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文化の日に考える『文化の日』

1年365(366)日。毎日何かしらの出来事があって、喜怒哀楽相見える感情に振り回される。昨今の世界情勢を考えても、1日1日を過ごせる貴重さは何ものにも代えがたい。

…とわかっていても何故か11月って“おろそか”になりがち。何もなさすぎる、というか。前後が強すぎる、というか…。

店内に流れるクリスマスソング。
『おせちご予約』のポスター。
まだ後19日あるスマホゲームのハロウィンイベント。
11月ってそんな何もなかったっけ??

『11月 イラスト』で検索してみる。
…ざっくり“秋”やな…。七五三も出てくるけど、その月を代表する大々的なイベントか、と言われれば違う気もする(家族行事やもんねぇ)。
んーやっぱり11月は何もないか…とカレンダーを見たら、今日は『文化の日』だった。やば。イベントあったじゃん。文化の日やんなきゃ。…あれ?『文化の日』って何するんけ???

Google先生によると文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日らしい。
めっちゃ堅苦しい日やん…どおりで「イベント!!お祭り!!」なイメージがないわけだ…。

自由と平和を愛し、文化をすすめる。
今この時代だからこそ「こんな1日を持っている」と世界に発信すべきじゃないかなと思ってみたりする。
どこの国だの、どこの民族だの、どこの宗教だの。理由なのか建前なのかわからない能書きのお偉いさんは気づいてないのかも知れないけど、彼らがしていることは世界的殺人だ。

「行け」の一言で数千人が死ぬ。
「ぽいっ」の1弾で数万人が死ぬ。
それもおっ始めたお偉いさんが死ぬわけじゃない。兵士とラベリングされただけの“人”。異人とラベリングされただけの“人”。何者にもラベリングされなかった“人”…。ただの“人”たちが壊され苦しみ、生きる意味など探す間もなく無二の命を絶たれる。
お偉いさん方がしていることは何なのだろう…?

「自由と平和を愛し、なんて日本人が言うな」という意見があることは承知している。
日本だって今に至るまでに、国家とか何とか身の丈に合わない威厳を笠に着て世界殺人大会に何度も出場していた。被爆国なだけではない。“文化”すら破壊しようとした“日本”の過去は変えられない。
小学生の時、拉致被害者解放のニュースがあった。それを一緒に見ていた在日韓国人の知人が「お前ら日本人だって同じことしてただろうが!!胸糞悪い」と語気を荒げていた。普段、温厚でちょっと気の強いお姉ちゃんな感じの人だったこともあり、その言葉と憎しみが滲み出たあの表情は衝撃だった。
それ以来、教科書や語り部さんの話だけじゃなく世界各地の視点で歴史を考えるようになった。だから今の情勢にしても、“日本”は何も口出しできないとは思う。

でも、『平和』や『自由』っていうのは世界に共通であり、国や民族や宗教なんて縛りに関係ないもののはずだ。
だったら“個人”が言っていけば良いんだと思う。
「自由と平和を愛し、文化をすすめよう」って。

…文化の日らしいことできたかな?笑
(個人的には、11月は友だちの誕生日ラッシュ💦)

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