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歴史学との出会い①:グルーミー・デイズ・イン・パリス

歴史学の魅力を伝えたいなと思っている訳ですが、歴史学との出会いは、今のそんな思いとは裏腹に、とても辛い思い出です。

高校1年生の冬に、父親の仕事の関係で、フランスに家族で引っ越すことになりました。そして、それ以前に3年間アメリカに住んでいたことがあり、多少英語もできるということで、パリのアメリカン・スクールに通うことになりました。

そこで、歴史学に初めて出会いました。

日本の高校では、日本史や世界史について、その流れや知識が問われていました。主に穴埋めの試験で、なかなか得意でした。

しかし、アメリカン・スクールでの歴史の授業では、エッセーと呼ばれる小論文を書くことが主な試験形式になりました。

その設問も、第一次世界大戦と第二次世界大戦の開戦に至った原因を比較して、どちらが回避可能だったかを論じよ、みたいなもので、それらについて詳しく知っていたとしても、適切に議論を組み立てる力がなければ全く評価されません。

そのため、すっかり落ちこぼれてしまいました。

落ちこぼれからのスタートになったわけですが、日々試行錯誤するなかで、歴史に問いを投げかけ、事例や史料を使いながら、自らの議論を組み立ていく、という歴史学の基礎を学ぶことになりました。

とても辛かったアメリカン・スクールでの2年間半が、自分にとっての原点になっています。




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