憶があったのですが。。。
Nisaiの授業ではそれとはだいぶ違っていて、3種類ぐらいのいろんな計算方法を教えてくれて(例えば「ネイピアの骨」という方法とか、「インド式」とか、「イギリス式」とか)、そのうちどれで計算してもいいからやってみて~みたいな感じだったのです。しかも面白いことに、「×(かける)のマークは、ひっ算の右側に書いても左側に書いてもどっちでもOK!」みたいな感じでフォーマットは自由だし、とにかく答えが合っていればOKでした。すごく自由なんだなーと感激。
よくよく考えると、日本の学校でこんな風にフォーマットが厳しく決まっているのはおそらく「先生が丸つけしやすくするため」であって、「生徒が計算しやすいかどうか」ではないように思います。でも、NisaiのMathsの授業では「生徒が一番やりやすい方法で」というところが最重要視されていました。これも文化の違いなのかな…と思ったり。

●ネイピアの骨 かけ算のひっ算
(当時、息子が授業録画をみながら解説してくれた動画)

●インド式 かけ算のひっ算
(当時、息子が授業録画をみながら解説してくれた動画)

●イギリス式 かけ算のひっ算(授業録画のスクリーンショット)

Nisai NS2 Maths授業動画より


それからクラスメイトとのチャットの中でも、いくつもの発見がありました。
例えば、流行りの言い回しやスラング。
みなさんは「easy peasy lemon squeezy」って聞いたことありますか?日本語で言うと「そんなの簡単!朝飯前!」みたいなリズム感ある言い回しなんですが、クラスメイトや先生がみんな使っていたので、気がついたら息子も口癖みたいにそればっかり言うようになってました。このフレーズはもともと海外の洗剤のCMがもとになって流行したようなんですが、この他にも息子は、私の知らない間に色々とチャットスラングやらなにやら習得していました。海外の流行りをいち早くキャッチできるなんて、ちょっと羨ましいなと思ってしまったのでした。笑
こんなような小さなことに気がつくたびに、ちょくちょくFacebookにアップしていたんですが、今度それをまとめ直してnoteにアップしてみようかなと思っています。もしご興味ある方がいらっしゃいましたら、ぜひご一読くださいませ。(カメのような更新速度なので、そこは大変心苦しいのですが…。)

⑦自由な時間が増える

Nisaiの授業は、1教科30分でサクサク進むのが特徴です。年齢別に学ぶ学校ではだいたい1教科50~60分(長くて80分)ぐらいだと思いますが、飛び級やダウングレードができない分、理解が早い子と遅い子が同席しているので授業のペース配分が非常に難しくなります。その結果、授業時間が長くなります。
しかしオンラインインターでは、飛び級やダウングレードができるので、自分に合ったレベルで授業がサクサク進んでいき効率的です。
また、Nisaiは時差の関係もあり、授業が夕方からスタートします。なので、午前中と午後の授業が始まるまでの時間を自分の好きなように活用できます。
例えば息子の場合は、こんな感じで過ごしていました。
 
AM:日本の学習内容を自分のペースでやりたい順に進める(進研ゼミ等)
PM:Nisaiの授業が始まるまでプログラミングをしたり、読書をしたり、(コロナ禍まっさかりだったので)トランポリンしながら録画したテレビ番組を見たり、卓球したり、公園で遊んだり、LEGOで金庫や自動販売機やシューティングガンを作ったり…
 
好きなことに没頭する時間をたっぷりとれるようなスケジュールを実現できてました。
やりたいことが多すぎて1日24時間じゃとても足りない…という息子にとって、転校初年度は、やりたいことを管理するの自体が大変な作業でしたが、スマホのアラーム機能を使って学校のチャイムにあたるものを設定したり、Googleカレンダーで「やることリスト」をつくったりしながら、地道に自分のペースを築いていきました。
また、これは聞いた話ですが、スポーツ選手を目指してホームスクーリングしている子供たちはオンラインインターで学んでいるケースが多いそうです。確かに、日中は練習に励んで、夕方から勉強する…というスケジュールを組んだ方が効率面でメリットが大きいような気がします。

