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あの頃の君に伝えたいこと【想い出】

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小さな頃、あの頃の私の想い出のエッセイです。
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#想い出

夏の夜の海。

ずっと、ずっと若かった頃、まだ一人暮らしをしていた頃のこと。夏の夜の海を見に行くことがあ…

青木詠一
4年前
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あの頃の夕暮れの中で。

どうでもいいことをふと、思い出すことがある。 あれは、なぜだったんだろう・・・とほんの少…

青木詠一
4年前
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あの頃の初恋。

今ではもう、遠い街で仕事に頑張っている娘だけど、娘が中学3年生くらいだった頃、知らないう…

青木詠一
4年前
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どこでもないどこかであるように。

休みの日に、近くの温泉に行った。私は週に一度は温泉に行くくらい温泉が好きだ。自分をリセッ…

青木詠一
4年前
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願いが叶っていた頃。

私は山口の小さな田舎で育った。本当にそこはとても静かな場所で、川と山がとてもきれいに見え…

青木詠一
4年前
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カギっ子だった僕と君の声。

あれは僕が小学3年くらいの頃だったと思う。 あの頃、カギっ子だった僕は、学校が終わって家…

青木詠一
4年前
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ビーチホワイトクラブの頃。

私がまだ独身だった昔のこと。当時住んでいた街の海岸線沿いに「ビーチホワイトクラブ」というお洒落で小さなレストランがあった。その名前の通りに、白くペイントされた古い木造建てで、窓からは海が見えるとても素敵なレストランだった。 そのまわりには何も無く、古い民家がいくつかあるだけで、その白いレストランだけが、まるで海辺に忘れられたみたいにポツンと残されていた。でも、それでいて清楚できれいな女の子みたいにとても目立つ存在だった。 あの頃、僕はよく休日の晴れた午後には、時間があれば