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いただきものの古本

親子で友達同士の家族と遊んだ。

親子が友達というのは、さらに仲が深いから気も楽である。

親がお茶タイムを楽しむ横で子供達は、各々お店屋さんごっこをしようと、自分のオリジナルのお店をつくりだす。

1人はパン屋
1人は折り紙屋
1人は花屋
1人は本屋

いらっしゃい、いらっしゃいのかけ声は、どう聞いても魚屋にしか聞こえない。

本屋をしていた子は自分が幼稚園の時に読んでいた本を商品に並べていた。

ひらがなばかりで、文字数もすくない。

いま3年生になり、国語の本読みも宿題であるが、なかなか難しい。

そう思うと子供がいかに成長しているかが、よーくわかる。

なんてない本なんやけど、すごくわかりやすい。

きっとこの本を作った作者は、幼稚園児に興味をもたせるために、わかりやすく、愛を込めて作った作品なんだろうなと思った。

本の読み聞かせは、ふたごが0歳の時からずーっとやってきた。

というか、単にわたしが本が好きなだけで私の趣味につきあわせていただけ。

読み聞かせをやりすぎたせいか、いまだに本を読んでくれといわれる。

アンタたち、もう読めるやんっ。

と話すも読んで欲しいのあらし。

結局、わたしが何役にもなりきって一冊を読み切るから、寝る頃には喉がいたい。

私のモットーの一つに、何事も本気で。
がある。

本読みも手を抜かず、そのキャラクターになりきるのである。

本屋をしていた子から幼稚園で読み尽くした本をもらった。

毎日、毎日よんでいる。
読まさせられている。

もう、見なくても暗記できた。

それくらい。

誰かが気に入って読み入った本を、また違う誰かが読み入る。

いつ飽きるかはわからないが、飽きるまで付き合おうとおもう。

物を大切にする子供でいてほしいから。

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