⑧クラブ活動がしっかりある

Nisaiに限らず一般的なオンラインインターでは、クラブ活動が営まれていることが多いです。Nisaiの場合、クラブ活動の入部時期は9月で、やりたい活動があれば任意で入部する感じです。強制ではありません。(入部していない人もいます。)
例えば、Nisaiの一般的な部活には、チェス部、釣り部、読書部、アニメ部、アート&クラフト部、動物愛好会、料理部、ディベート部、プログラミング部、ガーデニング部、音楽部、写真部などがあります。
その一方で、個性的な部活もいろいろあります。
ファッション部、好きな映画・TVを語り合う部、ゲーム技術部、おしゃべり部、異文化交流部、LGBT部、メイクアップ部、クイズ部、スポーツファンクラブ、STEM部、SDGs部、ボドゲ部(ボードゲーム部)、ヘルスケア&ウェルビーイング部、Nisai復習クラブなどです。もしも精神的にキツいことがあったり悩みごとがあればヘルスケア&ウェルビーイング部で相談できるし、授業内容についていけているか不安があれば復習クラブで悩みをシェアできます。
活動頻度はそれぞれの部によって異なりますが、強制参加ではないので肩の力を抜いて参加できます。

⑨学費設定が割安になっている場合が多い

一般的にインターというと、年間200万~400万円ほどの学費がかかり、プラスアルファして設備費や教材費などの諸費用がかかってくるイメージです。
しかしオンラインインターの場合、オンラインでの授業となるため設備費用が従来インターほどかからなかったり、オンライン教材のみのスクールの場合は教材費自体が不要になり、学費が対面型のインターよりも割安になっていることが多いです。(*価格設定はスクールによってかなり異なるため、各スクールに要確認ですが…)

次に、「多分これらは、Nisai独自のものかな~」と感じたメリットを2点お話しします。

⑩授業中に発言・質問しやすい

公立校に通っていたころから、息子は「授業でもっと発言したい」と望んでいました。しかし、ハイ!ハイ!と挙手しまくっても指名してもらえる確率は上がりませんでした。(普段あまり挙手しない子に積極的に発言してもらうため、挙手したがる人は逆に指名されにくくなっていくという傾向があったようです。)
しかし、Nisaiの発言システムはそんな息子のニーズにとてもフィットしていて、「好きなタイミングで好きなだけ発言できる」ようになっていたんです。
Nisaiの先生方は、子供たちが発言した都度、コメントをくれます。発言内容を褒めてくれたり、発展的なアドバイスをくれたりするのです。Nisaiの授業を受けているうちに、息子の気持ちがだんだん満たされていくのを感じました。
ここでNisaiの発言システムがどうなっているのかザックリ説明すると、実は発言ツールが4つ用意されています。
 
1.      Microphone(マイク)
口頭で発言するためのマイクです。挙手ボタンをクリックすると発言権が与えられ、マイクでしゃべれるようになります。
 
2.      Private chat(個別チャット)
自分と先生だけにしか見えない、タイピング用の個別チャットです。(SNSで言うダイレクトメッセージみたいなものです。)他のクラスメイトには見えないようになっているので、先生だけに意見を伝えることができます。挙手せずに自分の好きなタイミングで使うことができるので、急に思いついたアイデアを先生だけに伝えたい時や、個別で問題の答えを先生に伝える時などに大活躍のツールです。
 
3.      Public chat(公開グループチャット)
自分・クラスメイト・先生がみんなで閲覧できる、タイピング用の公開グループチャットです。これも挙手なしでいつでも使えます。クラス全員に向けて伝えたいことがあれば、ここに書きこむだけでみんなに読んでもらえます。例えば先生が「〇〇についてどう思う?」とか「〇〇について説明できる?」とか質問したような時は、このチャットで答えることが多いです。
 
4.      スライドに直接書き込む
これはつまり、「黒板への板書」のようなものです。ただ、いつでも好きな時に書き込めるわけではなく、「スライドに書き込んでもいいですか?」と確認してからアクセス権をもらった上で使います。スライド自体に書き込めるので、文章だけでなく絵や図を描くなどして分かりやすく意見を伝えることができます。
 
