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管理栄養士から学ぶ、食育と子どもの明るい未来

食べ物は人が生活するために必要不可欠なものです。しかし近年、食をめぐる環境は大きく変化しています。加工食品の普及、外食の増加、そして肥満や生活習慣病の深刻化など、食に関する新しい課題が生まれています。
こうした状況を改善するため、「食育」への期待が高まっています。食を通して健全な心身を育み、豊かな食文化を次世代に伝えていく。食育にはそんな重要な役割があるのです。

食育とは


食育は、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるもの。

農林水産省は、食育推進基本計画の作成及び推進に関する事務を担っており、食品安全委員会、消費者庁、こども家庭庁、文部科学省、厚生労働省等の関係各府省庁等との連携を図りながら、政府として一体的に食育を推進。

地域においては、様々な立場の関係者の緊密な連携・協働の下、国民運動として食育を推進。

農林水産省‐「食育」とは

「食」を取り巻く環境の変化と新たな課題

かつて日本人の食生活は、自然環境に根ざした伝統的な食文化に支えられてきました。
しかし、生活様式の変容に伴い、食をめぐる環境も大きく変わってしまいました。
外食産業の発達や食品加工技術の進歩は、手軽で美味しい食事を私たちにもたらしましたが、その一方で肥満や生活習慣病の増加、環境負荷の問題なども生じています。
また、食の安全性への不安や、郷土の伝統料理が失われつつあるなど、新たな課題も山積しているのが現状です。

食育に求められるものとは

食を通した課題があるなかで食育の果たす役割は、ますます重要になってきました。
食育とは、上述した通り、単に栄養のことを教えるだけでなく、食を通して健全な心身を育み、豊かな人間性や食文化を次世代に継承していく大切な活動です。
しかしながら、食育の現場ではさまざまな課題も存在しています。
担当者の労働時間や仕事量の多さ、予算や人手不足など、克服すべき点は少なくありません。
子どもたちの未来を豊かにするための食育には、専門家の力が必要不可欠なのです。
参考元:文部科学省‐食育って何?

食の専門家、管理栄養士の新たな役割

食の専門家として期待されているのが、管理栄養士の存在です。
管理栄養士は栄養学をはじめ、食品の安全性、調理法などの専門知識を有する、まさに食の専門家です。
管理栄養士は、子どもたちに必要な栄養をバランス良く摂取させるための献立作成や、食育に関するセミナーや講義の企画・実施を行います。
また、イベントを通じて食育の楽しさや大切さを伝える役割も担っています。
よって管理栄養士の知見を生かすことで、食育の質を飛躍的に高めることができます。
管理栄養士を活用した食育施策は、様々な方法があり、なかでも代表的な施策は3つあります。

1.献立の工夫

管理栄養士は、子どもたちが食事を通じてバランスの取れた栄養を摂取できるよう献立を工夫します。食材の栄養バランスや調理方法、盛り付け方などを考慮し、子どもたちが喜んで食べられるメニューを提供します。また、食物アレルギーのある子どもたちや宗教上の制約がある子どもたちにも配慮したメニューを提供することも大切です。

2.セミナーと講義での啓発

管理栄養士は、食育に関するセミナーや講義を通じて、子どもたちや保護者、教職員に食の重要性 や具体的な取り組み方法を伝えます。栄養に関する知識や食事の大切さを理解し、日常の食生活に活かせるような情報を提供することで、食育を一層広めることができます。

3.イベントの開催

管理栄養士は、食育の一環としてさまざまなイベントを企画・実施します。例えば、食材の収穫体験や調理実習、食育に関するクイズ大会など、子どもたちが楽しみながら食育に触れる機会を提供します。イベントを通じて子どもたちが食べ物に興味を持ち、健康的な食習慣を身につけるきっかけとなるでしょう。また、フードロスの観点から食材を育て、収穫し、調理、食すといった生産背景から体験することで、食べ物の大切さを学ぶ機会になると考えられます。

えいようJoinと食育

学校給食におけるフードロスの背景にある、給食の量や食べ物の好き嫌い問題などは、現場の管理栄養士や栄養士が見守りながら判断しなければならず、このような業務に手が回らないのが多くの現場の現状です。
そのため、これらの業務を遂行できる環境整備が求められています。
そこで、えいようJoinでは下記の通り、管理栄養士と学校や保育園・幼稚園、企業、自治体などと連携し、未就学児、学生、学校、企業問わず、さまざまな形で食育推進に取り組んでいます。

1.指定商品を使用したレシピ開発

ケロッグオートミールやコーンフレークを使用したレシピの開発。
保育園等の給食提供施設を想定し、栄養価のみならず作業工程にもこだわっている。

2.学生寮向け献立作成

成長期の学生が数多く生活している学生寮向け献立を作成。
平日2食、休日3食にて対応。

3.PB商品の栄養価チェックおよび監修

子ども向け栄養機能食品の監修、販促コメントを執筆。
薬機法チェックも対応可能。

参考元:えいようJoin公式ホームページ-実績

健全な食生活で社会に健康と活力を

食育の取り組みはいまスタートラインに立ったばかりですが、食の専門家である管理栄養士に、献立やレシピの開発を依頼することで、健康面だけでなく、目で、味で料理を楽しみ、食育対象者の関心を深められます。また、管理栄養士のような国家資格者を活かし、セミナーをすることで信頼性・信憑性のある質の高い情報発信が可能になります。
このように、管理栄養士マッチングサービス「えいようJoin」では食育の様々な形に向き合い、専門知識や実践的なアプローチを提供し、食育の啓発活動に貢献しています。
ぜひ、食育関連でお悩みの方、食育をもっと活性化させたい方は「えいようJoin」と連携し、より良い食育の推進に取り組んでいきましょう。

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