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GDevelopのパソコン向けのパッケージを作成する

オープンソースのプロジェクトなので、アカウント作成しなくてもビルドは出来るだろうという判断からパッケージの作り方を学ぶ

パソコン向けのビルド
手動ビルドを選択したとき
このままでは実行できないので、Electronでビルドする話

前提

必要なモノは下記の通り

  • Windows PC

  • RAM 16GB以上は欲しい(パッケージ作るときに合計で10GB超えた)

  • GDevelopのプロジェクトを手動ビルドでエクスポートしていること

  • Electron

  • node.js

  • npm(node.jsに含まれる)

  • yarn

詳細

公式のドキュメントを読もう
Electronを使うので、node.jsを先にインストールする

GDevelop documentation

Electron Quick Start

yarn Installation

事前準備

1.node.jsをzipで適当なフォルダーに展開する

2.node.jsを展開したフォルダパスをユーザー環境変数に設定する

ディレクトリ構成の例

.\node\node-v20.9.0-win-x64

※なお、フォルダが汚くなることが分かったのでnodeフォルダでコマンドを実行していく。以下、コマンドプロンプトで実行していく

3.下記のコマンドでインストールできたか確認する(バージョンが出てくればOK)

node -v
# v20.9.0
npm -v
# 10.1.0

4.Electronをインストールする

npm install --save-dev electron
#npx electron -v

5.yarnをインストールする

corepack enable
yarn init -2

パッケージング

GDevelopで手動ビルドでエクスポートしたフォルダにcdコマンドで切り替える

yarn && yarn build

これで、exe形式のインストーラが完成する
ダブルクリックすると、インストールしてアプリの起動が始まる

Setup.exeが作成される

なお、アプリのアンインストールは、コントロールパネルのプログラムのアンインストールから出来る

プログラムのアンインストール画面

オプション

Electron Builderをインストールすることで他のプラットフォーム用にもパッケージング出来るようだが全ては試してはいない。必要に応じて試してほしい

Electron Builderをインストールする

yarn add electron-builder --dev

GDevelopで手動ビルドでエクスポートしたフォルダにcdコマンドで切り替える<br>
下記のコマンドで他のプラットフォームでも展開は出来るようだ

# Build for windows only:
yarn && yarn build -w # ここだけ試した
# Build a windows portable executable:
yarn && yarn build -w portable
# Build for windows and linux:
yarn && yarn build -wl
# Build portable builds for windows and linux
yarn && yarn build -w portable -l AppImage
# Build for all platforms:
yarn && yarn build -wlm

参考

Publish your game to Windows, macOS and Linux manually using Electron and Electron Builder

参考にさせてもらったサイト

node.jsのインストール

Electronプロジェクトとは、どんな実行形式か

過去にGDevelop→NoCode開発に取り組んでいた記事

おわり!

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