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フェミニストというスタートに立つ

いい加減にしようよ、と思うことがある。
今まで心の中で思ってきたけど、念じてきたけど、もう流石に言っちゃう。

フェミニズムをちゃんと考えよう。
まずはフェミニズムという言葉のバイアスを外していこう。

女性の中でも私はフェミニズムは関係ないとか、フェミニズムまではいってないしそこまで困ってないとかいう人は、すごく多い。
だけど、女性ならみんな関係があること。(ほんとは女性以外のマイノリティについても同様なんだけど伝えたいことを明確にするために、今は女性に限定させて欲しい)

例えば、不妊で悩んでる男性っている?
赤ちゃんが出来なくて悲しくて悲しくて泣いている男性はいるかな。

私は残念だけど見たことない。妻に見せないように泣いてる人もいるかもしれないし、断定は出来ないけど少なくとも不妊で悩んでる女性と同数いるわけではないと思う。

でも、不妊って女性だけが取り組むこと?赤ちゃんを体に宿すのが女性ってだけでどうしてこんなにも負担の偏りが生まれるのかな。

もしそのかわり男性は「稼ぐことで負担だ」というならば、それもそもそも頼んでない。もちろん女性が稼いで男性が家事したっていい。仕事は肉体労働だけではないんだから。働く事は権利の一つでもあるんですよね。

これって単に母性の問題だけではない。社会の問題だよね。フェミニズムとして考えるべき問題。本当に社会が、女性の体や不妊の事を考えてるっていうのなら、不妊治療したい女性は徹底的に金銭でサポートして、休みたい時に優先して休める仕組みを作ってから初めて「少しはサポートしてる」って言えるんだと思う。(今の金額じゃ雀の涙だし、特に会社勤めの人はスケジュール的にも体力的にも精神的にも肉体的にも不妊治療は辛いと聞きます)
本当は社会全体が「実の子至上主義」を手放せるのが一番いいんだろうけど、、、
とにかく不妊で泣く女性を1人でも多く減らしたい。不妊は女性のせいではないんです。万が一女性の体に何かあったのだとしても、やっぱり女性のせいではない。「私の体のせいで、、、」って思わせてしまう社会のせい。
(もちろん男性の体に何かあってもそれも男性のせいではない)

他にも沢山あるんだけどね。
例えば、夜道を歩くのが怖いって感じる男性はどれくらいいるんだろう?

酔っ払って夜中に歩道で寝込んでしまった人が、もし男性だったらちょっとした武勇伝になったりするのに、それがもし女性だったら途端に「危ないよ、どうかしてるよ、気をつけなよ」とむしろ叱られたり心配されたりするのはどうしてなんだろう。

それなのに「夜道怖いんで振り返っちゃう」というと、それは自意識過剰すぎ、と言われる!失礼しちゃう。本当に夜道は怖いんだよ、この日本ですら。
高校生の時ぴったり後をつけられて、そのまままっすぐ家に帰ったら家族に危害が及ぶかもと思って、汗だくで遠回りして歩いてコンビニにかけこんで、頭に一向に入ってこない雑誌を立ち読みしながら震えていたこと、多分一生忘れない。

女性は男性が持っている権利を奪い取りたいわけじゃない。
フェミニズムを否定する人の多くは、男性だって辛いんだよという思考を言うけど、別にあなたにこれから辛い思いをしてもらいますって言いたいわけじゃない。
そうじゃなくて人間として得られる権利をあなたと同様に女性にもください、と言いたいだけなんです。

そういう安心で安全な社会を男性も女性も一緒になって作りませんか?と言いたいだけなんです。
言うだけでは何も変わらないと言う人。いやいや言ったらきっと何かは変わるよ、少なくともこれを読んだ人の考えるキッカケになるかもしれない。(と願ってる)

まさしくそう思っていたよ、という男性にはごめんなさい、そしてありがとう。これからもよろしくお願いします。

辛い思い出を引っ張り出さないで、という女性。本当にごめんなさい。辛かったよね。でもこれからの子供達にこれ以上私たちのような辛い思いをさせたくはないから、できる範囲で一緒に頑張って声を上げてみませんか。

男性や女性という枠組みだけで語ってしまって傷つく人もいるよね、ごめんなさい。私自身もまだまだジェンダーについて勉強不足です。もっともっとたくさんの人々を理解できるように学び続けます。

性ではなく、その人個人がもつ唯一無二の個性を活かして、豊かに暮らしていきたい。体が違う以上わからないことはお互い多いけど、ひとつだけ分かっていることはみんな人間だってこと。

そしてね。
私は3歩下がってついていくより、
隣に立って同じ世界を眺めたいのです。

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