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週末に読んだ料理小説(と旅小説)

オットが図書館から借りてきた料理小説をむさぼり読む幸福な週末でございます。

まず読んだのが「おむすび縁結び」。

「食堂のおばちゃん」シリーズ、もう15作目ですって。新しい常連客が登場する一方、最初の頃の常連さんの登場回数も減ってきましたねー。つまりはこの作品の中でも時間の流れが正確なんでしょうけど(そう考えるとそろそろ一子さんが心配)。

これ読むたびに反省するんですよ。お店で出てくる料理は食材も調理法も凝ってなくて、これなら自分でも作れそうと思わせるようなメニューなのです。じゃやってるのかと聞かれたら全然やってない。家庭でも出来そうな「ちょっとしたもの」を作る余裕がないなあ(精神的な余裕なのか時間的な余裕なのか・・・)。

次に読んだのが「ひとり旅日和 幸来る」。

能登ですよ、輪島の朝市ですよ。作者は全く意図していないのに、その楽し気な描写に読者が勝手に胸を締め付けられる。能登の復興を応援せねばと本を読みつつあれこれ考えてしまいました。

下関は私も何度か訪れているので、読みながら「おー、あそこか」と映像が浮かびました。しかしそんなにタイミングよく出くわすもんかな(ネタバレになるので自粛)。

3冊目は「うちの社食がマズくて困ってます 総務部推進課 霧島梓の挑戦」。

タイトル通りの内容ですね。総務部に配属された主人公の霧島梓ちゃんが、マズい社食を改善すべく奔走する話(ああっ、一文で終わってしまった。)

軽く読める話ですけど、元気な女の子が突っ走って沈滞ムードをかき回していく話は痛快で爽快。読んだ人が元気をもらえるよね。

4冊目は「キッチン常夜灯」。

飲食業界と一口で言ってもいろんなジャンルがありますもんね。それぞれがそれぞれに対してリスペクトしたり、あるいは見下したり卑下したりということもあるんでしょうね。私はあまり外食をしないんですけれども、カウンターの向こうにいる人たちの気持ちとか、考えたことなかったなあとちょっと反省。

4冊読んだところで借りてきた本が枯渇してしまいました。さて図書館に行きますかね。

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