これらの4つの発言ツールを組み合わせて使いながら授業を受けるんですが、面白いなと感じたことが1つありました。それは、「同時発言が可能」ということです。
例えば、普通は誰かが発言している真っ最中に、カットインして自分の意見って言えないですよね?割り込んでクラスメイトの発言を遮ってもいけないし…と思ってタイミングを見計らっていたら、別の話題にうつってしまって、結局言えないまま機会を失ってしまうことって意外と多いかもしれません。でも、2.3.の「チャット機能」を使えば、誰かの発言中に自分も発言したいな~と思った時でも気兼ねなく発言できるんです。つまり、クラスメイトがマイクやチャットで発言中でも、その発言を遮ることなく、自分の意見も同時並行でクラス全員に伝えることができるんです。自分が発言することによって迷惑する人は、なんと1人もいません。
タイピングするより口で言ったほうが早いなという場合は、挙手してマイクの使用権限をもらって発言すればいいですし、もちろん、複数人がマイクの権限をもらって発言する場合は、誰かの発言中にカットインしないようにマナーを守っています。
こんな感じで発言ツールをいろいろと組み合わせて使えるので、息子の「授業中にあんまり発言できないからつまんない!」という不満は見事に解消されました。発言することに関しては、意外に対面よりオンラインの方が便利なのかもしれないなと感じました。
(ただただ驚嘆するのは、それらのツールを絶妙に使いこなして子供たちを上手にハンドリングしてる、先生方のファシリテーション技術の高さです。まるで聖徳太子です。私には到底、真似できません。笑)

⑪授業の録画をいつでも何度でも見られる

メリット⑥でお話ししたように、Nisaiでは全授業が録画されているので、ログインIDとパスワードさえ知っていれば、好きな時にいつでもどこでも見ることができます。子供たちはいつでも復習できるし、親も好きなタイミングでいつでも授業参観できるので便利です。物理的な制約がないので、PCを開けばクラスルームにワープでき、私はとても重宝しています。
ここで、対面型のスクールでは絶対にできない「とある小ワザ」をお伝えしたいと思います。
子どもを学校に通わせている親として一番気になるのは、やはりお子さんが授業を楽しんでいるか、また、授業内容についていけているのかどうかということではないでしょうか。授業録画を見ていて気が付いたことがあるのですが、チャットの中身や授業中の息子の発言などを眺めていたら、授業を楽しんでいるかどうかだけでなく、どの辺をよく理解していて、逆にどの辺が理解できていないのかを、かなりの精度で把握することができたのです。
例えば、ある日のScienceの授業。息子が「真核生物は動物だけで、植物は真核生物ではない」と発言していたので、「あれれ、もしかすると理解があやふやなのかな?」と思いました。試しに授業の数日後、こんな問いかけをしてみました。

私 「ねえねえ、真核生物と原核生物の違いって、知ってる?」
息子「うん。多細胞なのが真核生物で、単細胞なのが原核生物でしょ?」
私 「へえー、そうなの?あ、そういえば、この間の授業で“真核生物は動物だけで、植物は真核生物じゃない”って発言してなかった?そうすると、植物はみんな単細胞生物ってことになるの?でもさ、野菜とか果物とか草とかって、いっぱい細胞なかったっけ?」
息子「…うん。…でも、あれ?そうすると、なんか変だな。」
私 「実はさ、真核生物と原核生物って、名前に共通するところが一か所あるんだけど、気づいた?」
息子「うーん、“核”っていう字?」
私 「あったりー!つまりさ、真核生物は核があって、原核生物は核がない…っていうことらしいよ。原核生物は、DNAがうにゃうにゃした状態で塊になってない状態のやつって感じらしいね。」
息子「へぇ~!そうなんだ。なんかオレ、勘違いしてたわ。」

一件落着。息子が間違いに気付いてくれました。
1回30分の録画授業を週4回見るのはちょっと手間ですが、親サイドとしても知らなかった英単語やリスニング・リーディングの勉強になるし、子供が勘違いした箇所をチャッチャと軌道修正することもできるので一石二鳥。この小ワザ、結構オススメです。
(こうした録画システムのないオンラインインターもあるので、このメリットをNisai独自と捉えてお伝えしました。スクールによっては、希望した時だけ録画を公開するという方針のところもありますし、授業を録画するかどうかといった方針自体スクールそれぞれです。)

