アラフィフ女子アル中タラレバ日記 アル中での失敗談①

アラフィフアル中のミーコです。
今日もよろしくお願いいたします。
旦那と別居中、父、母、4歳の息子と同居中。
無職。病院とハローワークの日々。
老後のようです。トホホ…
今日もお付き合いいただければ幸いです。

酔っ払いの失敗談おば。
させていただきます。
まず、ひどいことをしたといえば真っ先に思い出すのはこの一つ。
それは、あの有名な恵比寿にある誇り高きウェスティンホテルで酔っ払って動けなくなって車椅子で
運ばれたこと!!!
きっと…ウェスティンでも初なんじゃないかと
思ってます、笑笑

あの時は何を飲んでたんだろう、きっと焼酎かな。ウイスキーだったかも。
20代前半でした。
その頃、私は某大学附属病院の外科医の名医と
ちょっとだけ仲良くさせてもらってまして。
忙しい人だったんで、連絡取るのも大変でした。
とにかくオペ、オペでてんてこまいだと。
その人はそのストレス発散に飲んでたんですよねぇ。
私は確か当時無職だったと記憶しています。
なので、ストレスなんて皆無だったんですが
とにかく飲んで騒いで楽しんでれば良かったんです。

その日は、その名医の病院の誰だかの送別会で
カラオケに行っていました。
なんですが、なぜだかその席に呼ばれ、
関係もないのに乱入。
もちろん、歌いもしましたよ。安室奈美恵あたり
歌ったのかしら…定かではありません。

名医もめちゃくちゃな人で、馬鹿と天才は紙一重だといいますが、そんな感じで。
ご機嫌よく酔っ払ってテーブルの上に乗って熱唱してましたね。
なぜかそういう時にもなんとなく雰囲気に紛れ込めるんです、私。
同級生のように仲良くなってた気がしますw

その最中にやらかしてしまった。
私も調子に乗って飲んで、だってお会計も心配ないですし、きっとその名医がなんとかしてくれるって思ってましたから、記憶がぶっ飛ぶまで
飲みました。
なぜだか、止めることができない。
それがアル中なんですけどね。
とにかく飲まれるまで飲む。それがアル中の
スタイルです。おかしい、おかしすぎる。

どうやってみんなが解散したのかも、
自分がウェスティンについたのかも覚えてない。
車椅子で運ばれたというのも、名医から聞きました。
意識がない人って絶妙に重いんですよね
子供とかもそうですが、寝ちゃうと。

その時に移動したのはタクシーだったかな、
自家用車だったか。
ちなみにその名医が当時乗ってたのはランドクルーザー。
似合ってましたね。体格も結構よかったんで、
高そうなスーツきて颯爽と降り立つ姿は
スマートでした。
決して、美男子ではないのですが、オーラというか品格というか、漂う雰囲気があるんです。
声がものすごくダンディで、セクシー。
海外の有名な俳優さん並みで、
声だけを聴きたくて電話したこともあります。
その人の声は今まであった中で最強ですね。
声ってそのくらい重要です。

豪華なウェスティンに史上最悪な方法で到着した私はどうやってベッドに運ばれたのか知るよしもなく。
気づいたら、二日酔いでがんがんする頭、
歯磨きもしていない変な匂いのする息で
目覚めます。乱れた姿で。
ワンピースとか着てたのかな、きっと派手な姿してたんでしょう。その当時ですから。

それでとりあえず水とか飲んで、トイレあたりいったんじゃないかしら。
ダンディな名医はいるはずもなく。平日なんで。
1人取り残されてるわけです。
前日の記憶は途中から一切ない。
楽しくカラオケ歌ってたのは覚えてるけど…
あの後どうなったんだ!?って
毎回自己嫌悪ですよ。
反省するけど治らない。アル中ってほんと怖い。

それで、とにかくなんとか自分を取り戻さないと
と思って、思い出そうとするけど、何も思い出せない。
一応、チェックアウトの時間だけは気になるので
意識が若干戻ってくるわけです。

部屋は、ダブルかなんかでゴージャスなシャンデリアが一番先に見えるんです、起きたとき。
エレガントな部屋なのに、結構乱れていて
パリッとしたシーツもシワシワ、
電気とかもつけっぱなしなんですよね。
それはそれはパンピーがそんな風にホテルを利用するなんてホテルマンとかは憤慨だと思います。
どっかの安いラブホでもいけ、とね。

でもその辺は名医ですから、ちゃんとしたホテルに泊めてもらえて感謝してます。
アル中で不幸中の幸いなのは、私は放っておかれなかったこと。
一緒にいるだれかしらがホテルだの家とかに連れて解放まではいかないけれど、助けてくれてました。
これってほんとご先祖さまの行いが良かったからとしか思えない。感謝してもしきれません。

アル中の間はどこでくたばってても不思議はなかったくらいベロベロなんで。
見捨てられなかったのが幸せです。

ホテルの話。
それで、一応体裁整えて、チェックアウトの時間までには間に合うように出るわけですね。
その優雅な空間を満喫できるわけでもなく、
水をがぶ飲みし、歯磨き、トイレ、化粧して
乱れを直すことに専念するわけですが。

名医に電話して昨日の惨状を聞きつつ。
もちろん、清算はしてくれてます。
ラッキーですよね、ほんとついてると思ってました。人生なめてるとしかいいようがないですが。
そんな人周りにいませんでしたよ、
みんな満員電車に乗って朝から晩まで働いて
まともに生活を送っている人ばっかりだったのに。

なぜ、そちら側にいけないのか、どこを間違えたのか。まぁ、お酒ですよね。全ては。
私の身体は焼酎かワインでできてました。汗

アル中はきっとノー天気でないとやってられない。
よれよれしながらチェックアウトした後は、
それでもまだ楽しもうとロビーのブレックファーストとか食べちゃうわけです。
これは自腹で。
高い高い天井にぶらさがる豪華なシャンデリア、
上質なリネンに包まれてふっかふかのソファ、
ピカピカに磨かれたカトラリーで
二日酔いだけど極上の朝がはじまるんです。

食べても戻しちゃったりするんですけどね、
無理やり食べて…馬鹿すぎます

ホテルの朝ごはんで何であんなに美味しいんでしょうね。
シェフが作るサニーサイドエッグ、添えられる高そうなウインナー、瑞々しく色鮮やかな野菜たち、カリッと揚げられたフライドポテト、
バターの香りが気高く香るクロワッサン、
などなど。
丁寧にアイロンがけされた、パンたちを包むリネンにもため息がでます。
周りをうつすような銀食器たちも。

今にも横になりそうになる頭と身体をかかえて、
一生懸命なめられないように食べるわけです。
シロガネーゼとかに混ざりながら。

それから、地下鉄に乗って定番のガン寝です。
ホームのベンチで寝てたときもあったかも。
家にたどりつくまでも修行なんですね、アル中の。
でも、そこが諦めが悪いとこで平日昼間からまた
飲める人とか探しちゃったりするわけです。
自営業の人、営業の人が周りに多かったので
そういう自由もききました。
電話で呼び出せばまたお酒にありつける…
本当にザ・アル中。恐ろしい。

この生活が延々と続くわけです。
這い上がることのできないループ。
流砂のようです。あがけば足掻くほど落ちてしまう。真っ逆さまですね…

また長くなってしまいました。
後でちょっと編集するかもしれませんが、
ウェスティンの話はこの辺で。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
明日は、どうしましょう。
また思い出します。

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