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小学校の音楽会で、娘の本音にふれられたお話

先日、小学校の音楽会を鑑賞しました。
みな熱心で、子どもたちの一生懸命さに心打たれました。相当な時間をかけて練習してきた分、子どもたちの気持ちが伝わってきます。みんな上手で、拍手が鳴り止みません。

低学年ならではのかわいらしさや、持ち味。
高学年になるほど演奏がうまくなり、正直圧倒されたこと。経験の差でしょうか。音の粒が揃ってきて、音色が響きせまってくる感覚にさらされるのです。

娘は小学校六年生。音楽会には楽しそうに参加していました。それが一番!低学年の頃はハラハラして見守っていましたが、さすがに最高学年になるとしっかりしてきます。娘の成長を六年分実感できたひとときでした。

さて、音楽会の日の夕方のことです。娘が一枚のプリントをもってきました。
娘「ママ、ここ書いといて〜」

差し出されたプリントには「音楽会の目標」と「個人のめあて」が記されていました。プリントの後半に、保護者がメッセージを書く欄があったのです。

プリントには、全力を出すこと、力を合わせること、みんなで協力すること、担当の楽器をしっかり弾くこと、などが記されていました。娘なりに反省も記され、ほほえましいです。

「何度失敗してもいいと、学ぶことができました」の言葉に、人知れず感動しました。失敗も糧になる、そんな学びに気づいていたなんて。体験にまさるものはないのねえ。何度失敗したっていいんだよと、反すうして伝えました。

するとプリントのさいごに書かれた言葉に、目が釘付けになりました。

娘「親を感動させたい」

えっ?私のこと?正直びっくりしました。その言葉のストレートさに。

思春期さきがけ、以前ほど娘と話さなくなっていただけに、正直驚きました。ちゃんと、言葉にして書いていたことに。

と同時に、年長のころ「ママ好き」ってお手紙を山のようにくれた時期を懐かしく思いだしたのです。毎日のお手紙はなくなったけど、本質的に子どもとの関係は変わっていません。

私の方こそきちんと本音を伝えていこうと、ハッと気づいた瞬間でした。

子どもを信頼していたこと、嬉しかったことをメッセージに書きました。たくさん感動したよ。どの曲も立派だったよ。ありがとう!としっかり伝えたのです。

これからも子どもの成長を見守っていきたいと思います。健やかに成長しますように。親としても成長できるよう、自戒をこめて。

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