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読書記録(10冊目)「ワン・モア」桜木紫乃

お疲れ様です。

以前に「ホテルローヤル」を読んで、物語自体がすごく好きだったので、同じ著者の本を図書館で借りてきた。

ワン・モア/桜木紫乃

タイトル:ワン・モア

著者:桜木紫乃

出版社:角川書店

定価:1,650円(本体1,500円+税)

出版年:2011年11月30日

人を好きになるということは、こんなに格好の悪いことだったろうか

どうしようもない淋しさにひりつく心。月明かりの晩よるべなさだけを持ち寄って躰を重ねる男と女は、まるで夜の海に漂うくらげ――。切実に生きようともがく人々に温かな眼差しを投げかける絆と再生の物語。

角川書店HPより

著者について
1965年北海道釧路市生まれ。2002年「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞。初の単行本『氷平線』は、新人離れした緊密な文体と、抑制のきいたエロスで話題となる。著書に『恋肌』『凍原』『硝子の葦』『ラブレス』など。

Amazon.co.jpより

読んでいて、とりあえずハッピーエンドでよかった。

「男と女」
「生と死」
「強さと弱さ」
「脆さと強靭さ」

これらは全部対になるものではなくて、実は同じなのだという事を改めて感じた。

死に向き合わなければ、生きる価値はわからない。

弱さを知らなければ、守る強さを知る事ができない。

私自身も大概、男性に関する件については、格好の悪い生き方をしてきた。

客観的に自分で自分を見てそう思う。

以前はいかにも周りはスタイリッシュな恋愛で、その、延長線上に結婚しているように見えていた。

そして、その先に子育てなどの充実した生活があり、または夫婦2人での優雅な生活がある。

私の周りは本当にそんな感じの友人ばかり。

一体自分は、自分の心は、どれだけ格好の悪いものなのかと。

しかし、恋愛などとはそんなものなんだろう。

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

最後まで読んでいただきありがとうございます。

明日も皆さまにとって良い日でありますように。

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