オンラインインターのデメリット

最後に、「ここはちょっと大変だな」と感じたデメリットとその解決策を6点お話しします。

まずは一般的にどのオンラインインターでも当てはまるお話からです。

①クラスメイトとリアルで遊びづらい

校舎のないオンラインインターの授業は基本的に全てオンラインなので、クラスメイトと実際に会って遊ぶ機会がなかなかなく、そこは物足りないかもしれません。住んでいる地域が近いクラスメイトがいればいいんですが、息子の場合はそうではありませんでした。同じクラスに日本在住の子が1人いましたが、関西地方にお住まいだったので気軽には遊べませんでした(我が家は関東地方です)。長期休みにインドネシアなど時差がそこまでないクラスメイトとオンラインで遊ぶ約束をし、ゲームなどをしたりしていたのですが、実質的にみんな住んでいる国が違うため、気軽に会って遊ぶのは難しい状況でした。(しかもその当時はコロナ禍真っ盛りだったので、出入国規制もかかっていました。)
ですが2023年現在、だいぶ国際的な往来も戻ってきているため、今後はもしかすると長期休みなんかにクラスメイトの国に気軽に遊びに行ったりできるかもしれませんね。それにここ数年で日本でもオンラインインターの受講者数がどんどん増えているようなので、実際に会える距離にお住まいの方と友達になれる可能性も十分あると思います。
考え方次第ですが、地域の校区に通学していたら知り合えなかったような友達ができるのも一つのメリットだと思います。解決策としては、普段オンラインで集まって遊べる機会を作り、長期休みなどにオフ会を企画してみると、予想以上に楽しく過ごせるかもしれません。

②それなりにコストがかかる

オンラインインターは対面型のインターよりは断然安いのですが、英語、社会、理科、数学、ICTなど何教科も履修するとなると、年間で日本の私立校ぐらいの費用はかかってきます。これに関して一つ言えることは、履修する教科数を調整することで何とかなることが多いということです。
ホームスクーリングで多科目を履修する場合はまとまった費用がかかりますが、対面型の公立・私立校に通いながら放課後だけオンラインインターに通う場合、1教科だけ履修することができます。費用感としては、一般的な学習塾に通うのと似たような価格帯です。
これはNisaiの場合ですが、基本的に必修科目というものがなく履修教科を自分で決められるので、その時々のお子さんの希望や家計の状況に合わせて科目を増減するのもアリだと思います。


そして、ここからはNisai独自のデメリットと解決策をお話しします。

③PCのタイピングがそれなりに得意じゃないとキツイ

メリットの項目で少しお話しましたが、Nisaiでは授業中のやりとりのほとんどが文字チャットで完結します。なので、タイピングのスピードが遅いと言いたいことをすぐに発言できなかったり、先生の質問に素早く答えることができなかったりして苦労するかもしれません。タイピングが苦手な人はマイクを使って音声で発言できるのですが、先生からの出題に子供たちが答える際は文字チャットを使う場合が大半です。そういった意味で、タイピングを練習しておくと非常に役立つと思います。
息子の場合はどうだったかというと、偶然にも小学2年生の時にPC操作を始め、「寿司打」という無料タイピングゲームで早打ち練習をするのにハマっていたため、タイピングが早くなった時点でNisaiを受け始めることができました。この、息子が使っていた「寿司打」、かなりの効果があったように思われるため、こちらで少しご紹介したいと思います。
「寿司打」とはどういうものかというと、舞台は回転寿司店で、流れてくるお皿に乗った言葉をできるかぎり早いスピードで入力するゲームです。正確に入力できたお皿の数によって、お会計の金額が決まります。例えば3000円のコースを選択して、流れてきたお皿に書かれた言葉をひたすら入力しまくるのですが、正確に打てたお皿の数だけ無料でお寿司を食べることができ、間違えたお皿の分は代金を支払うことになります。最終的に間違いが多ければ多いほど支払う金額が増えていき、正確に入力できた数が多いほど無料で食べられるお寿司が増えるのでお得になります。楽しくタイピング練習ができるので、大人も結構ハマります。笑
これからの世代はおそらく日常的にタイピングする機会も増えると思いますし、この機会に慣れておいて損はないと思います。

