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心のコンパス探し

前回に鑑賞の練習をしたいなと言いつつ、
鑑賞って何をすればいいんだろう?

大まかな基準とかコンパスが欲しいので、VTSの関連で調べてみる。
そうしたら、鑑賞をする人に5段階の発達段階が見れるって出てきた。
(VTS:Visual Thinking Strategyの略。対話型鑑賞を通して行う教育カリキュラム)

なんかパッと見た感じ2種類あるから両方メモしとこ。
堅苦しくなっちゃってかなしい~


ハウゼンの発達5段階

(1)段階1「説明」

絵の内容やテーマについて、自分の感覚や経験などから好きなように連想させる。
好き・嫌いの嗜好と優・劣の判断が区別されない。

(2)段階2「構成」

写実的だったり、売れてたり、伝統的に正しいものの型を理解し始める。
技術に関心がいく。

(3)段階3「分類」

作家の流派やスタイル、時代などが知りたいなぜなぜ期。
マップを作るのに夢中で、1人の作家や1枚の絵に込められた意図や感情に意識がいかない。

(4)段階4「解釈」

自分なりの見方が入ってきて、段階3では隠れていた意図や感情に意識がいく。シンボルを解釈したりして、意味を受け取る。

(5)段階5「創造的な再構成」

今までの色んな段階の見方を組み合わせて、感じたり分析したり解釈したりする。バランスよく見て、意識的に自分のために再構成される。


パーソンズの発達5段階

(1)段階1「お気に入り」

見たものに直感的に喜びを感じる。 お気に入り指向。
自分が好きなもの、楽しいと感じるもの=良いもの という考え。

(2)段階2「美とリアリズム」

絵には何かしらの意味が込められている(主題がある)という考え。
美しいものが見たままリアルに描かれるのが正義。

(3)段階3「表出力」

内面に意識が向く。ほかの人の独創的な表現と、自分の個人的な経験を感情で結び付けて見たりできる(?)

(4)段階4「様式とフォルム」

形や描かれているものが表す特定の意味や約束があって、それを言葉のようにひもとく。
文化や歴史の背景に意識が向き、どんな評価をされてるのか・どんな位置づけの作品なのかが気になる。

(5)段階5「自律性」

歴史や文化、文脈も踏まえつつ、今ここにある作品の価値を自分で判断していく。

参考

ハウゼン①
ハウゼン②

パーソンズ①
パーソンズ②


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