④手書きする機会が減る

Nisaiでは、授業も宿題も常にPC作業で完結するため、手書きで字を書く機会が減ります。手書きもできるようにしておきたいという場合は、授業のまとめノートを手書きで作ったり、毎日手書きで日記を書いたり、英検のライティング課題で作文練習をしてみるなどして、なるべく定期的に紙に字を書く習慣をつけるといいかもしれません。

⑤音楽・美術・体育・技術家庭科・書道などの日本で言う技能教科はない

Nisaiのカリキュラムには、日本の小中高では一般的な音楽・美術・体育・技術家庭科・書道などの技能教科がありません。(インターの授業によくある演劇の授業もありません。)その代わり、環境マネジメント・社会学・経済学・ビジネス・心理学・シンキングスキルなど、日本の小中高では一般的でない教科が提供されているので、選択できない教科もあれば、珍しい教科も多数ある…ということになります。
音楽・書道・美術などの芸術科目を補いたい場合は、習いごとや地域のカルチャースクール等でカバーするか、もしくはTV番組でカバーしてみるのも一つの手かもしれません。また体育については、運動する機会を別途つくる必要があるため、公園遊び・散歩・ジョギングなどの時間を定期的に設けるとか、スポーツ系の習いごとを始めると良いかもしれません。
息子の場合は、家で書道をやってみたり、オンラインの工作・絵画イベントに顔を出したり、定期的に公園遊びやトランポリンの時間を決めて体を動かしたりしていました。アフターコロナの世界では、きっともっとたくさんのアクティビティに参加できるチャンスがあると思うので、どんどん参加してみると良いかもしれません。
それからこれはあくまでご参考までに…ですが、息子は幼稚園のころから「探究学舎」というオモシロ塾に通っているのですが、そちらの「アート編」や「音楽編」で得た知識がとても役に立ちました。「アート編」や「音楽編」に関連した内容のTV番組を録画して息子に見せ、発展的な理解を深めたり、音楽や芸術にふれる機会を絶やさないようにしていました。ピアニカやリコーダーを吹く機会はありませんでしたが、電子ピアノを弾いたり、ゴスペラーズみたいにボイパしながら歌ったり、リズムに合わせて踊ったりして音感を養いました。「探究学舎」は単発で「アート編」や「音楽編」を提供しているため、ホームスクーリングしているお子さんにとって生きた学びを得る良い機会になると思います。(注:私は決して探究学舎の回し者ではなく、マージンとか一切もらってません。純粋に良いと思ったので、ご参考までに紹介してみました。)

⑥ 数学が簡単すぎる・理科が難解

これはもしかするとNisaiに限ったことではないのかもしれませんが、海外の数学の授業は(アジアの一部を除いて)日本の数学の授業に比べて簡単すぎる感があります。解決策としては、飛び級制度で上の学年のクラスに入り直すことができるため、ほぼ問題ありません。また、考えようによっては、日本で「数学が苦手だ」と感じている子供たちがNisaiで数学を勉強すると、数学が得意教科に早変わりするかもしれません。メリットの項でもお話しましたが、先生方は子供たちが変にルールでがんじがらめにならないように工夫して授業をしてくれているので、フレキシブルに楽しい時間を過ごせると思います。
ただ理科に関しては、数学とは打って変わって日本で学習する内容よりずっと難しくなっていると思います。例えば、7年生(=小学6年生の後半+中学1年生の前半)で、溶鉱炉における物質の精製方法や、各種化学反応、化学的風化や生物的風化、ヒトや植物の細胞や受精などについて学んでいました。単語力だけでなく論述力も必要不可欠になるので、先述したQuizletなどを使って単語カードを作って暗記したり、授業録画を何回か見て復習しておくと良いと思います。


いかがでしたか?
次回記事からは、これまで息子が受講してきた7年生~10年生の英語・数学・理科・ICT(情報)のおもしろ話を書きためてきたFacebookポストをピックアップして、みなさまにお届けしていこうと思います。
よかったら、読んでみてください^^

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